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  広島大学生物生産学部・大学院生物圏科学研究科(左:正面玄関と研究棟,右:同建物を空から望む)
研究室の動き

 ここでは,水産増殖学研究室における行事や出来事をお知らせします (下表に続いて,最新情報を随時掲載します)。


 研究室の1年間は,おおよそ以下の表のようにまとめられます。

水産増殖学研究室 広島大学(平成29年度)
学会講演(上旬)
花見(上旬)
研究室セミナー開始(上旬)
春季休業(4/1〜4/6)
入学式(4/3)
前期授業開始(4/10)
研究室セミナー
研究室セミナー
研究室セミナー
修士論文研究の中間発表[大学院生物圏科学研究科]
学期末試験(7/31〜8/4)
前期授業終了(8/8)
夏季休業(8/9〜 )
卒業論文と修士・博士論文研究の中間発表@[水産増殖学研究室] 夏季休業( 〜10/1)
10 卒業論文と修士・博士論文研究の中間発表A[水産増殖学研究室]
3年生の研究室配属(卒業研究開始)
研究室セミナー
後期授業開始(10/2)
11 研究室セミナー
大学祭(11/3〜11/4)
創立記念日(11/5)
12 研究室セミナー
博士論文の予備検討会
修士論文・卒業論文の原稿提出(1回目)
冬季休業(12/24〜1/7)
研究室セミナー終了(下旬)
博士論文の公聴会・審査
修士論文・卒業論文の原稿提出(2回目)
授業開始(1/8)
後期末試験(2/5〜2/14)
修士論文発表会(中旬)
卒業論文発表会(下旬)
修士論文・卒業論文の完成
後期授業終了(2/14)
学年末休業(2/15〜 )
学位記授与式(学士,修士,博士) 学年末休業( 〜3/31)
学位記授与式(3/23)



 最近の行事・出来事から


2017年9月11日博士研究員の新田理人君(PD),大学院生の青戸祐介君(M2)、長澤和也先生が、瀬戸内海産魚類の寄生虫相調査のため、広島県沿岸で海水魚の採集を行いました



2017年8月19日8月上旬に実施した中国山地における調査で興味深い寄生虫が採集されましたので、長澤和也先生がその生活史に関する調査をしました



2017年8月6〜11日博士研究員の新田理人君(PD)が、チェコ共和国のブルノ市で開催された単生類に関する第8回国際シンポジウムに出席し、ポスター発表で表彰されました



2017年8月8日広島大学水族生態学研究室の河合幸一郎先生の案内で,長澤和也先生が今年3月に引き続き,中国山地において魚類を採集し、寄生虫検査に供しました幾つかの新知見を得ました。



2017年8月3日東京から、寄生性カイアシ類の解剖方法と顕微鏡観察の方法を学びに来た大学生がいました。木製スライド法をマスターして、材料に用いたイカリムシの体各部を解剖し、かつ、それらを正確にスケッチして、私たちを大いに喜ばせました。 将来がとても楽しみです。夏休み中に限らず、寄生虫のことを学びたい中学生、高校生、大学生の訪問をいつでも歓迎します



2017年7月23日長澤和也先生兵庫県の河川で行われた魚類調査に参加しました。この調査は、生物部に属する中高生が中心となって長年継続されているものです。顧問の先生方や多くの生徒諸君に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2017年7月6〜8日長澤和也先生鹿児島県で魚類寄生虫調査を行いました。採集した魚類を解剖する際には、鹿児島大学の教員と院生に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2017年7月3〜4日博士研究員の新田理人君(PD)と長澤和也先生が、京都府にある京都大学芦生研究林内の由良川水系において寄生虫研究用の魚類や無脊椎動物の採集を行いました。この調査では、神戸大学の教員と院生、京都大学の教職員に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2017年6月19〜22日長澤和也先生長野県でサケ科魚類の寄生虫調査を行いました。野外調査では、長野県水産試験の明科本場、佐久支場、木曽試験地に勤務される研究員から多くの支援が得られ、貴重な標本を多数得ることができました。深く感謝いたします。



2017年6月8〜10日博士研究員の新田理人君(PD)と長澤和也先生が、関西地方(滋賀県、大阪府、和歌山県、兵庫県)で淡水魚類の寄生虫調査を行いました。移動と採集に追われた、大変忙しい調査でした。



2017年6月4日博士研究員の新田理人君(PD)が、日本動物分類学会の第14回奨励賞を受賞しました。横浜市で開催された年次大会で、下記の受賞記念講演を行いました。本当におめでとうございます。

新田理人:日本産単生類(扁形動物門)の分類と多様性.



2017年6月2〜4日長澤和也先生新潟県神奈川県において、サケ科魚類や淡水魚類の寄生虫調査を行いました。新潟県では、新潟県内水面試験場魚沼支場の皆様に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2017年5月21〜27日長澤和也先生が沖縄県の西表島石垣島において、外来魚を含む亜熱帯性魚類の寄生虫調査を行いました。西表島では、琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設の皆様に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2017年4月20〜21日長澤和也先生愛媛県高知県において、淡水魚類の寄生虫調査を行いました。



2017年4月17〜19日博士研究員の新田理人君(PD)が熊本県で寄生虫研究用の淡水魚を採集しました



2017年4月17〜18日長澤和也先生栃木県奥日光にある中央水産研究所内水面研究センターを訪問し、サケ科魚類に寄生する鉤頭虫の採集に関する打合を行いました。旧知の研究員とも歓談でき、充実した時間を持つことができました。



2017年4月9日広島大学、桜が満開です。今年は春の訪れが少し遅れました。



2017年4月7日博士研究員の新田理人君(PD)と長澤和也先生が、広島県でサケ科魚類の寄生虫調査を行いました。



2017年3月23日学位記授与式が開催され,新田理人君(D2)が博士(農学),清水隆之君(M2)が修士(農学)の学位を授与されました。労を惜しまず努力した結果です。本当におめでとうございます



2017年3月14日水族生態学研究室の河合幸一郎先生の案内で、長澤和也先生が寄生虫研究用の魚類採集を島根県で行いました。



2017年3月9〜10日長澤和也先生国立科学博物館筑波研究施設(茨城県)と北里大学海洋生命科学部(神奈川県)を訪問しました



2017年3月3〜4日長澤和也先生が早春の高知県香川県で魚類を採集し、寄生虫相を調べました



2017年2月22日大学院生の清水隆之君(M2)と長澤和也先生が、広島県において淡水魚の寄生虫調査を行いました



2017年2月14日修士論文発表審査会が開催され、大学院生の清水隆之君(M2)が研究成果を発表しました。発表題目は、以下の通り。修士論文は英文で書かれ、近日中に投稿予定です。

清水隆之:日本産ヨシノボリ属ハゼ類に寄生する鉤頭虫類の分類学的研究.



2017年2月7〜8日大学院生の新田理人君(D2)と長澤和也先生が、滋賀県京都府において淡水魚の寄生虫調査を行いました



2017年1月24〜27日大学院生の新田理人君(D2)と長澤和也先生が、沖縄島において淡水魚の寄生虫調査を行いました



2017年1月16日,広島大学は、白銀の世界14日からの降雪でしたが、入学センター試験に大きな影響が出なくて、本当に良かったです。



2017年1月13日,大学院生の新田理人君(D2)の博士論文発表会を開催しました。発表題目は「日本産コイ科魚類および外来魚に寄生する単生類の分類学的研究」です。多くの発見と新知見を含んだ、素晴らしい発表でした。



2016年12月14日,大学院生の新田理人君(D2)と長澤和也先生、広島県内の河川下流域でカニ類を採集し、その寄生虫相を調べました



2016年12月10〜12日長澤和也先生奄美大島で魚類を採集し、寄生虫相を調べました



2016年11月10日,広島大学、紅葉ピーク



2016年11月9日,大学院生の青戸祐介君(M2)、先月に続いて、淡水魚の寄生虫相を明らかにするため、広島県内で調査を行いました。



2016年11月3〜7日長澤和也先生9月下旬に続いて、青森県津軽地方で魚類寄生虫調査を行いました。今回は、線虫類の中間宿主を探すのが大きな目的でした。弘前大学の教員と学生には大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2016年10月26日,大学院生の青戸祐介君(M2)淡水魚の寄生虫相を明らかにするため、広島県島根県内で調査を行いました。



2016年10月21日,大学院生の新田理人君(D2)、広島大学で開催された日本水産学会中国・四国支部大会において、ハス属魚類の寄生虫相と単生類の分類に関する発表を行いました。



2016年10月18日本研究科の河合幸一郎先生(水族生態学)の案内で、長澤和也先生が岡山県児島湖周辺で淡水魚を採集し、寄生虫相を調べました



2016年10月17日新田理人君(D2)と長澤和也先生愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所を訪問し、モデル生物として研究に用いられているメダカの寄生虫を調べました。研究所の教員に加えて、飼育を担当されている臨時職員の方々に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



2016年10月9日,大学院生の青戸祐介君(M2)と清水隆之君(M2)が淡水魚の寄生虫相を明らかにするため、島根県内で調査を行いました。



2016年10月7日,大学院生の清水隆之君(M2)がヨシノボリ属ハゼ類の寄生虫相を明らかにするため、広島県内で調査を行いました。



2016年9月25〜29日長澤和也先生青森県津軽地方で淡水魚の寄生虫調査を行った後、北海道に移動して函館近郊で鉤頭虫の中間宿主に関する調査を実施しました。弘前大学と北海道大学の教員に大変お世話になりました。深く感謝いたします。



016年9月14〜17日長澤和也先生が,京都大学生態学研究センターや東京海洋大学との共同で,琵琶湖底に生息するヨコエビ類を採集し,寄生虫の中間宿主の可能性を検討しました。多くの教職員の支援によって、調査が無事に終わりました。深く感謝いたします。



016年7月26〜28日大学院生の青戸祐介君(M2)と長澤和也先生が,滋賀県内の河川で淡水魚を採集し、単生類の寄生状況を調べました



016年7月18〜22日長澤和也先生北海道南部で魚類寄生虫調査を行いました。また、かつて採集した寄生性カイアシ類の標本に関する情報を、北海道大学水産科学研究院の教員・学生の協力を得て、収集しました。深く感謝いたします。



016年7月15日博士課程前期2年生の修士論文中間発表会が開催され、研究室からは3名(青戸祐介君伊藤光平君清水隆之君)が発表しました



016年7月10〜13日長澤和也先生山梨県内で調査を行い、マス類から鉤頭虫を採集しました



016年7月5日,大学院生の清水隆之君(M2)が、ヨシノボリ属ハゼ類の寄生虫相を明らかにするため、愛媛県内で調査を行いました。



016年6月22〜24日大学院生の新田理人君(D2)と長澤和也先生が,長崎県対で淡水魚を採集し、その寄生虫相を調べました。緑濃い島で、外来魚の生息が見られなかったのが印象的でした。



016年6月17〜20日長澤和也先生が,研究室の卒業生の協力を得て、群馬県内の渓流でヤマメに寄生するヤマメナガクビムシを採集しました。この寄生虫は、河川最上流域のヤマメに寄生し、分布が極めて局所的であることが分かりました。採集した魚類は東京海洋大学まで運び、寄生虫検査を行いました。研究施設を提供してくださった教員と学生に深く感謝します。



016年6月14日,大学院生の清水隆之君(M2)が、先々週に引き続き、ヨシノボリ属ハゼ類の寄生虫相を明らかにするため、広島県内で調査を行いました 。前回は流水性のヨシノボリ類を採集しましたが、今回は止水性のヨシノボリ類に焦点を当てました。



016年6月8〜12日大学院生の新田理人君(D2)と長澤和也先生が,北海道大学で開催された日本動物分類学会に参加し、外来魚ハクレンとともに日本に持ちこれまれた外来寄生虫に関する研究成果を発表しました。

新田理人・長澤和也:栃木県渡良瀬遊水地で採集されたハクレンに見出された日本未報告の外来寄生虫4種.

また、この機会に札幌市近郊の
魚類寄生虫調査も行いました。魚類を解剖するための施設を提供してくださった北海道大学の教員と学生に深く感謝します。



016年6月4日,大学院生の清水隆之君(M2)が、ヨシノボリ属ハゼ類の寄生虫相を解明するため、広島県内で採集を行いました。



016年5月24〜27日,水産コースの3年生を対象として海洋生物学実験IIに開講され、「外来淡水魚と寄生虫」に関する様々な講義と実験を行いました。学生達は、自らブルーギルを採集し、外来生物法に則り、それらを薬品で殺してから、実験に用いることも学びました



016年5月18〜22日,大学院生の新田理人君(D2)が,フィリピンで開催された生物系統分類学に関する学会で単生類に関する研究成果を発表しました

Nitta, M. and K. Nagasawa: Four alien monogeneans parasitic on the invasive amored catfish, Pterygoplichthys disjunctivus (Siluriformes: Loricariidae), from a subtropical island, Japan.



