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学部生の皆さんへ

磁性物理学研究室に興味のある学部生の皆さんへ

newH26年度配属説明会資料(PDF:0.3MB)

newH26年度磁性物理学研究室紹介(PDF:1.6MB)

研究について

我々の研究室の研究を簡単に言うと

「物質合成」と「極端条件下での物性研究」

ということになります。

現代の高度情報化社会は「物質」によって支えられているといっても過言では ありません。もし、20世紀の前半にSi, Geなどの半導体材料、Fe, Coを含む 磁性材料が発見され、それらの膨大な研究成果がなければ、いまの コンピューター、携帯電話、フロッピーディスクなどはこの世に存在しな かったわけです。このように自然界には存在しない「物質」を新たに合成し、 その性質(物性)を探ることは、人類の文明の発展にとって欠く事の出来ないことです。

そういう観点から、我々の研究室ではこれまで誰も作り得なかった、作製が非常 に困難であった「物質(試料)」を創製することに最も力を入れています。研究室 にはそのための世界に数台しかない試料育成装置が何種類もあり、卒論研究の時期 からそれらの装置に触れて、実際に試料育成をすることが出来ます。

また、我々の興味の対象としている試料は「磁気的に興味深い物性」を示すもの です。それらは具体的にはCe,Ybなどの希土類元素を含む金属間化合物やホウ化物、 また、Tiなどの3d遷移金属元素を含む酸化物などです。その磁気的に興味深い 物性とはたとえば非常に珍しい磁気構造(スピンの配列の仕方)や通常では考え られない磁気秩序(磁性を担うスピンを持っていないような元素の組み合わせで 生じる強磁性など)です。それらがなぜ磁気的に興味深いかということを一言で 言えば、それらが「電子相関の強い系」だからです。その詳細は4年生になって 研究室のゼミなどで勉強する事になります。

このような物性を調べるために、我々の研究室ではいくつかの物性測定装置を 備えています。また、そのような興味深い物性はその試料を極端な状況下(絶対 零度に近い極低温、大気圧の100万倍くらいの超高圧、地磁気の100万倍くらい の強磁場)に置くことによって初めて見られる場合もあります。そのような状況 下に試料を置いて物性を調べるための装置も一部研究室にあります。もし、それ でも不充分な場合は日本国内ばかりでなく全世界の大学・研究所と共同研究する ことも可能です。(実際、行っています。)

そこで、我々の研究室で研究を行う上で求められるものの主なものは下記の通りです。

忍耐強さ

研究ではそう簡単に自分の予想した通りの試料ができるとは限りませんし、時には、 油にまみれ粉にまみれての作業になることも有ります。また、測定にしても、 すぐにうまく測定できないような実験もあります。研究とはもともと試行錯誤の連続なのです。 多少の失敗があってもめげない精神力と体力が必要です。

物理が好きなこと

いうまでもないことですが、実験を進めたり、実験結果を解釈したりする時には常に 物理的な思考が求められます。やはり、好きではないとやってられないかもしれません。 ただし、今物理が好きでなくても、好きになりたいと思っている人なら、O.K.です。

このような素養がなければだめというわけではありません。 上記のようなことを身につけたいと思っている人なら大歓迎です。

研究室での生活について

研究室では研究を効率よく進めたり、学生の教育のため、下記のような公の行事があります。

連絡会(毎週月曜日朝9時から)

一週間かけて行った研究の成果を報告して皆と議論し、今後の研究の進め方などの参考にする会です。 研究以外のお知らせなどもこの時に皆に伝えます。また、学会前や卒論・修論前は臨時に行うこともあります。

雑誌会(毎週)

自分の研究に関係の深い論文を読み、それを皆に紹介して研究の参考にする会です。 4年生でも年間に少なくとも1回は担当します。

ゼミ(毎週)

学生の勉強のため、一つのテキストを決めてゼミを行っています。 これには4年生向けのゼミと院生向けのゼミの2種類があります。 ちなみに平成18年度の4年生ゼミのテキストはキッテルの固体物理学入門(上、下)でした。

研究室行事

研究室に配属され、卒論のテーマが決まったら、担当の教官や先輩の院生と一緒に 研究することになります。一年間の研究室の主な行事を下記に示します。

4月 新メンバー顔合わせ、新歓花見
5月 4年生の卒論テーマ決定、ピクニック、強相関電子系国際会議(SCES)、ソフトボール大会
7〜8月 国際会議、海水浴
8月下旬〜9月 院試、院試打ち上げ
9月下旬〜10月 物理学会
10月 秋のピクニック
11月 秋のソフトボール大会
12月 研究室大掃除、M1中間発表会、忘年会
1月 卒論・修論題目締め切り
2月 卒論・修論締め切り、発表会、打ち上げ
3月 スキー(スノボ)、卒業式、物理学会