Last modified 2011/03/19
認知文法研究会とは
認知文法研究会とは、認知言語学の中でも、特に、ラネカーの認知文法を中心に意見を交換する研究会です。
認知言語学は、言語能力と他の認知能力は不可分であるとの立場を取り、自律的統語論を中心としたこれまでの言語研究の限界を乗り越えることを目指してきました。そのようなスタンスに立つ認知言語学の中でも、とりわけRonald W.
Langacker博士の提唱する認知文法は、哲学的基盤の提供や記述手段の整備において群を抜いており、認知言語学的な研究を進めるにあたって、決して無視できない存在となっています。
このような認識のもと、認知文法の研究者間で交流する機会を持ち、意見を交換する研究会を設立することとなりました。
第一回研究会は、2012年3月17日に同志社大学で開催されました。今後どのような研究会になるのかは今のところ不透明ですが、一回で終わりということのないように努力したいと思います。
当面、町田章(広島大学)が取りまとめ役を務めさせてもらう予定でおりますが、円滑な運営ができるようにいろいろと検討していく予定です。現在のところ、参加費は無料、(要)事前参加申し込み、年一回開催、というイメージで運営しておりますが、いろいろな方々と意見交換をしながら、適当な形態を探っていきたいと思っております。
文責:町田章