016年5月16〜21日,長澤和也先生が,西表島石垣島において魚類寄生虫調査を行いました。西表島では、琉球大学熱帯生態圏研究センター西表研究施設の職員にお世話になりました



016年4月22日,長澤和也先生が,名古屋大学の生物機能開発利用研究センターにおいて,実験動物として飼育されているゼブラフィッシュの寄生虫調査を行いました



016年4月14日,長澤和也先生が,大分県農林水産研究指導センター水産研究部で飼育されている海産魚から寄生性カイアシ類を採集しました。職員の方々に大変お世話になりました。深く感謝します。



016年3月29日,大学院生の新田理人君(D1)と長澤和也先生が,愛知県で外来魚を採集して,その寄生虫相を調べました



016年3月23日,広島大学で卒業式修了式が挙行されました。研究室からは,工藤史貴君(M2)が生物圏科学研究科の博士課程前期を修了,渡邊彩香さん(U4)が生物生産学部を卒業しました。おめでとうございます。一層の飛躍を期待しています。



016年3月19日,長澤和也先生が,佐賀県鹿島市で開催されたシンポジウム「ウナギを育む日本の干潟」において,鹿児島大学の教員・院生とともに,干潟に生息するニホンウナギの食性と寄生虫に関する最新の研究成果を発表しました。「まえうみ市民の会」の皆様には大変お世話になり,深く感謝します。



016年3月15日,大学院生の新田理人君(D1)と長澤和也先生が,外来魚の寄生虫相を明らかにするため,大分県で魚類採集を行いました。春を感じさせる暖かい日でしたが,早朝は冷え込み,周囲の山々は冠雪していました。



016年3月8〜11日,インドネシアのガジャマダ大学に勤務するムルワントコMuruwantoko教授が来室し,テナガエビの鰓腔に共生するテムノケファラ類Temnocephalaの分類に関する共同研究を行いました。



016年2月26日,タイのカセサート大学から来日し,広島大学で半年間,教鞭を取っていただいたマスボンMasubon先生が帰国の挨拶に来ました。ご苦労様でした。



016年2月25〜26日,大学院生の新田理人君(D1)が,熊本県で淡水魚の採集を行いました。近年,私たち水族寄生虫研究グループは鹿児島県や佐賀県,大分県でも調査を行い,九州産淡水魚の寄生虫相を解明しつつあります。



016年2月24日,水族寄生虫の研究に情熱を燃やしている女子高校生の訪問を受けました。中学に入学したときから興味を持っているとの事で,将来,有望な水族寄生虫学者になるのではないかとの期待が膨らみました。長澤和也先生や研究室の院生・学生とも親しく歓談しました。若き寄生虫学者から多くのエネルギーを得た1日となりました。



016年2月19日,卒業論文発表会が開催され,渡邊彩香さん(U4)が発表を行いました。内容は,マルアジに寄生する等脚類の1種の形態変異に関するもので,過去の知見を修正する必要があることが分かりました。

・渡邊彩香: 瀬戸内海産マルアジに寄生するナミオウオノエの形態学的研究



016年2月16日,修士論文発表会が開催され,工藤史貴君(M2)が発表を行いました。内容は,日本近海産頭足類に寄生するカイアシ類の分類に関するもので,多くの新知見が含まれていました。研究標本の多くは,瀬戸内海各地で,工藤君自らが採集しました。研究成果の一部は,すでに学術雑誌に英文で投稿され,現在,審査中です。

・工藤史貴: 頭足類に寄生するカイアシ類の分類



016年1月12〜15日,東北大学生命科学研究科の進化生態学講座(群集生態分野)に所属する大学院生,平 拓也君(M1)[写真右端]が研究室に滞在し,寄生性カイアシ類の同定法を学びました。工藤史貴君(M2)とブラジル人院生のパスコアル君が指導しました。



015年12月18日,長澤和也先生が,鉤頭虫類の生態研究のため,高知県内の河川で調査を行いました。近年,特に力を入れている鉤頭虫類の中間宿主探しも併せて行い,かなりの成果を得ました。


015年11月9日,海産魚の寄生虫調査のため,水族寄生虫グループと水生無脊椎動物研究グループのメンバーが,広島湾で魚類を採集しました


2015年10月14〜15日,新田理人君(D1)が,佐賀県内で淡水魚を採集し,広島大学に持ち帰って寄生虫相を調べました


015年10月13日,清水隆之君(M1)が,広島県呉市内の小河川でヨシノボリ属ハゼ類を採集しました。また,鉤頭虫類の生活史を解明するため,等脚類のミズムシの採集も行いました。河川が大変小さく,採集も容易であり,寄生虫の生態研究には最適と思われました。


015年8月20日,長澤和也先生が,高知大学の研究者とともに,ドンコの寄生虫相解明のため,高知県内の河川でドンコの採集を行いました


015年8月6〜11日,長澤和也先生が,インドネシアのジョグジャカルタ市にあるガジャマダ大学農学部で開催された,第1回海洋・水産科学国際シンポジウムに出席し,わが国における栽培漁業に関する基調講演を行いました。また,魚類寄生虫に関するワークショップを開催し,インドネシアの研究者達に魚類寄生虫の研究手法を講義しました


015年8月4〜5日,夏季休暇中の研究計画を検討するセミナーを2日間に亘って開催しました。


015年7月31日,木本圭輔君(D3)による博士論文発表会が開催されました。九州北東部におけるアマゴの生態や保全に関する研究成果を発表しました。基礎的知見の収集,データの詳細な解析,地元住民・行政を巻き込んだアマゴの保全活動等,素晴らしい内容でした


015年7月13〜14日,新田理人君(D1)が先月に引き続き,琵琶湖を中心として滋賀県内で淡水魚を採集し,寄生虫相を調べました。様々な淡水魚を採集しましたが,この採集の主目的は琵琶湖から他県に移稙された国内外来魚の寄生虫相を解明するためです


015年6月23〜29日,新田理人君(D1)が沖縄島外来魚を採集し,多くの寄生虫標本を得ました。寄生虫検査には,琉球大学の博物館『風樹館』を使用させていただきました


015年6月13〜14日,新田理人君(D1),青戸祐介君M1伊藤光平君M1),長澤和也先生が,広島大学で開催された日本動物分類学会に出席し,水族寄生虫(単生類,吸虫類,カイアシ類,鉤頭虫類)に関する発表を行いました。学会後には,両生類研究施設の見学も行われました。多くの動物分類学者と議論・意見交換をする機会を得て,有意義な学会参加となりました。


015年6月1〜2日,新田理人君(D1)が滋賀県内で淡水魚を採集し,寄生虫相を調べました。滋賀県から他県に移稙された国内外来魚の寄生虫相解明の基礎資料とするためです


015年5月30〜31日,長澤和也先生が,愛媛県南部の河川において,ニホンウナギの寄生虫に関する調査を行いました。今回は,特に寄生虫の中間宿主を調べました


015年5月22日,長澤和也先生が,昨年に続いて,九州北部の山間地にある小池に生息するミナミメダカに寄生するメタセルカリアに関する調査を始めました。素晴らしい新緑に囲まれたなかでの調査となりました


015年5月17〜18日,長澤和也先生が,神戸市で開催されたサケマス類に関する国際シンポジウムに出席し,共同研究者とともに,7000年前の遺跡等から出土したサケ類の骨片に基づくサケ類の将来分布に関する発表を行い,Long Look Back Awardを受賞しました。また,かつて一緒に研究した研究者とも旧交を温める機会を持ちました。


015年5月14日,今年2回目の研究室主催の広島湾サンプリングを行いました。前回は3月12日に行いました。クジメ,ウマヅラハギ,アカメバル,タナゴ類,フグ類を採集し,研究室で早速,解剖に供しました。 新田理人君(D1),工藤史貴君M2),青戸祐介君M1),伊藤光平君M1),清水隆之君(M1),渡邊彩香さん(U4),長澤和也先生参加しました。


015年5月9日,清水隆之君(M1)と長澤和也先生が山口県の瀬戸内海流入河川で魚類寄生虫調査を行いました


015年4月22〜23日,今年度の水族寄生虫研究グループによる研究計画を話し合うゼミを開催しました。新田理人君(D1),工藤史貴君M2),青戸祐介君M1),伊藤光平君M1),清水隆之君(M1),渡邊彩香さん(U4),長澤和也先生がそれぞれ研究計画を発表し,お互いにコメントしました。決して派手ではないけれども,堅実な研究成果を今年も期待できる予感がします


015年4月17〜19日,長澤和也先生鹿児島県でニホンウナギの寄生虫,特に胃に寄生する線虫Heliconema anguillaeに関する調査を行いました。昨年までの調査で,汽水性カニ類が本線虫の中間宿主であることが分かっています。従来,この線虫はH. longissimumとされてきましたが,ごく最近の私たちの研究でH. anguillaeに同定されました。この調査中に,4月に鹿児島大学に助教として着任した上野大輔君に会いました。数年前に水産増殖学研究室の大学院生として寄生性カイアシ類の研究で博士号を取得し,米国フロリダ大学で博士研究員として働いていました。寄生性カイアシ類の分類研究に関して,今,世界で最も活躍する研究者のひとりになりました。


015年4月16日,インドネシア国ガジャマダ大学のムルワントコ先生Dr. Murwantokoの訪問を受けました。8月にインドネシアで開催される国際シンポジウムに関する打ち合わせと,魚類寄生虫の研究方法に関する意見交換を新田理人君(D1)らとともに行いました


015年4月3日,博士課程後期に進学した新田理人君(D1),博士課程前期に進学した青戸祐介君M1)と伊藤光平君M1)に加えて,新たに同前期に清水隆之君(M1)が入学し,大学院生による水族寄生虫研究が多様になりました


015年4月1日,長澤和也先生日本学術振興会に申請していた科学研究費補助金「外来寄生虫に関する研究」が採択されました。今後3年間,この研究に大きな努力を払います。また,博士課程後期に進学した新田理人君(D1)が日本学術振興会の特別研究員(DC1)に採用され,寄生虫研究をより深化させます。


015年3月24〜28日,植松一眞研究科長長澤和也先生が,インドネシア国スラベジ島にあるハサヌディン大学海洋科学水産学部を訪問し,部局間協定を締結するための検討を行いました。


015年3月23日,広島大学で卒業式修了式が挙行されました。研究室からは,青戸祐介君(U4)と伊藤光平君(U4)が卒業,新田理人君(M2)が大学院博士課程前期を修了しました。おめでとうございます。3名は,大学院博士課程前期と同後期に進学予定です。


015年3月12日,研究室の今年第1回サンプリングを広島湾沿岸で行いました。参加者は,渡邊彩香さん(U3),青戸祐介君(U4),工藤史貴君(M1),新田理人君(M2),長澤和也先生。瀬戸内海の心地よい春風のなか,今年もいよいよ調査が始まるなと実感しました


015年3月5〜6日,青戸祐介君(U4)が,広島県内のアサリ漁場に繁茂した海藻の1種,アオサの除去に参加しました。食害生物による減耗を防ぐため,アサリ漁場にはネットが張られていますが,これにアオサが繁茂して問題になっています。青戸君は,このアオサの除去に加わったものです。


015年2月25日,卒論発表を終えた青戸祐介君(U4)伊藤光平君(U4),修論発表を終えた新田理人君(M2)の慰労会を東広島市内で開催しました。3名とも素晴らしい研究内容で,本当にご苦労様でした。慰労会では,研究秘話や今後の展望など,話題は尽きませんでした。他の参加者は,工藤史貴君(M1),渡邊彩香さん(U3),長澤和也先生3月12日に瀬戸内海で「釣り大会」を開催し,研究室による今年の第1回サンプリングを行うことも決まりました。


015年2月20日,文部科学省のプロジェクト研究「沿岸海域複合生態系の変動機構に基づく生物資源生産力の再生・保全と持続的利用に関する研究」の第4回運営委員会が香川大学で開催され,運営委員として長澤先生が出席しました。


