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主要著書の紹介

 ここでは,長澤和也先生が執筆した著書の代表的なものを紹介しましょう。
 
 
木村清志(編)(2010): 新魚類解剖図鑑.緑書房,216 pp.

 2010年5月刊行。

 本書は,多くの海水魚と淡水魚の骨格系や内臓の諸形態を,豊富なカラー写真と線画で紹介しています。

 長澤和也先生は,ニシン,マダラ,サンマ,シマガツオの4種の解説を担当しています。

 先生は,かつて北海道で水産資源研究をしていたことがあり,その際に得た標本や知見を用いて執筆したものです。

 

 
 
Rohde, K. (ed.)(2005): Marine Parasitology. CSIRO Publishing, Oxford, Australia, 565 pp.

 
2005年9月刊行。

 海洋生物の寄生虫に関する最新知見を集めた大著。この分野で世界を代表する科学者75名によって執筆されています。

 
長澤和也先生は,アニサキス科線虫類による人体寄生虫病であるアニサキス症(Anisakiasis)を記述しました。

 わが国からは,東京大学の小川和夫先生と大阪大学の古屋秀隆先生も執筆に参加しています。


 長澤和也(編著)(2005): カイアシ類学入門−水中の小さな巨人たちの世界.東海大学出版会,326 pp.

 2005年9月刊行。

 本書では,研究者がみずからの体験を踏まえて,水界における主要な構成員であるカイアシ類の諸側面を平易に解説しています。

 この分野におけるわが国最初の入門書です。

 プランクトン,ベントス,寄生生物としてのカイアシ類の姿を知ることができます。

 編集者の
長澤和也先生に加えて,広島大学からは大学院生物圏科学研究科に所属する上 真一先生(海洋生態系評価論研究室)と大塚 攻先生(瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター)が執筆しています。


 Nagasawa, K.(ed.)(2005): Recent Advances in Diagnosis and Prevention of Fish and Shrimp Diseases in Southeast Asia. Southeast Asian Fisheries Development Center, Philippines, 484 pp.

 2005年3月刊行。

 本書は,国際機関である東南アジア漁業開発センターが中心となって,東南アジアの各地で行われた魚病国際プロジェクトの研究成果をまとめたものです。

 
編集者の長澤和也先生は,東南アジアにおける魚病の診断技術と防疫体制の確立のために,魚病国際プロジェクトのリーダーを務めました。

 東南アジアにおける近年の魚病の動向を知るための不可欠の書物となっています。
 


 Nagasawa, K. and E. R. Cruz-Lacierda (eds.)(2004): Diseases of Cultured Groupers. Southeast Asian Fisheries Development Center, Philippines, 81 pp.

 2004年12月刊行。

 東南アジアで海産養殖魚として重要なハタ類の疾病をまとめたものです。

 長澤和也先生は,編集者として本書をまとめました。ウイルス病,細菌病,真菌病,寄生虫病,栄養性疾病などの最新情報が整理されています。

 現在,東南アジアの研究者や養殖漁家に広く用いられています。

 
 長澤和也
(編著)(2004): フィールドの寄生虫学−水族寄生虫学の最前線.東海大学出版会,354 pp.

 2004年1月刊行。

 一般には,寄生虫学者は研究室にこもっていると思われがちです。しかし,水族寄生虫を研究する者の多くは野外(フィールド)に出て,宿主と寄生虫の種間関係の解明に取り組んでいます。

 本書では,そのような研究者が@ベントスの寄生虫,Aプランクトンの寄生虫,B海藻の寄生虫,C魚類の寄生虫,D両生類・哺乳類の寄生虫,E水族寄生虫のファウナ・進化の各パートにおいて,それぞれの研究成果を述べています。

 本書の編集者は
長澤和也先生で,広島大学大学院生物圏科学研究科の大塚 攻先生(瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター)も執筆者として参加しています。

 
 長澤和也
(2003): さかなの寄生虫を調べる.成山堂書店,176 pp.
【日本水産学会 監修,ベルソーブックス 016】

 2003年6月刊行。

 前著(下記)に引き続いて,
長澤和也先生によって執筆された水族寄生虫学に関する啓蒙書です。

 本書は,長澤先生の研究小史とも言えるものです。

 先生がこれまでに研究してきた魚介類の寄生虫について,個人的な経験やエピソードを交えながら,多くの生態学的知見を紹介しています。

 水生生物に興味を持っている高校生や大学生などに,是非,読んでもらいたい1冊です。

 

 
 長澤和也
(2001): 魚介類に寄生する生物.成山堂書店,186 pp.
【日本水産学会 監修,ベルソーブックス 009】
 
 2001年10月刊行(初版),2002年4月刊行(改定版)。

 本書は,
長澤和也先生による水族寄生虫学に関する最初の本です。

 長澤先生は1989年に,従来の魚類寄生虫学から脱して,水界生物の寄生虫の生態や進化などを扱う「水族寄生虫学」という学問領域を提唱しました。

 本書は,この水族寄生虫学の視点に立って,水生無脊椎動物や魚類,鯨類などの寄生虫の様々な側面を記述しています。

 病害虫のイメージとはまったく異なる,生物学的に興味深い寄生虫の知識を得ることができます。