ご挨拶

「英語の歴史」と「英語の表現と文体」が私の研究テーマです。これまで、主に英語の文献を読み解くことを通して英語の歴史を探究してきました。発音・スペリング・語彙・文法などの現代英語に対する理解を深めるには、英語の歴史を知ることが望まれます。英語の起源をさかのぼると、アングロ・サクソン時代を忘れることはできませんが、今日の英語のふるさとは、主として14世紀のイギリスにあると言えそうです。原点に立ち戻り、英語を通時的に眺めると、英語という「ことば」に対する気づきが生まれて、新たな発見をすることにつながるでしょう。また、英米文学作品の英語を精読し、英語の表現と文体について考えることで、英語という「ことば」の深みに達することを目指しています。

お知らせ

2021年11月11日 チョーサー研究会/狩野晃一編 『中世英文学の日々に―池上忠弘先生追悼論文集―』(英宝社、2021年10月29日)が発行されました。寄稿論文に拙論の Akiyuki Jimura, "A New Approach to the Manuscripts and Editions of The Canterbury Tales: With Special Reference to Thynne's Edition"が含まれています。これは、トロント大学 (Victoria College, University of Toronto) で開催された New Chaucer Society 第21回大会にて口頭発表した論文を基に書き直したものです。New
2021年5月5日  日本中世英語英文学会西支部第37回例会(2021年6月5日)において、地村彰之と笹本長敬による特別講演 「ジェフリー・チョーサー作『善女列伝・短詩集』の翻訳にあたって」が行われます。今回の例会はオンラインで開催されます。New 
 2021年3月31日  岡山理科大学を定年退職しました。
 2021年1月15日  「The House of Fameと「商人の話」における五感の表現―真実と噓をめぐって―」(pp.1-11) が『岡山理科大学紀要』第56号(2020)Bに掲載されました。https://ous.repo.nii.ac.jp/ 
 2020年9月10日  地村彰之と笹本長敬による翻訳、ジェフリー・チョーサー作『善女列伝・短詩集』が溪水社より出版されました。   
2020年1月24日 地村彰之と笹本長敬の共訳「ジェフリー・チョーサー作『短詩集』」(pp.1-20) が『岡山理科大学紀要』第55号(2019)Bに掲載されました。https://ous.repo.nii.ac.jp/ 
2019年10月7日 日本中世英語英文学会第35回全国大会(2019年11月30日・12月1日、東京未来大学)において、第1日目に企画シンポジウム (Editing and the Interpretation of Texts: Past, Present and Future Practices) が行われます。私たちの研究グループから大野英志(広島大学)が "Transcribing and Printing as Editorial Interpretations: A Comparative Case Study on The Canterbury Tales"を発表します。 同グループの中尾佳行(福山大学)と地村彰之(岡山理科大学)も討論登壇者として参加します。
2019年7月22日  岡山理科大学教育学部中等教育学科に新コース国際日本語教育コース開設されます。2020年4月にスタートします。中等教育学科は、3コース [英語教育コース (募集人員20名)国際日本語教育コース (募集人員20名)、国語教育コース (募集人員20名)] になります。 
2019年7月22日  2019年8月7日(水)から9日(木)まで第60回夏季広島英語研究会が広島大学霞キャンパス広仁会館で開催されます。8日午前10時から12時まで故桝井迪夫先生の研究業績と教育について Round Talk が行われます。講師陣は次の通りです。Masahiko Agari, Akira Wada, Tokuji Shimogasa, Ken Nakagawa, Yoshiyuki Nakao and Akiyuki Jimura: “Professor Michio Masui, CBE: His Research and Education in Hiroshima University” 
2019年5月8日   2019年6月1日(土)に岡山理科大学岡山キャンパス創立50周年記念館にて日本中世英語英文学会第35回西支部例会が開かれます。多数の方とお会いできますことを楽しみにしています。お待ちしています。プログラムなどは学会のホームページをご覧ください。
地村彰之と笹本長敬の共訳「ジェフリー・チョーサー作『善女列伝』(3)-性愛に殉じた聖女伝集-」(pp.1-20) が『岡山理科大学紀要』第54号(2018)Bに掲載されました。 
14日 大野英志・水野和穂・今林修 (編) The Pleasure of English Language and Literature: A Festschrift for Akiyuki Jimura が渓水社より発行されました。寄稿してくださった皆様方に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 
 2018年7月31日  Studies in Medieval English Language and Literature, Vol. 33 (2018) に“Chaucer’s House Revisited”(pp.1-27)が掲載されました。
トロント大学 (Victoria College, University of Toronto) で New Chaucer Society 第21回大会が開催されました。Daniel Wakelin が Organizer・Moderator であった Session: Transcription Then において口頭発表をしました。発表題目は、“A New Approach to the Manuscripts and Editions of The Canterbury Tales: With Special Reference to Thynne’s Edition” でした。
『英語英文學研究』62巻 (2018) にOhno, Hideshi; Jimura, Akiyuki; Nakao, Yoshiyuki; Kawano, Noriyuki; Satoh, Kenichi による共著論文 “Textual Variations and Readings among the Manuscripts and Editions of The Canterbury Tales: With Special Reference to The Knight’s Tale” (pp.1-13) が掲載されました。
地村彰之と笹本長敬の共訳「ジェフリー・チョーサー作『善女列伝』(2)-性愛に殉じた聖女伝集-」(pp.1-20) が『岡山理科大学紀要』第53号(2017)Bに掲載されました。
日本中世英語英文学会第33回全国大会(2017年12月2日・3日、立教大学)において、会長講演「チョーサーの館再考」を行いました。
地村彰之と笹本長敬の共訳「ジェフリー・チョーサー作『善女列伝』(1)-性愛に殉じた聖女伝集-」(pp.1-20) が『岡山理科大学紀要』第52号(2016)Bに掲載されました。
日本中世英語英文学会第32回全国大会(2016年12月10日・11日、関西大学)において、企画シンポジウム「チョーサーと多文化共生」(講師:海老久人、西村秀夫、中尾佳行、工藤義信)の司会と総論を担当しました。
中尾佳行と地村彰之の共著論文「『カンタベリー物語』の写本と刊本における言語と文体」(pp. 19-49) がひつじ書房刊行の『コーパスと英語文体』(英語コーパス研究シリーズ第5巻)に掲載されました。
ロンドン大学 (Queen Mary University of London) で New Chaucer Society 第20回大会が開催されました。地村彰之と中尾佳行がシンポジウム (Roundtable: Digital Approaches to Middle English Editing) の Organizer となり、中尾が司会、大野英志が口頭発表をしました。発表題目は、“The Manuscripts and Editions of The Canterbury Tales: Textual Variations and Readings” でした。パネリストはShay Hopkins, Murray McGillivray, Hideshi Ohno, Timothy Stinsonでした。
近代英語協会第33回大会(安田女子大学)において、講演「イディオムの語義と変遷」を行いました。
第88回日本英文学会(2016年5月28日・29日、京都大学)において、シンポジウム「Chaucerとヨーロッパ大陸の影響」(講師:西村政人、大野英志、浅香佳子、笹本長敬)の企画と司会・総論を担当しました。
2016年4月1日  岡山理科大学教育学部に着任しました。

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