015年2月19日,卒論発表会が開催され,青戸祐介君(U4)と伊藤光平君(U4)が以下の発表を行いました。両名の発表内容は,学術論文として出版できるレベルに達しているとの評価を下さった先生もおられ,その評価は彼らの努力の賜物と思われました。両名とも,大学院に進学して,引き続き寄生虫研究を継続する予定です。

・青戸祐介: 広島県産二枚貝に寄生するProctoeces属吸虫の分類
伊藤光平: 西日本産トカゲエソ属魚類の寄生虫,特にカイアシ類の分類学的研究


015年2月16日,修士論文発表会が開催され,新田理人君(M2)が以下の発表を行いました。魚類の体表や鰓に寄生する単生類の分類に関する研究です。修士論文は100ページを超える英文で書かれ,極めて高いレベルの内容です。また,修士論文の内容に基づき,すでに4編の学術論文が出版され,2編が査読中です。

・新田理人: Taxonomic studies on monogeneans parasitic on fishes in Japan


015年1月30日〜2月10日,タイ国カセサート大学水産学部のPatcharee Khrukhayan講師が,魚類寄生虫の研究方法を学ぶため,水産増殖学研究室に滞在しました(詳細は「研究あれこれ」に記述)。


014年12月11〜13日,昨年9月に続いて, 長澤和也先生奄美大島の河川下流域に生息するウナギ類の寄生虫調査を行いました。亜熱帯域の汽水域に胃線虫Heliconemaが分布するか否かを明らかにするのが目的です


014年12月4日,板鰓類シンポジウム2014が東京大学で開催され長澤和也先生が研究発表を行いました。多くの出席者が関心をもってくださり,今後,標本の提供を受けるなど,共同研究が進む可能性が高まりました。東大構内は,シンボルツリーの銀杏が紅葉のピークで,大変美しかったです。

・長澤和也: 日本産板鰓類の寄生虫研究−近年の成果と今後の課題


014年11月27日,渡邊彩香さん(U3),青戸祐介君(U4),新田理人君(M2)は,広島市草津沿岸の瀬戸内海で魚類採集を行いました。コノシロが多く採集されたほか,ウミタナゴ類も採集されました


014年11月24日,長澤和也先生九州北部の山間地にある小池に生息するミナミメダカに寄生するメタセルカリアの感染状況を調べました。今年の5月,8月,10月に続いて第4回目の調査です。夏以降に始まった新たな感染が継続していました。来春,越冬したミナミメダカにおける感染状況を調べる予定です。


014年11月20〜22日,長澤和也先生福井県内の河川に生息する魚類の寄生虫を調べました。河川には,産卵のためにサケ親魚が遡上し,ホッチャレも多く見られました。福井県立大学の教員と学生に大変お世話になりました


014年11月12〜14日,新田理人君(M2)と長澤和也先生が,鹿児島県で魚類寄生虫に関する調査を行いました鹿児島大学理学部の教員と学生に大変お世話になりました。深く感謝します。


014年11月5日,韓国の釜慶大学校の水産・海洋系教職員・学生が練習船「カヤ号」で広島港に到着後,来学して本研究科との合同シンポジウムを開催しましたまた,シンポジウム終了後には,カヤ号で懇親会が開催され,友好を深めました。


014年11月4日,広島大学は,今,素晴らしい紅葉に包まれています。


014年10月29日,長澤和也先生が高知県(高知市,南国市)で魚類寄生虫の調査を行いました。南国市では,高知大学農学部の教員や院生の協力を得て,魚類採集を行いました。深く感謝します。


014年10月23〜25日,植松一眞研究科長と長澤和也先生中国の青島市にある中国石油大学を訪問し,生物系研究者と交流を行うとともに,青島大学の教員・学生とも話し合う機会を持ちました


014年10月16〜17日,長澤和也先生が栃木県内を流れる那珂川で採集されたニホンウナギの寄生虫相を調べました。採集地は河川上流域の流れの速い場所であり,寄生虫相は貧相でした。栃木県水産試験場の職員にお世話になりました。深く感謝します。


014年10月10〜11日,先月に続いて, 長澤和也先生琵琶湖周辺において魚類に寄生する鉤頭虫類に関する調査を行いました。琵琶湖博物館の職員に多くの支援をいだきました。深く感謝します。


014年10月4日,新たに研究室に加わった渡邊彩香さん(U3)とともに,新田理人君(M2),青戸祐介君(U4),伊藤光平君(U4),長澤和也先生が呉市沿岸の瀬戸内海で魚類採集を行いました。マダイ,カサゴ,メバル,マアジ,キュウセン,フグ等,多くの魚類が採集されました。研究室に持ち帰り,すぐさま寄生虫検査に供しました


014年10月2日,長澤和也先生九州北部の山間地にある小池に生息するミナミメダカに寄生するメタセルカリアの感染状況を調べました。今年の5月,8月に続いて第3回目の調査です。夏以降,新たな感染が始まっていることが分かりました。


014年9月27日,第2回寄生虫生物学セミナーが広島大学で開催されました。神戸大学,京都大学,近畿大学,常磐大学,琵琶湖県立博物館等から参加者がありました。今回は,研究発表に加えて,黒瀬川水系での魚類採集,研究室での魚類解剖などを含む,多くの活動がありました。水産増殖学研究室から,新田理人君(M2),工藤史貴君(M1),青戸祐介君(U4),伊藤光平君(U4),長澤和也先生が研究発表を行いました。今度,研究室に加わる渡邊彩香さん(U3)も参加しました。


014年9月25日,学位授与式があり,山本圭介君(D3)が博士(農学)の学位を授与されました。本当におめでとうございます。今後,研究が一層発展することを期待しています。


014年9月17〜18日,新田理人君(M2)と長澤和也先生が滋賀県の琵琶湖に流入する河川で,鉤頭虫類に関する調査を行いました。先達によって,鉤頭虫類に関する多くの研究がこれまでに琵琶湖とその周辺水域で行われてきましたが,まだ解明すべき多くの課題が残されていると感じました。


014年9月9日,長澤和也先生高知大学農学部を訪問し,魚類寄生虫に関する今後の共同研究に関する打ち合わせを行うとともに,院生と学生を対象に,「水族寄生虫学への誘い」という演題で,水族寄生虫学の現状と今後の展望に関する講演を行いました。


014年9月4〜7日,広島大学で日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会が開催されました。水産増殖学研究室の教員や院生・学生は学会員ではありませんが,日ごろから,共同研究等で親しくしている他大学の先生や学生が研究室を訪問してくれ,多くの議論を行いました。


014年8月7〜8日,毎年,恒例のオープンキャンパスが開催され,水産増殖学研究室で行った「水族寄生虫の世界」に多くの高校生が来てくれました。大変な盛況でした。




014年7月31日,夏季休業が始まるに当たり,青戸祐介君(U4),伊藤光平君(U4),工藤史貴君(M1),新田理人君(M2)が2ヵ月間の調査研究計画を発表し,皆で検討しました。大変エキサティングな夏になりそうな予感がしました。


014年7月14〜18日,工藤史貴君(M1)と長澤和也先生が韓国ソウル市で開催された第12回国際カイアシ類会議に出席し,研究成果を発表しました。特に,寄生性カイアシ類に関するセッションでは,韓国のIl-hoi Kim博士の業績を讃える機会を設けました。


014年6月11〜13日,長澤和也先生ニホンウナギの漁獲量が多い茨城県と栃木県を流れる那珂川で生息環境に関する調査を行うとともに,栃木県水産試験場で寄生虫に関する今後の共同研究について打ち合わせを行いました。汽水湖の涸沼における漁業や環境も併せて視察しました。


014年6月1〜5日,長澤和也先生バンコク市内で開催された大学フェアに参加するとともに,カセサート大学農学部を訪問し,広島大学との連携強化に関する話し合いを行いました


014年5月23日,長澤和也先生九州北部の山間地にある小池に生息する絶滅危惧種のミナミメダカの寄生虫相を調べ,吸虫類のメタセルカリアによる重度寄生例を見出しました
014年5月15〜16日,長澤和也先生四国の一河川で,ニホンウナギに寄生する鉤頭虫類の中間宿主に関する調査を行いました。初夏になって,河川内で抽水植物がよく育ち,その根元には中間宿主が多く見られました。また,それらから,鉤頭虫の幼虫が得られました。


014年4月24〜25日長澤和也先生淡路島で寄生虫相を調べるために淡水魚の採集を行いました。しかし,環境の変化が著しく,淡水魚はほとんど採集できませんでした


014年3月31日新田理人君(M1)が香川県で淡水魚の採集を行いました。魚影は余り濃くありませんでした。
014年3月25日青戸祐介君(U3)が広島市内の河川河口域においてマガキの採集を行いました。広島県では1925年もの古くからマガキの寄生虫研究が行われましたが,最近は全く研究が行われていません。まず,マガキの寄生虫相解明から始めました
014年3月23日工藤史貴君(U4)が卒業しました。本当におめでとうございます。4月からは大学院に進学し,引き続き,寄生性カイアシ類の分類研究を行う予定です。


014年2月26日,長澤和也先生香川県で淡水魚を採取して,寄生虫相を調べました。鉤頭虫類などの寄生虫を得ました。


014年2月19日,卒業論文発表会が開催され,工藤史貴君(U4)がウオジラミ科カイアシ類に関する発表を行いました。

工藤史貴: 瀬戸内海産魚類に寄生するウオジラミ科カイアシ類の分類


014年2月15〜16日,四国の諸河川で,魚類に寄生する鉤頭虫類の生活史に関する調査を行いました。河川環境が著しく改変されている場所が多く,宿主の魚類と共に,寄生虫の生存も脅かされていると感じました。


014年2月1〜7日,マラヤ大学理学部と共同して,長澤和也先生マレーシア産海水魚の寄生性カイアシ類相の研究を行いました。マレー半島近海で採集された魚類を検査し,多くのカイアシ類を得ました。それらは,今後,マラヤ大学と共同で,分類学的研究が進められる予定です。


 014年2月1日,博士研究員太田悠造君(PD)が滋賀県立琵琶湖博物館に異動しました。広島大学での様々な体験を活かして,更に世界に向かって情報を発信することを期待しています


014年1月28〜29日,信州大学でシナイモツゴの生態研究を行っている博士研究員の小西 繭さん(PD)が来室しました。シナイモツゴの体内に,多数のメタセルカリアが寄生していたためです。魚体からの採集方法などを,長澤和也先生とともに検討しました。


014年1月20〜23日,京都大学大学院生の小澤 諒君(D1)が来室し,魚類に寄生するカイアシ類の同定方法を学びました。小澤君が研究しているウオジラミ科カイアシ類は,数百種以上を含む大きなグループですが,種差が小さいため,同定が極めて困難です。今回は解剖やスケッチの方法等を学びました。ウオジラミ類の分類研究を行っている工藤史貴君(B4)が指導しました。


013年12月6日,徳島県で,寄生虫相研究のために,カダヤシミナミメダカ(東瀬戸内海型)を採集しました。徳島県立佐那河内いきものふれあいの里ネイチャーセンターの田代優秋さん松田春菜さんに手伝っていただきました。深く感謝します。松田さんは,水産増殖学研究室で博士号取得後,上記ネイチャーセンターに勤務し,今年1月にはカタツムリの新種,アナンムシオイガイを新種記載したほか,4月には日本貝類学会奨励賞を受賞しました。


013年11月25〜29日,沖縄島で,ウナギ類の寄生虫相に関する調査を行うとともに,ミナミメダカ(琉球型)の採集を行いました。今年,精力的に研究しているウナギの胃線虫Heliconema longissimumの分布は確認できませんでした。寄生虫検査は琉球大学博物館(風樹館)で行いました採集や研究に協力して下さった皆様に深く感謝します。


013年11月19〜22日,鹿児島大学と共同で実施しているニホンウナギの寄生虫研究に関して,胃線虫Heliconema longissimumの中間宿主と思われる汽水性甲殻類を採集し,寄生状況を調べました。異なる甲殻類で寄生状況に差異がみられ,興味深い結果となりました。


013年11月10〜11日,愛媛県南部の御荘湾と流入河川において,ニホンウナギの胃に寄生する線虫Heliconema longissimumの生活史に関する調査を行い,中間宿主の候補と考えられる甲殻類の採集を行いました。この調査には,長澤和也先生に加えて,水産増殖学研究室で博士号を取得した水野晃秀博士,北海道大学で博士研究員をしている片平浩孝君が参加しました。


013年11月7〜8日,愛知県東部にある河川において,長澤和也先生淡水魚に寄生するイカリムシの感染状況に関する調査を行いました。愛知県は,わが国で最初にイカリムシがLernaea elegansとして,ニホンウナギから採集・新種記載された場所です。近年,イカリムシの学名に混乱があるため,新たな標本を得る目的で,この調査が行われました。


013年10月31日,島根県の宍道湖と中海周辺において,島根県産魚類寄生虫に関する今年最後の調査を実施しました。新田理人君(M1),田中嘉孝君(大学院教育学研究科,M1),工藤史貴君(U4)らが参加しました。この調査は,ホシザキ・グリーン財団の支援によって行われました。


013年10月29〜30日,長野県北部の山間地において,長澤和也先生がコイ科魚類の筋肉に寄生するクリノストマム吸虫に関する調査を行いました。調査は,信州大学の博士研究員,小西 繭さんの全面的な協力によって行われました。深く感謝します。


013年10月9〜17日,西表島石垣島で,長澤和也先生と院生の新田理人君(M1)がウナギ類などの魚類採集を行い,寄生虫相を調べました。また,ウナギの胃線虫の生活史を明らかにするため,中間宿主の候補である甲殻類の採集を行いました。現地では,琉球大学で博士研究員をしている上野大輔博士に協力してもらいました。寄生虫検査は琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設沖縄県水産海洋技術センター石垣支所で行いました。研究に協力して下さった両施設の皆様に深く感謝します。


013年10月7日,広島県三原市内の河川で,院生の新田理人君(M1),学部生の青戸祐介君(U3)と伊藤光平君(U3)の3名が淡水魚を採集し,寄生虫相を調べました


013年10月3日,鹿児島大学と共同で実施しているニホンウナギの寄生虫研究に関して,胃線虫の中間宿主が汽水性甲殻類であることを見出しました今後,中間宿主範囲の探索,中間宿主内での幼虫の発育・動態等,更に研究を進める予定です。


013年9月30日,水族寄生虫を研究する神戸大学の2研究室(寄生虫学研究室,生物多様性研究室)と広島大学の水産増殖学研究室の3研究室合同による第1回寄生虫生物学セミナーが神戸大学で開催され,研究室から4名が出席・発表しました

工藤史貴: 瀬戸内海産魚類に寄生するウオジラミ科カイアシ類の分類

新田理人: 西日本の淡水魚類に寄生する単生虫類


太田悠造: 海のクワガタ採集記


長澤和也: 広島大学水産増殖学研究室における水族寄生虫研究



013年9月26日,岡山大学で開催された日本動物学会第84回大会のシンポジウム『続:数ミリ以下の動物学』において,太田悠三君(PD)と長澤和也先生が講演を行いました

太田悠造: 海のクワガタ採集記

長澤和也: 魚類に寄生する扁形動物(単生虫類・吸虫類)の多様性と生残戦略



013年9月21日,島根県南部の江の川水系において,新田理人君(M1)と田中嘉孝君(大学院教育学研究科,M1)が淡水魚を採集し,寄生虫相を調べました。カワムツ,タカハヤ,カワヨシノボリを採集し,単生虫類,吸虫類,線虫類,エラオ類に属する寄生虫を得ました。


013年9月17〜18日,大学の用事で徳島県に出張した長澤和也先生が,帰途,同県の田園地帯の側溝内に群れる小型淡水魚を採集しました。新田理人君(M1)が研究室で調べたところ,興味深い寄生虫が得られました


013年9月11〜14日,奄美大島において長澤和也先生ウナギ類の採集を行い,寄生虫相を調べました。これまで度々調査を行ってきた沖縄県の島々とは違う河川環境での調査で,色々なことを学ぶことができました。


013年9月4〜7日,群馬県の利根川水系東京都の多摩川下流域において長澤和也先生魚類寄生虫相調査を行いました。群馬県では水産増殖学研究室出身の佐藤秀樹君に魚類採集を手伝っていただきました。採集した魚類は,東京海洋大学浮遊生物学研究室で,寄生虫検査に供しました。調査に協力した下さった皆様に深く感謝します。


013年8月24〜28日,練習船『豊潮丸』の実習で,韓国済州島にある済州大学校と水産科学研究院を訪問しました。長澤和也先生新田理人君(M1)が参加しました。滞在中,海水魚や淡水魚の寄生虫調査も行いました。


013年8月3日,在籍中に単生虫類を研究し,2009年3月に博士課程前期を修了した神尾祐輔君は,現在,兵庫県にある中高一貫校に勤務しています。神尾君が指導する生物部の生徒4名(中学生2名,高校生2名)が,神尾君とともに研究室を訪問してくれました。フィールドや実験施設を見学後,彼らと水族寄生虫に関する話をする時間を持ちました。こちらが学ぶことが多く,すでに水族寄生虫学者と言えるほど,スーパー中高生でした


013年7月12日〜8月12日,西日本各地魚類寄生虫調査を実施しました:高知県・愛媛県(7月12〜13日),大阪府(8月2日),島根県(8月6日),広島県(8月12日)。頻繁の大雨により,島根県での調査は計画通り進みませんでした。


013年7月2〜3日,鹿児島大学と共同で,ニホンウナギの寄生虫に関する研究を始めました。鹿児島大学から,同県で漁獲される天然ニホンウナギに多くの寄生虫が見られるとの連絡を受けました。長澤和也先生がさっそく鹿児島大学を訪問して,寄生虫検査の様子を見学するとともに,両大学による共同研究の進め方を検討しました


013年6月26日,昨年度に引き続き,島根県産水生生物の寄生虫相を解明するため,本年度第1回目の調査を新田理人君(M1)長澤和也先生が行いました。この研究は,ホシザキグリーン財団の支援を得て行っているものです。採集した魚は活魚として広島大学に持ち帰り,寄生虫検査に供しました。


013年6月11〜12日,6月19〜20日水産増殖学研究室では,四国産魚類の寄生虫相を研究するため,淡水魚の採集を始めました。今年は,「空梅雨」で河川の水量は極めて少ない状態が続いていましたが,6月中旬末に梅雨前線が活発となり,各地で豪雨に見舞われました。このため,魚類採集を行っている河川の状況は一変しました


013年5月12〜25日ベトナム国立第1養殖研究所の魚類疾病研究室長であるブイ・ノク・タイン(Bui Ngoc Thanh)氏が水産増殖学研究室に滞在して,ベトナム産養殖淡水魚類から採集した単生虫類の分類学的研究を行いました(⇒研究あれこれ


013年4月21日松田春菜さん日本貝類類学会奨励賞を受賞しました。松田さんのライフ・ワークとも言えるハナゴウナ科貝類の分類と生態に関する顕著な研究業績に対して贈られました。本当におめでとうございます。水産増殖学研究室での松田さんの研究業績は【大学院生・学位取得者】のページに記されているほか,松田さんは,今年1月,カタツムリの新種,アナンムシオイガイを記載しました。今後,更なる研究の発展を期待しています


013年4月14日,水族病理学研究室と合同で,広島大学の近くにある鏡山公園において花見の宴会を催しました。留学生や外国からの訪問教授らとも歓談し,楽しいひと時を過ごしました。


013年4月3日新田理人君(M1)が広大大学院生物圏科学研究科に進学し,単生虫類に関する研究を始めました


013年3月23日新田理人君が卒業式に臨み,水産生物科学コースの代表として,学士号を授与されました。本当におめでとうございます。4月から進学する大学院においても,ますます頑張ってください。


013年3月23日大学院生の水野晃秀君,片平浩孝君,Worawit Maneepitaksanti君が学位授与式に臨み,博士号を授与されました。本当におめでとうございます。一度に3名もの博士を送り出すことができ,研究室としても大変誇りに思います。一層の研究の発展を期待します


013年3月12〜19日長澤和也先生は,ベトナムの首都ハノイ市郊外にある国立第1養殖研究所に滞在して,淡水魚の寄生虫調査を行いました。また滞在中に,日本の水産増養殖業に関する講演を行いました。

Nagasawa, K.:The present status of aquaculture and stock enhancement in Japan


013年3月2日,東京大学魚病学研究室と合同で「水族寄生虫談話会」を東京大学農学部で開催し,研究室からは太田悠造君(PD),片平浩孝君(D3),新田理人君(U4),長澤和也先生が出席しました。それぞれ下記の発表を行いました。東京大学から紹介された魚病学的な研究内容を通して,広島大学からの参加者は多くの知識を得ることができました。帰途,機上から富士山がよく見えました。

太田悠造: 魚類に外部寄生するワラジムシ類について

片平浩孝: 通し回遊魚と寄生虫−これまでと,これから−

新田理人: 西日本産ヨシノボリ類とそれに寄生する単生類


長澤和也: 広島大学水産増殖学研究室における水族寄生虫研究


013年2月19日〜3月1日大学院生の片平浩孝君(D3)がドイツ英国にある大学・研究機関を訪問し,今後の共同研究に関する打ち合わせを行いました。訪問した機関と研究者は,ドイツではカールス・ルーエ大学(タラシェブスキー教授)と淡水生態学・漁業研究所(ノップフ博士),英国ではロンドン自然史博物館(ボクシャール教授)で,それぞれの場所で有意義な議論を行うことができました。


013年2月22日「沿岸海域複合生態系の変動機構に基づく生物資源生産力の再生・保全と持続的利用に関する研究」に関する運営委員会が京都大学で開催され,運営委員の長澤和也先生が出席しました


013年2月19日4年生の卒業論文発表会が開催され,新田理人君(U4)が魚類に寄生する単生虫類の分類に関する研究成果を発表しまし。参加者の投票により,優秀賞に選ばれました。卒業論文は英語で執筆されました。

新田 理人:Taxonomy of monogeneans parasitic on freshwater fishes from western Japan(西日本産淡水魚類に寄生する単生虫類の分類学的研究)


013年2月1〜2日長澤和也先生は,新潟市にある日本海区水産研究所で,下記の講演を行いました。この研究所には,旧知の研究者が勤務しており,彼らとの共同研究に関する打合せも行いました。また,村上市にあるイヨボヤ会館を訪問し,江戸時代に三面川で行われたサケの増殖事業について学びました。

長澤 和也:水族寄生虫学への誘い


013年1月24〜27日4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,昨年9月に続いて,沖縄県沖縄本島を流れる河川において在来魚や外来魚を採集し,寄生虫相を調べました。現地では,琉球大学で博士研究員をしている上野大輔博士に協力してもらい,多くのサンプルを入手することができました。寄生虫検査は琉球大学博物館(風樹館)で行いました。


013年1月17日,1月21日大学院生の水野晃秀君(D3),片平浩孝君(D3),Worawit Maneepitaksanti君(D3)博士論文発表会が開催されました。幾多の努力に基づいて得られた多くの新知見が紹介され,参加者との活発な論議が行われました。

水野 晃秀:愛媛県御荘湾とその流入河川におけるニホンウナギとオオウナギの生態に関する研究

片平 浩孝:Host-parasite relationships in Japanese eels Anguilla japonica, with implications for the host's ecology (ニホンウナギの宿主−寄生虫関係とそれに基づく宿主生態)

Worawit Maneepitaksanti:
Taxonomy and ecology of metazoan parasites of alien freshwater fishes in Japan (日本の外来魚に見られる寄生虫の分類および生態)



012年12月18日年末恒例の大掃除を行い,研究室が見違えるように綺麗になりました。夕方からは,教育学研究科自然システム教育学講座の富川 光先生と学生達と一緒に合同忘年会を開き,有意義な時間を過ごしました。 お互い所属する研究室は異なりますが,同じ生物学を志す者として,大いに共感するものがありました。


012年12月7〜8日長澤和也先生は,大阪府の高槻市立芥川緑地資料館において魚類寄生虫を調べるとともに,海遊館で開催された板鰓類研究会シンポジウムにおいてカイアシ類に関する講演を行いました

長澤和也:わが国の板鰓類から近年見出された寄生性カイアシ類


012年12月2日博士研究員の太田悠造君(PD),4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,瀬戸内海産魚類の寄生虫相を調べるために,広島県内の漁港で魚類採集を行いました


012年11月21〜23日長澤和也先生は,長野県山梨県の湖沼や河川で魚類寄生虫相に関する調査を行いました


012年11月1〜2日長澤和也先生は,長崎市で開催された魚病に関する研究会で,養殖海水魚に寄生するカイアシ類に関する講演を行いました。近年,養殖魚種の増加とともに,寄生するカイアシ類の種数が増えています。

長澤和也:九州沿岸の養殖魚類に寄生するカイアシ類


012年10月26〜27日3年生の工藤史貴君(U3),4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,島根県産水生動物の寄生虫調査の一環として,中海と宍道湖ハゼ類の採集を行いました


012年10月17日4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,島根県産水生動物の寄生虫相を調べるために,江津市および周辺の河川や湖沼で在来魚と外来魚を採集しました


012年9月26日琵琶湖で漁獲されたニホンウナギの寄生虫相を,大学院生の片平浩孝君(D3)と長澤和也先生が調べました私たちが各地の河川ウナギや汽水ウナギで見出してきた種類とは異なる寄生虫が見られ,興味深い結果が得られました。


012年9月25日坂岡 賢君(D3)の博士論文(飼育下でのアカウミガメの性選択に関する研究:英文)が認められ,このたび博士(学術)の学位が授与されました。本当におめでとうございます。博士課程での経験を踏まえて,研究の一層の発展を期待しています。


012年9月18〜20日4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,沖縄県沖縄本島北部を流れる河川において在来魚を採集し,寄生虫相を調べました。現地では,広島大学で博士号を取得し,現在,琉球大学で博士研究員をしている上野大輔博士に,採集等において大変お世話になりました。採集魚の解剖は,琉球大学博物館(風樹館)で実施しました。


2012年9月12〜15日韓国南部のヨウス市にある全南大学校水産海洋大学のジンヒー・ウイ博士が来室し,魚類寄生虫の代表的な一群である単生類の研究方法を学びました(⇒研究あれこれ)。


012年8月23日4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,島根県西部の浜田市周辺の河川において,寄生虫相解明のための魚類採集を行いました。ドンコ,カワムツ,ムギツクなどが採集されました


012年8月8〜10日信州大学の大学院生で,諏訪湖魚類に寄生するカイアシ類の生態を研究している戸田龍太郎君(M1)が,カイアシ類の同定方法を学ぶために,水産増殖学研究室に滞在しました


012年7月31日大学院生の坂岡 賢君(D3)博士論文発表会が開催されました。水族館で飼育されている親ガメの交尾行動を高感度カメラで追跡し,また孵化した子ガメの父子鑑定などを行って,アカウミガメの性選択を研究したものです。参加者は多くの新知見に驚かされました

坂岡 賢:飼育下におけるアカウミガメの性選択に関する研究(博士論文は英文で執筆)


012年7月30日長澤和也先生は,新潟県で魚類寄生虫に関する調査を行い,サケ科魚類の口腔に寄生するカイアシ類Salmincolaの感染状況を調べました。新潟県内水面水産試験場の職員の協力を得ました


012年7月26日4年生の新田理人君(U4)と長澤和也先生は,島根県にある汽水湖のひとつ中海で,寄生虫相解明のための魚類採集を行いました。宍道湖自然館「ゴビウス」の職員の協力を得ました


012年7月21〜22日大学院生の片平浩孝君(D3),4年生の新田理人君(U4),長澤和也先生は,奈良市にある近畿大学農学部を訪ね,周辺の河川で寄生虫研究用の淡水魚を採集しました。採集した魚類は,タウナギ,コイ,オイカワ,モツゴなどです。また近畿大学の院生と交流し,多くの情報を交換しました


012年7月17〜18日長澤和也先生は,韓国ソウル市にある漢陽大学校の生命科学部において,大学院生を対象に,魚類寄生虫の採集や処理,染色方法に関する講義と実習を行いました。これは,韓国で始まった生物多様性研究プロジェクトに,寄生虫研究を積極的に取り込む目的で,韓国の複数大学と共同で実施したものです


012年6月6〜8日長澤和也先生は,長野県水産試験場の協力を得て,奥志賀高原を流れる渓流の源流域で,陸封イワナに寄生するヤマメナガクビムシ属の1種Salmincola sp.の採集を行いました。奥志賀高原は,この時期になって雪がようやく消えたところでした。標高が1300 mを超える深山の渓流にも寄生虫が生息していることに驚きました


012年5月14日大学院生の片平浩孝君(D3),4年生の新田理人君(U4),長澤和也先生は,ホシザキグリーン財団からの委託により,島根県産水生動物の寄生虫相に関する研究を始めました。タモ網や釣りにより,島根県内で淡水魚を採集し,寄生虫検査に供しました


012年5月7〜11日東京海洋大学の田中祐志先生,博士研究員の若林香織さん(PD),大学院生の大竹周作君(M1)が来室して,海産無脊椎動物に寄生するカイアシ類に関する意見交換を行うとともに,若林さんと大竹君は寄生性カイアシ類の形態観察法を学びました


012年4月18日4年生の新田理人君(U4)と教育学部4年生の田中嘉孝君(U4)が,竹原市を流れる河川で淡水魚の採集を行いました。河川改修された部分も見られましたが,まだ多くの自然が残っており,研究用に貴重な標本を入手できました。


012年4月7日長澤和也先生は,立教大学で開催された第67回日本生物地理学会年次大会において,ウオビル類に関する研究成果を報告しました。

長澤和也: わが国におけるウオビル科ヒル類に関する最近の知見.


2012年3月30日水産増殖学研究室に在籍して博士号を取得した斎藤寿彦さん(現在,水産総合研究センター北海道区水産研究所さけます資源部)が,Fisheries Oceanography誌に掲載した論文で,水産海洋学会論文賞を受賞しました。この論文は,斉藤さんの博士論文の一部です。本当におめでとうございます

Saito, T., T. Kaga, E. Hasegawa, and K. Nagasawa (2011): Effects of juvenile size at release and early marine growth on adult return rates for Hokkaido chum salmon (Oncorhynchus keta) in relation to sea surface temperature. Fish. Oceanograph., 20: 278-293.


2012年3月28日大学院生の片平浩孝君(D2)が,東京海洋大学で開催された平成24年度日本水産学会春季大会に出席して,寄生虫を生物指標に用いたウナギの食性解析に関する研究成果をポスターで発表しました。

片平浩孝長澤和也:近接した汽水間で異なる黄ウナギの食性:食物連鎖を利用する寄生虫の種組成に基づく推察.


012年3月24〜25日大学院生の片平浩孝君(D2)と長澤和也先生は,岡山大学で開催された第54回魚類自然史研究会に参加し,研究成果を報告するとともに,参加者と水族寄生虫に関する情報交換を行いました。また,参加者とともに,岡山市郊外のアユモドキ生息地を訪ね,その生態や保護活動の様子を学びました。近畿大学の細谷和海先生と研究室の院生・学生,岡山淡水魚研究会の皆様に本当にお世話になりました。

片平浩孝長澤和也: 石垣島産オオウナギから得られた内部寄生虫について.

長澤和也: 国外外来魚を宿主として利用する在来寄生虫のヤマトニセエラジラミ.


012年3月23日大学院生の桑原寛之君(M2)が,修士論文発表審査会を終え,無事に大学院博士課程前期を修了しました。おめでとうございます。桑原君は,ブラックバスの鰓に寄生する単生類の研究で,素晴らしい研究成果を挙げてくれました。検査したブラックバスは,桑原君が日本各地で自ら採集しました。

桑原寛之: オオクチバス属魚類に寄生する単生類の分類および生態に関する研究.


2012年2月24〜25日大学院生の片平浩孝君(D2)と3年生の新田理人君(U3)が,広島大学で開催された第23回魚類生態研究会に参加し,それぞれウグイとドンコの寄生虫に関する研究成果を発表しました。新田君は,今回,初めて研究成果を発表して,貴重な経験をしました

片平浩孝・臼井 平・黒木真理・小泉逸郎・長澤和也: 寄生虫が語るウグイの回遊履歴.

新田理人長澤和也: ドンコの“共食い”を利用した寄生虫のしたたかな生存戦略.


012年1月11〜20日マレーシアのクアラルンプール市にあるマラヤ大学生物学研究所のスーザン・リム教授がとジョージ・セン研究員が水産増殖学研究室に滞在し,単生類に関する国際共同研究を実施しました(⇒研究あれこれ


011年12月2〜5日大学院生の片平浩孝君(D2)が,苫小牧市で開催された第33回北海道魚類系統研究会において,河川で採集されたウグイ遡上個体と河川残留個体の寄生虫による識別に関する研究成果を発表しました。魚類生態学の専門家から,多くの有意義のコメントをいただくことができました。また期間中,雪が降り,北海道の冬の厳しさを改めて感じました

片平浩孝・臼井 平・黒木真理・小泉逸郎・長澤和也: 寄生虫を用いてウグイの降海履歴を決定できるか?〜耳石微量元素分析との比較〜.


011年12月3〜4日大学院生の桑原寛之君(M2)と長澤和也先生が,沖縄島の人造湖と河川で外来魚(ブラックバスとテラピア)を採集し,琉球大学において寄生虫調査を行いました


011年11月29日新田理人君(U3)が,広島大学に近い河川において,寄生虫研究用に淡水魚の採集を行いました。


011年11月24〜27日,静岡県や山梨県を流れる河川などで,淡水魚の採集を行い,研究用標本としました。静岡県内では,ちょうどアユの産卵期に当たり,河口付近では産卵魚をねらった遊漁者が多数見られました。


011年11月16〜18日沖縄県での水族寄生虫研究は,海洋博覧会記念公園管理財団から支援を受けて2009年から3年間実施してきました。本年度までの研究成果を,沖縄県本部町にある海洋博研究センターで長澤和也先生が発表しました。


011年11月7〜10日長澤和也先生が,沖縄県の石垣島において淡水魚を採集して,琉球列島における寄生虫相解明のための調査を実施しました。ユゴイやテラピア等が採集されました。


011年11月1〜4日静岡県下田市にある筑波大学下田臨海実験センターにおいて,琉球大学の研究グループとともに,伊豆半島における海産生物の寄生虫調査を実施しました。これは,昨年度から継続している調査であり,多くの寄生虫を採取することができました。水産増殖学研究室からは,博士研究員の太田悠造君(PD)と長澤和也先生が参加しました


011年10月15〜29日インドネシア国アイルランガ大学キスミヤチ博士が水産増殖学研究室に滞在し,チョウ属エラオ類の形態分類学的研究を行いました(⇒研究あれこれ


011年10月4〜7日長澤和也先生が,沖縄県の宮古島において,外来魚のテラピアとともに持ち込まれた外来寄生虫の調査を行いました。


011年10月1日3年生の新田理人君が卒業研究のために,研究室に入ってきました。淡水魚の寄生虫に興味があり,早速,自ら魚類採集をして,寄生虫標本を得ました。日本未記録の寄生虫も含まれており,今後が多いに楽しみです。


011年9月7〜10日韓国に侵入した外来魚の1種,ブルーギルの寄生虫相調査のために,長澤和也先生は,全南大学校のソー先生の協力を得て,韓国の南部地方で魚類採集を行いました。日本でも多く寄生しているヤマトニセエラジラミの寄生を確認しました。


011年8月20日福岡県の柳川市内を流れる河川で,長澤和也先生が寄生虫研究用の淡水魚の採集を行いました。また,現地の方にカムルチーを漁獲していただき,その寄生虫を調べました。このカムルチーには,数年来探しているヒメイカリムシを見つけることが出来ずに残念な結果に終わりました。


011年7月10〜15日メキシコのメリダ市で開催された第11回カイアシ類国際会議に,特別研究員のヨネさん長澤和也先生が出席し,講演を行いました。研究発表の合間には,各国の研究者との議論が大いにはずみました。また,滞在中にはユカタン半島に散在するマヤの遺跡を見る機会にも恵まれました。


011年7月1日外国人特別研究員のダニー・タン博士は,2年間の任期を終えて,アメリカに帰国しました。多くの研究成果を挙げ,水産研究室における寄生性カイアシ類の研究レベルを高めてくれました。また6月29日には送別会が開かれ,研究室一同楽しいひと時を過ごすとともに,将来の共同研究についても意見交換を行いました。


011年6月28日外国人特別研究員のダニー・タン博士による講演が,第5回水圏生物生産学セミナとして行われました。演題は,「カイアシ類,ジンベエザメ,日本:予想外の発見に関わる話」で,過去2年間の日本での研究生活の成果と印象を紹介してくれました


011年6月1日生物学実験の一環として,「外来淡水魚と寄生虫」というテーマで,3年生とともに,広島大学構内にあるブドウ池において,外来魚の採集を試みました。約1時間のうち,数十尾のブルーギルと数尾のブラックバスを採集することができ,外来魚が大きな繁殖力をもって,淡水域を支配している様子を実感しました。採集した魚は,すべてホルマリンで固定しました。


011年5月19日片平浩孝君(D2)長澤和也先生は,島根県の中海・宍道湖・神西瑚において,寄生虫を生物標識として用いたニホンウナギの生態研究を行うため,各湖にある漁業協同組合を訪問し,協力をお願いしました。また,中海では実際にニホンウナギの生魚を入手し,研究室に持ち帰って,寄生虫検査に供しました。


011年4月5〜7日沖縄本島において,外国人特別研究員のダニー・タン博士長澤和也先生寄生虫調査を行いました。今回は,人工飼育されている魚類に焦点を当て,調査を実施しました。春の遅い広島に比べ,沖縄は初夏の暖かさでした。滞在した琉球大学は,新緑に覆われていました。


011年4月1日日本学術振興会の特別研究員として,ヨネ・マディナベイティアさん太田悠造君がそれぞれ広島大学と琉球大学から新たに加わり,上野大輔君松田春菜さんがそれぞれ琉球大学と徳島大学に出ました。新たな旅立ちです。それぞれの場所で,一層の研鑽と研究の発展を期待しています。


011年3月23日広島大学において学位授与式が開催され,水産増殖学研究室の3名(五利江重昭君松田春菜さんヨネ・マディナベイティアさん)が博士号を授与されました。おめでとうございます。


011年3月9〜10日日本生態学会が札幌市で開催され,「寄生虫生態学」に関するシンポジウムで長澤和也先生が講演するとともに,片平浩孝君(D1)がカワヤツメの寄生虫に関するポスター発表を行いました。最新の寄生虫生態学の動向を,最前線にいる若手研究者から直接聞く貴重な機会となりました。帰途,新千歳空港は大雪のため一時閉鎖され,長時間待たされましたが,無事に広島に戻ってきました。


011年3月8日札幌市にある水産総合研究センターさけますセンターにおいて,長澤和也先生が寄生虫に関する講演を行いました。また,水族寄生虫研究の大先輩でもある粟倉輝彦博士のカワシンジュガイに関する講演も行われました。さけますセンターには,水産増殖学研究室で博士号を取得された斎藤寿彦氏も勤務されているほか,広島大学で寄生虫学研究で学位を取られた浦和茂彦氏がおられ,親しく歓談しました。


011年2月24日日本学術振興会が主催するサイエンス・ダイアログが徳島県立城南高等学校において開催され,外国人特別研究員のダニー・タン博士が,高校生に自らの研究を分かりやすく紹介しました。寄生虫の標本も,実際に高校生に見てもらいました。


011年2月18日卒業論文発表会が行われ,福山嵩典之君が無事に口頭発表とポスター発表を終えました東広島市内からナマズを採集し,鰓に寄生する単生類2種を記載しました。

福山嵩典:ナマズに寄生する単生類の分類学的研究.


2011年1月13日ヨネ・マディナベイティアさん(D3)松田春菜さん(D3)博士論文発表会を開催しました。ともに博士課程後期に入学して2年10ヶ月,この日を迎えました。ヨネさんの博士論文は「日本および他国産タイ科魚類の寄生虫の分類・生態学的研究」(英文),松田さんの博士論文は「日本産棘皮動物に寄生するハナゴウナ科貝類の分類・生態学的研究」(英文)です。ともに素晴らしい発表でした

ヨネ・マディナベイティアTaxonomical and ecological studies on the metazoan parasites of sparid fishes from Japan and other countries.

松田春菜Taxonomy and ecology of eulimid gastropods associated with echinoderms in Japanese waters.


2011年1月11日,博士課程後期に在籍する五利江重昭君(社会人大学院生:兵庫県水産技術センター)の博士論文発表会を開催しました。博士論文(下記)は,瀬戸内海東部海域におけるマアナゴの資源生物学を扱ったものであり,その研究成果は高く評価されました。また,英語での質問にも的確に英語で回答し,留学生にもよく理解してもらうことができました。

五利江重昭Fishery biology of whitespotted conger Conger myriaster in the eastern Seto Inland Sea, Japan.


2010年12月4〜8日米国ロサンゼルス市郊外にあるカブリロ海洋水族館において,寄生性カイアシ類に関する第1回国際研究集会を開催しました。水産増殖学研究室からは,長澤和也先生と外国人特別研究員のダニー・タン博士(ともにオーガナイザー)に加えて,上野大輔君(PD),片平浩孝君(D1),ワラウィット君(D1)が参加しました。各参加者は,研究発表(下記)と実習に追われた日々でしたが,充実した時間を持ちました(→「研究あれこれ」)

Katahira, H., A. Goto, D. Tang, and K. Nagasawa: Parasitic copepods as biological tags for the movements of two forms of threespine sticklebacks (Gasterosteus aculeatus) in northern Japan.

Katahira, H., K. Mizuno, T. Umino, and K. Nagasawa: Parasite and otolith microchemical analyses: a combined approach to studying the local migration of Japanese eels (Anguilla japonica).


Maneepitaksanti, W., D. Uyeno, I. Madinabeitia, T. Laoprasert, D. Tang, and K. Nagasawa: New records and morphological information of Caligus epidemicus (Copepoda: Caligidae) from fish hosts from Thailand and Japan.

Nagasawa, K. and A. Inoue: Environmental and host factors affecting the infection level of Neoergasilus japonicus (Copepoda: Ergasilidae) on freshwater fishes in the Ashida River, Japan.

Nagasawa, K. and D. Uyeno: Utilization of alien freshwater fishes by the parasitic copepod Neoergasilus japonicus (Ergasilidae) on Okinawa-jima Island, southern Japan.

・Okawachi, H., D. Uyeno, K. Ogino, and K. Nagasawa: Redescription of Peniculus minuticaudae Shiino, 1956 (Copepoda: Pennellidae) from marine aquarium fishes in Japan, with observations on the occurrence in an aquarium.

・Tang, D
., M. Yanagisawa, and K. Nagasawa: Prosaetes rhinodontis and the whale shark: myth or reality ?.

Uyeno, D. and K. Nagasawa: An undescribed species of the genus Orbitacolax (Copepoda: Bomolochidae) from Japanase waters, with a note on morphological characters for species differentiation in the genus.

Uyeno, D. and K. Nagasawa: A species of the family Chondracanthidae (Copepoda: Poecilostomatoida) parasitic on triplefins (Actinopterygii: Tripterygiidae) in Japanese waters.


2010年11月21〜26日長澤和也先生は,マレーシアのマラヤ大学理学部のリン教授と合同で,マレーシア産沿岸魚類の寄生虫に関する国際共同調査を行いました。リン教授は,単生類の分類に関する研究で,世界をリードする研究を実施しています。長澤先生とリン教授は,1983年にチェコスロバキアで開催された魚類寄生虫に関する第1回国際シンポジウム以来,約30年の親交があります。今回の調査では,単生類とカイアシ類を中心に採集を行いました。


2010年11月1〜6日長澤和也先生は,ベトナムのニャチャン大学を訪問し,ベトナム沿岸の魚類寄生虫相に関する国際共同調査を実施しました。この大学には,広島大学で学位を取得されたグエン教授がおり,その計らいによって,調査はスムーズに進みました。 ただし,日本からハノイ市に到着したとき,南部のニャチャン地方が大雨のために飛行機が欠航となり,予定を大きく変更してホーチミン市経由で,陸路,ニャチャン市に向かいました。この移動には,10時間にわたる長距離バスへの乗車を余儀なくされましたが,現地の活気ある風景を見ることができました。


2010年10月7〜30日 カセサート大学のプリビロキュクル博士が,寄生性カイアシ類の分類学的研究のために,水産増殖学研究室に滞在しました。私たちも,初めて観察する種が多く,大いに勉強になりました。今後,国際共同研究を進める予定です。また,同時期に研究室を訪問した鹿児島大学のラシェルダ博士とも親しく歓談しました(→「研究あれこれ」)


2010年9月24〜26日 沖縄の南東360kmにある南大東島で,外来魚の寄生虫調査を長澤和也先生行いました。南西諸島の他の島々と同様に,淡水域ではテラピアが優先していました。島内は,一面のサトウキビ畑で,開拓した先人の労苦が偲ばれました。


2010年9月23日 沖縄の那覇市や豊見城市を流れる国場川で,長澤和也先生汽水魚に寄生するミナミウオビルの生息環境を調べたほか,外来魚の分布を調べました。


2010年9月8〜11日 日本最西端にある与那国島で,淡水域の寄生虫相を明らかにするため,長澤和也先生魚類採集を行いました。田原川を中心に採集を試み,テラピアやオオクチユゴイの標本を得ることができました。


2010年8月7日太田川水系にある養魚場でアユにチョウモドキ症が発生しました。このため,長澤和也先生が寄生状況の確認と標本採集のために調査に出かけました


2010年8月7日沖縄県で寄生虫調査を継続している博士研究員の上野大輔君(PD)が久しぶりに広島大学に戻ってきました。イカリムシやハナゴウナ類の標本を持ち帰ったほか,マンゴウのお菓子を土産に持ってきてくれました。


2010年8月5日フィリピンにある東南アジア漁業開発センター養殖部局のパッキンキン博士が水産増殖学研究室を訪問し,フィリピンにおける今後の水産増殖や魚病研究について話し合いました(→「研究あれこれ」)。


2010年7月30日 水産増殖学研究室で卒業論文を執筆し,昨年度卒業した遠部 碧さんが水産増殖学研究室を訪問してくれました。旧知の博士研究員のダニー・タン博士松田春菜さん片平浩孝君長澤和也先生と懇談したあと,東広島市内のレストランで会食を楽しみました。


2010年7月26〜27日東北大学のヘイワード先生が水産増殖学研究室を訪問し,オーストラリアにおけるミナミマグロ養殖と寄生虫病に関する話題提供をしたほか,大学院生と親しく懇談しました(→「研究あれこれ」)


2010年7月25日ベトナムにあるニャチャン大学のグエン教授が水産増殖学研究室を訪問し,ベトナムにおける水族寄生虫研究の進め方に関する協議を行いました(→「研究あれこれ」)


2010年7月21〜24日 博士研究員の上野大輔君(PD)と長澤和也先生が,筑波大学の下田臨海実験センターにおいて,琉球大学の研究グループとともに,伊豆半島における海産生物の寄生虫調査を実施しました。今回の調査目的のひとつは,亜熱帯水域(沖縄)と温帯水域(伊豆)における水族寄生虫相の比較です。多くの寄生虫が採集され,今後,順次報告される予定です。またこの機会に,伊東市にある一碧湖で,寄生虫研究用のブルーギルも採集しました。


2010年6月20〜26日 外国人特別研究員のダニー・タン博士と大学院生のヨネさん(D3)が,中国の青島市で開催された第7回国際甲殻類学会に参加しましたヨネさんの高く評価され,「Best Student Presentation Award」を獲得しました。参加者には,米国での彼らの先生であったJu-shey Ho博士もおられ,研究論議等で有意義な時間を過ごしました。

Madinabeitia, I. and K. Nagasawa: Mysterious copepods (Siphonostomatoida: Philichtyidae) parasitic in the lateral line system of Japanese sparid fish.

Tang, D., M. Yanagisawa, and K. Nagasawa: Prosaetes rhinodontis (Wright, 1876) and the whale shark: solving a 134 year-old copepod cold case.


2010年6月23〜26日 沖縄本島大学院生の桑原寛之君(M1)と長澤和也先生が,外来淡水魚の寄生虫調査を行いました。桑原君は,大城ダムや平謝川でオオクチバスを採集し,寄生虫検査を行いました。興味深いことに,本州で普通に観察される単生類が,沖縄のオオクチバスには寄生していませんでした。現在,その原因を検討しています


2010年6月2日水産生物科学コース3年生が行う水産増殖学実験で,移植・放流に関連して,外来魚問題を取り上げました。学生は,広島大学構内のぶどう池で実際に淡水魚を採集し,外来魚(ブルーギルとオオクチバス)の占める割合を調査しました。採集した外来魚は,翌日の実験に用いるため,すべてホルマリン液で固定しました。授業は長澤和也先生が行い,大学院生の松田春菜さん(D3)が協力してくれました。


2010年5月20日外国人特別研究員のダニー・タン博士長澤和也先生は,長崎県で養殖ウマヅラハギの採集を行いました。最近,養殖ウマヅラハギに寄生虫性疾病が観察された事例があり,研究用のサンプルを得るためものです。地元養殖業者に加えて,長崎県総合水産試験場と長崎県県北水産業普及指導センターの職員から大きな支援を受けました。


2010年5月11〜16日石垣島において海水魚とオオウナギの寄生虫調査を行いました。参加したのは外国人特別研究員のダニー・タン博士,大学院生の片平浩孝君(D1),長澤和也先生の3名です。特に,片平君によるオオウナギの寄生虫調査は,日本で初めて行われたものです。数種の寄生虫が認められ,大きな成果をあげました。また,タン博士が調べた海水魚からも多くの未報告種を得ました。昨年11月の調査と同様,滞在中は,水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所と沖縄県水産海洋研究センター石垣支所の皆様にお世話になりました。


2010年4月21〜24日沖縄本島において外国人特別研究員のダニー・タン博士,大学院生のワラウィット君(D1),長澤和也先生の3名魚類寄生虫調査を行いました。ワラウィット君は昨秋に来日し,沖縄を初めて訪問しました。テラピア等の外来淡水魚から単生類を採集しました。


010年4月6日広島大学の近くにある鏡山公園で,毎年恒例の花見を行い,春のゆったりとした時間を楽しみました


2010年3月11〜12日千葉大学理学研究科博士課程の須藤耕佑君(D3)が来室し,ウミウシ類に寄生するカイアシ類や渦虫類に関する情報を交換しました特に,寄生性カイアシ類については,私たちも関心があり,多くを学ぶことができました


010年2月18日卒業論文発表会が行われ,桑原寛之君が無事に口頭発表とポスター発表を終えましたこの日の夜,卒業論文と修士論文を書いた学生・院生へのねぎらいを兼ねて,東広島市内で,皆で飲食を楽しみました。

桑原寛之: オオクチバスに寄生する単生類およびその出現の季節性に関する研究.


010年2月15日博士課程前期2年生で,私たちの研究室に所属する片平浩孝君,Su Myatさん,佐伯 悠君,福重聖子さん修士論文発表会が行われ,無事に終えました。大変ご苦労様でした。

片平浩孝: Parasitological study of the Japanese eel (Anguilla japonica) from Ehime Prefecture, Japan.

Su Myat: Taxonomic and ecological study on the monogenean Eudiplozoon nipponicum and other parasites of crucian carp (Carassius spp.) in Japan.

佐伯 悠: 淡水魚類に寄生するニセエラジラミ科およびイカリムシ科カイアシ類の分類学的研究.

福重聖子: 瀬戸内海産魚類に寄生する単生類の分類学的研究.


2010年2月4日長澤和也先生は,北海道立中央水産試験場(余市町)にて,北海道における今後の水産資源研究の人材育成に関する講演を行いました。この試験場は,長澤先生がかつて勤務したことがある場所であり,研究員との話し合いも充実したものになりました。当日の北海道は,10年ぶりの寒波襲来で日中最高気温がマイナス10度。久しぶりに本当の寒さに出会いました


2010年1月25日上野大輔君(D3)の学位論文発表会(公聴会)が開催されました。上野君は,学位論文の内容を発表し,会場からの多くの質問に答えました。この学位論文は英文で書かれ270頁を超える大作です。寄生性カイアシ類学の進展に大きな一歩を記しました。

上野大輔Taxonomic study on copepods parasitic on tetraodontiform fishes from Japan and East Asian countries.


2009年12月6〜12日長澤和也先生は,チェコ共和国チェスケーブジェヨビッツェにある寄生虫学研究所に滞在し,魚類に寄生する線虫類の分類学的研究を,旧知のフランク・モラベック博士と実施しました。特に,タイ科魚類から採集された線虫類に焦点をあてて研究をしました。この寄生虫学研究所における滞在は,長澤先生にとって3度目であり,今回も実り多い滞在となりました。


2009年11月22〜28日石垣島で魚類寄生虫調査を実施しました。外国人特別研究員ダニー・タン博士,上野大輔君(D3)長澤和也先生が参加しました。石垣市にある魚市場で熱帯性魚類を購入し,寄生性カイアシ類を主に採集しました。また,淡水魚と汽水魚の採集も合わせて行い,寄生虫を採取しました。滞在中は,水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所沖縄県水産海洋研究センター石垣支所の皆様にお世話になりました。


2009年11月16〜17日浜名湖(静岡県)において魚類採集を大学院生の佐伯 悠君(M2)と長澤和也先生が実施しました。汽水魚に寄生するニセエラジラミ科カイアシ類を採集するためです。浜名漁業協同組合白州支所の皆様のお陰で,多くのハゼ類を採集できました


2009年11月13〜15日長澤和也先生久米島(沖縄県)において,寄生虫研究用の淡水魚を採集しました。久米島ホタル館の職員にお世話になり,テラピアとブルーギルを採集しました。カイアシ類Neoergasilus japonicusの寄生を確認しました。


2009年11月2〜8日長澤和也先生は,マレーシアクアラルンプール市で開催されたアジア・太平洋水産養殖学会に出席しました。わが国や東南アジアの養殖海水魚で問題になっているウオビル類に関する発表を行ないました。滞在中,マラヤ大学の動物学研究所を訪問し,旧知のリム博士(右から2枚目)と今後の共同研究に関する話し合いを持ちました。


2009年10月5日 ワラウィット君がタイ国から来日しました。研究生として水産増殖学研究室で過ごします。ブルーギルの外部寄生虫(カイアシ類と単生類)の生態学的研究を行う予定です。彼の紹介記事は「大学院生・学位取得者」のページにあります。


2009年10月2日,大学院博士課程の入学式が行われました。水産増殖学研究室には,博士課程後期に2名(木本圭輔さん,坂岡 賢さん)が入りました。ともに社会人で博士号取得を目指しています。両名の紹介記事は「大学院生・学位取得者」のページにあります。


2009年9月3日 名古屋市の坂岡 賢さんご家族の訪問を受けました。ご夫婦は,ともに広島大学大学院で学び,ご主人はマダコ,奥様はユスリカに関する研究をされておられました。研究や子育てのことなど,話が弾み,楽しいひと時を過ごしました。長澤和也先生は,6月に名古屋港水族館で開催された日本動物分類学会の際,坂岡さんに大変お世話になりました。


2009年8月22〜27日沖縄島で魚類寄生虫調査を実施しました。今回は,上野大輔君(D3)と長澤和也先生に加えて外国人特別研究員ダニー・タン博士が初めて参加しました。沖縄島南部の魚市場で熱帯性魚類を購入し,寄生性カイアシ類を主に採集しました。興味深い種が多数得られました。魚類の解剖は,琉球大学の風樹館で行いました。滞在中,ちゅら美水族館を訪問し,スタッフの方に内部を案内していただき,大いに勉強になりました。


2009年7月29日 外国人特別研究員ダニー・タン博士が来日し,寄生性カイアシ類に関する研究を始めました。タン博士の情報は,大学院生のページに記されています。現在,寄生性カイアシ類の分類研究において,世界で最も活躍する若手研究者です。


2009年7月25日今春,卒業した遠部 碧さんが研究室を訪問してくれました。現在,食品製造会社に勤務する彼女から,製品の試食を依頼され,上野大輔君(D3)と長澤和也先生多くの意見を述べました。遠部さんは,在籍中,淡水魚に寄生するカイアシ類Neoergasilus japonicusの生態研究に従事しました。ちょうど昨年のこの時期には,タイ国パタヤ市で開催された第10回国際カイアシ類会議に出席して,研究成果を発表しました。


2009年6月30日〜7月2日 新潟県佐渡島にある新潟大学理学部附属佐渡臨海実験所を長澤和也先生訪問し,水族寄生虫の標本を観察する機会に恵まれました。標本中に,板鰓類に寄生するメナシウオビルの標本を認め,とても感激しました。本種の標本は,これまでわが国では確認されていませんでした。そのほか,アカメウミビルカニビルウミチョウなどの標本を確認することができました。


2009年6月26〜28日沖縄島において3回目の魚類寄生虫調査を,大学院生の上野大輔君(D3)と長澤和也先生が実施しました。今回は,沖縄島中部にある河川や貯水池で淡水魚を採集し,前回同様,貴重な寄生虫標本を得ました。ある河川調査の合間には,森林からアカショウビンの鳴き声を聞くことができ,その美しい声に聞き入りました。魚類の解剖は,琉球大学の風樹館で実施しました。また滞在中に,糸満市にある沖縄県水産海洋研究センターを訪問し,養殖で問題になる寄生虫やウイルス性疾病に関する情報を教えていただきました。


2009年6月20日,北海道南部にある河川において,長澤和也先生はさけますセンターの斉藤寿彦さんらと,イトヨに寄生する条虫類の1種,Schistocephalusに関する調査を行いました。斎藤さんは,昨年度,水産増殖学研究室で博士号を取られました。日本を代表するサケ研究者のおひとりです。北海道大学の大学院修士課程では,イトヨの生態を研究され,この分野でも大きな研究業績を残されておられます。


2009年6月18〜19日北海道大学の理学部生物学科の3年生に,長澤和也先生が「水族寄生虫学」の集中講義を行いました。授業は10時間以上のハードなものでしたが,学生がよく聴いてくれ,楽しいものでした。授業の合間には,新緑のキャンパスを散策し,充実した時間を過ごすことができました。ちょうどポプラが咲いており,その花が風に乗ってフワフワ漂っていました。


2009年6月13〜14日 名古屋市で開催された日本動物分類学会において,上野大輔君(D3)と長澤和也先生研究成果を発表しました多くの動物分類学者と話すことができ,大いに得るものがあったと同時に,良い刺激になりました。また,ヒダビルの生態に関する共同研究を行っている名古屋港水族館の坂岡 賢さんにもお会いするすることができ,大変お世話になりました。

上野大輔長澤和也:沖縄諸島産モンガラカワハギ科魚類14種から得られたHatschekia属カイアシ類14種

長澤和也上野大輔
わが国におけるウオビル科ヒル類の研究と最近見出された本科数種の同定


2009年6月5日目黒寄生虫館長澤和也先生が訪問し,町田昌昭館長や巖城 隆研究員らと,最近の寄生虫研究に関する情報交換を行いました。また,特別展「寄生虫の巧妙な侵入戦略!」を担当されている荒木 潤研究員から,学術的に大変興味深い寄生虫(ロイコクロリディウムという吸虫:左下写真)の説明を受け,大いに感激しました。この特別展は本年9月27日まで開催中。


2009年6月5日長澤和也先生国立科学博物館(新宿分館:標本資料センター)を訪問し,これまでに研究・報告した寄生虫標本を登録・寄贈しました今回は,ヒル類,カイアシ類,ワラジムシ類の標本を寄贈しました。これらの標本は,国内外の科学者の研究に用いられます


2009年6月4日高知大学大学院生の澄川沙代子さん(M1)が,魚類寄生虫研究法の研修のために,水産増殖学研究室に来られ,大学院生から検査法などを学びました。


2009年4月26〜28日,1月に引き続いて,沖縄島において外来魚の寄生虫調査を,大学院生の上野大輔君(D1)と長澤和也先生が実施しました 。魚類の採集は島内の河川や琉球大学の構内などで行い,前回と同じく琉球大学内の風樹館(博物館)において寄生虫検査を実施しました。ヤマトニセエラジラミの宿主を新たに発見するなど,今回も興味ある多くの知見を得ました。


2009年4月3日入学式が行われました。水産増殖学研究室には,博士課程後期に2名(奥田 優君,五利江重昭さん),博士課程前期に1名(藤田辰徳君)が入りました。


009年3月23日学位授与式が行なわれました。水産増殖学研究室では,5名(斎藤寿彦さん,平田 靖さん,奥 宏海さん,E. Blanco-Gonzarez君,T.T. T. Haさん)が博士号,2名奥田 優君,神尾祐輔君)が修士号,5名皆川 駿君,遠部 碧さん,藤田辰徳君,山本香菜子さん,佐藤秀樹君)が学士号を得ました。おめでとうございます。学位取得と学部卒業・大学院修了,おめでとうございます。

また,博士課程前期に在籍していた鍬崎賢三君が就職のため,研究室を後にしました。

009年2月20日卒業論文発表会が行なわれ,水産増殖学研究室に属する5名(皆川 駿君,遠部 碧さん,藤田辰徳君,山本香菜子さん,佐藤秀樹君)が無事に口頭発表とポスター発表を終えました特に,遠部 碧さんの発表は優秀賞に選ばれました。おめでとうございます。


009年2月13日博士課程前期2年生で,私たちの研究室に所属する2名(奥田 優君,神尾祐輔君)の修士論文発表会が行われました。


2009年1月28〜31日沖縄島において外来魚の寄生虫調査を,大学院生の上野大輔君(D1)と長澤和也先生が初めて実施しました 。魚類の採集は琉球大学の構内や南風原ダムで行い,琉球大学内の風樹館(博物館)において寄生虫検査を実施しました。沖縄島におけるヤマトニセエラジラミの発見など,多くの新知見を得ました。


2009年1月13〜27日博士課程後期3年生で,私たちの研究室に所属する5名(斉藤寿彦さん,平田 靖さん,奥 宏海さん,Enrique Blanco Gonzalez君,Tran Thi Thuy Haさん)の博士論文発表会が行われました。

斉藤寿彦:Regional variability in early growth and survival of chum salmon Oncorhynchus keta in Japan (1月13日)

平田 靖:マガキ成貝飼育海水への付着基質浸漬による幼生の付着促進に関する研究 (1月15日)

奥 宏海:マダイ脂肪細胞の分化と機能発現機構に関する研究 (1月20日)

Blanco Gonzalez, E.: Implications of the stock enhancement program of black sea bream (Acanthopagrus schlegelii) on the genetic resources and population fitness in Hiroshima Bay, Japan (1月21日)

Ha, T.T.T.: Linkage mapping and QTL studies based on new microsatellite markers of ayu (Plecoglossus altivelis)(1月27日)


2008年12月22日オーストラリアで寄生性カイアシ類の分類学的研究を精力的に行っているダニー・タン博士が,学術振興会の外国人特別研究員に選ばれ,来年度から水産増殖学研究室に博士研究員(ポスト・ドク)として滞在することが決まりました(⇒大学院生・学位取得者


2008年12月19日宮崎くじら研究会栗田壽男会長が水産増殖学研究室を訪問しました。宮崎県沿岸に座礁した小型クジラ類に見られるペンネラ属カイアシ類や線虫類に関する意見交換を交換を行いました。


2008年12月11〜12日東京大学海洋研究所において,板鰓類に関するシンポジウムが開催され,長澤和也先生がヒル類に関する以下の講演を行いました。シンポジウム期間中,水族館関係者を始めとする多くの参加者と,水族館や研究機関における寄生虫研究の進め方などに関して情報交換をするとともに,具体的な研究テーマについて話し合いました。また,広島大学からは,大川内浩子さんが単生類に関する発表を行いました。

長澤和也・萩原宗一(中木マリンセンター)・土屋泰久(下田海中水族館):日本産板鰓類に寄生するヒル類と水族館における重度寄生例.

・大河内浩子:沖縄産オトメエイ類に寄生する単生類2種の形態と分類.


2008年12月4日,水産増殖学研究室の博士課程後期に在籍して博士号取得を目指している社会人3名(斉藤寿彦さん平田靖さん奥 宏海さん)と留学生2名(エンリケ君ハさん)の博士論文予備検討会を無事に終了しました。


2008年12月3日,水産増殖学研究室では,大学院研究科長裁量経費に基づく研究を行っています。それは,瀬戸内海産マダイの系群識別を寄生虫を生物標識に用いて行うものです。現在,大学院生のヨネさん(D1)が中心となって,瀬戸内海各地からマダイ標本を採集して,寄生虫相とその地域変異を調べています。この日は,香川県水産試験場のお世話になり,小豆島沿岸の播磨灘で漁獲されたマダイ標本を得ることができました。


2008年12月1日千歳市にある淡水魚水族館「千歳サケのふるさと館」を長澤和也先生が訪問し,千歳川産魚類に寄生するエゾビルの生態に関する情報を収集しました。また水中観察窓から,千歳川で産卵行動をするサケ親魚を観察する機会に恵まれ,有意義な時間を過ごしました。


2008年11月29〜30日北海道大学で開催されたシンポジウム『海と陸の間:日本の命があふれるところ:海岸線の生物多様性研究』長澤和也先生が出席し,以下の講演を行いました。また,シンポジウム終了後に,北海道大学大学院理学研究院の原 宏先生を訪問し,分類研究の進め方などに関して意見を交換しました。

長澤和也:海岸動物の寄生虫−忘れられた生物群.


2008年11月24日,広島市で開催された日本水産学会中国・四国支部大会で,大学院生のヨネさん(D1)ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。私たちの研究室では,昨年度の井上亜希子さんに続く連続受賞で,大きな快挙です。ヨネさんの発表は完璧な日本語で行われ,研究内容とともに,その素晴らしい日本語が高く評価されました。ヨネさんの発表は,タイ類の頭部皮下に寄生するカイアシ類の形態分類学的研究で,これまで謎に包まれていた多くのことを解き明かしました。本当におめでとうございます。


2008年11月24日広島市で開催された日本水産学会中国・四国支部大会で,大学院生の松田春菜さん(D1)ヨネさん(D1)神尾祐輔君(M2)スミャットさん(M1)福重聖子さん(M1)片平浩孝君(M1)鍬崎賢三君(M1)佐伯 悠君(M1)に加えて,学部生の佐藤秀樹君(U4)遠部 碧さん(U4)が,水族寄生虫に関する研究発表を行いました。演題は以下のとおりで,口頭発表のあと,ポスターの前に参加者に説明するとともに,多くの質問に答えました。

福重聖子・山本 淳・長澤和也: 外来魚テラピアの鰓に寄生する単生類の形態と同定

片平浩孝・水野晃秀・海野徹也・長澤和也: ウナギの寄生虫-II.汽水域と淡水域間における寄生虫の出現比較

神尾祐輔・海野徹也・長澤和也: 瀬戸内海産メバル属3種の鰓に寄生するミクロコチレ属単生類の形態と分類

鍬崎賢三・坂井陽一・海野徹也・長澤和也: 瀬戸内海産メバル属2種に寄生するカイアシ類Taeniacanthus sebastichthydisの生態

Madinabeitia, I., T. Umino, and K. Nagasawa:
The mysterious Colobomatus spp. (Copepoda: Philichthyidae) parasitic in Japanese sparid fish.

松田春菜長澤和也: 瀬戸内海に生息する2種のカシパン類におけるハナゴウナ科貝類の寄生状況

Myat, S., T. Umino, and K. Nagasawa: Seasonal occurrence, growth and maturation of Eudiplozoon nipponicum (Monogenea), a gill parasite of silver crucian carp (Carassius auratus langsdorfii) in the Kurose River, Hiroshima, Japan.

遠部 碧海野徹也長澤和也: 外来魚ブルーギルにおけるカイアシ類ヤマトニセエラジラミの寄生部位

佐伯 悠海野徹也長澤和也
: 外来魚カムルチーの鰓に見出されたイカリムシ科カイアシ類の形態と同定

佐藤秀樹海野徹也長澤和也: 黒瀬川産カワムツの寄生虫:感染状況の地域的変異とその要因.



2008年11月15日鹿児島大学で開催された日本甲殻類学会で,大学院生の上野大輔君(D2)が寄生性カイアシ類に関する研究成果を発表しました。その演題は以下です。

上野大輔長澤和也: 日本産フグ目魚類に寄生するカイアシ類相及びその特徴

 上野君の骨身惜しまない不屈の努力によって,これまでほとんど未知であったフグ類の寄生性カイアシ類に関して,正確で他の追随を許さない膨大な知見が蓄積されつつあります。成果の公刊を期待してください。


2008年11月10〜13日長澤和也先生と大学院生の松田春菜さん(D1)は,ストックホルム市にあるスエーデン国立自然史博物館に滞在し,無脊椎動物部門の主任研究員であるアンダース・ワレン博士とともに主催したハナゴウナ科貝類に関する国際研究集会に出席しました。この集会では,日本産ハナゴウナ科貝類の生態に関する研究成果を長澤先生と松田さんが発表しました。また日本から持参した貝類標本をもとに,同定に関する様々な検討も行われました。

Matsuda, H. and K. Nagasawa: Ecology of Hypermastus tokunagai (Gastropoda: Eulimidae) parasitic on the sand dollar Scaphechinus mirabilis (Echinoidea: Irregularia).

Nagasawa, K.: The eulimid gastropod Pelseneeria castanea: relationship with and effects on the echinoderm host Strongylocentrotus nudus in northern Japan.


2008年11月4日広島大学のキャンパスは,現在,紅葉で美しい時期を迎えています。今朝,シベリアからの渡り鳥であるジョウビタキを観察しました。冬が近いです。


2008年10月22日ハンガリー科学アカデミーチャバ・スゼケリー博士が来室しました。魚類寄生虫の生活史を研究するためで,河川で標本採集を行ったほか,研究室では寄生虫学を専攻している学生に特別講義をしました (⇒研究あれこれ)。


2008年9月19日大分県の玖珠川水系でヤマメの寄生虫調査を行いました。大分県農林水産研究センター内水面研究所木本圭輔さんや地元の漁業協同組合の方々の協力を得て,河川環境を観察したほか,中間宿主と考えられる甲殻類の採集などを行いました。調査に参加した長澤和也先生は,九州の山中に豊かな自然に恵まれた湧水豊富な河川があり,寄生虫を含む多くの生物を育んでいることを実感しました。また,そうした自然を後世に長く伝えようとしている地元の方々の意識の高さにも感心しました。


2008年9月17日岡山県津山市を流れる吉井川で,長澤和也先生スッポンの寄生虫調査を行いました。吉井川漁業協同組合梅田郁男さんの案内で,岡山県水産試験場魚病指導センター泉川晃一さんととともに,吉井川の中流域をめぐってスッポンの生息地を観察し,梅田さんが採集したスッポンから外部寄生虫を採集しました。梅田さんはスッポン釣り名人であり,その卓抜した技術は驚嘆に値するものでした。採集した外部寄生虫に関しては,現在,同定作業を行っています。


2008年9月4日沖縄美ら海水族館柳澤牧央さんの訪問を受けました。水族館の飼育生物で問題になる寄生生物に関する情報交換を行うとともに,亜熱帯域における水族寄生虫学研究の必要性について話し合いました。単生類研究者の大河内浩子さん(海洋生態系評価論研究室に勤務)や大学院生の上野大輔君(D2)とも親しく歓談しました。


2008年7月13〜18日タイ国パタヤ市でカイアシ類に関する第10回国際会議が開催されました。水産増殖学研究室からは,大学院生の上野大輔君(D2)ヨネさん(D1),学部4年生の遠部 碧さんに加えて,長澤和也先生が参加しました。寄生性カイアシ類の研究している他国の科学者と毎日,じっくりと論議する機会を持つことができ,大変有意義な会合となりました。 以下の発表を行いました。

Madinabeitia, I., S. Ohtsuka, and K. Nagasawa: Taxonomy and ecology of parasitic copepods of wild and cultured red sea bream Pagrus major in Japanese waters.

Nagasawa, K., A. Inoue, and T. Umino: Host and environmental factors affecting the occurrence of Neoergasilus japonicus, a parasitic copepod of freshwater fish, in a river, Japan.

Obe, M., A. Taga, T. Umino, and K. Nagasawa: Infection with Neoergasilus japonicus (Copepoda: Ergasilidae) on bluegill Lepomis macrorchis, a freshwater fish of North American origin, in Japan.

Uyeno, D., S. Ohtsuka, and K. Nagasawa: Diversity of parasitic copepods in tetraodontiform fishes.



2008年7月5日,東京大学海洋研究所の大学院生海部健三さん(D2)が,研究室を訪問しました。前回2月4日に続いて,2度目の訪問です。海部さんは,岡山県の児島湾と流入河川でウナギの生態研究を行っています。大学院生の片平浩孝君(M1)長澤和也先生と,ウナギの寄生虫の分類や生態に関する論議をしました。


2008年7月1日,広島大学大学院生物圏科学研究科で,研究科長が研究費を支援する研究課題の募集がありました。これに応募した長澤和也先生,大学院生の上野大輔君(D2)松田春菜さん(D1)が,書類審査および口頭試問を経て,見事,研究費を獲得しました。長澤先生の申請課題は「寄生虫を生物標識として活用した瀬戸内海産マダイの系群識別」,上野君の申請課題は「フグ目魚類に寄生するカイアシ類の多様性と宿主との共進化に関する研究」,松田さんの申請課題は「ウニ類に寄生する巻貝の病害性と増殖メカニズムの解明」です。これらの研究は本年度に実施されます。


2008年6月27日大学院生のヨネさん(D1),神尾祐輔君(M2),スミャットさん(M1)誕生パーテイが開かれました。この3人は6月生まれです。研究室の多くの学生が参加し,研究をしばし忘れて,楽しいひと時を過ごしました。この会をコーディネートした遠部 碧さん(U4)がよく頑張ってくれました。


2008年6月17〜18日北海道大学水産学部4年生の菊池詩織さんの訪問を受けました。菊池さんは,現在,北海道周辺や北洋のスケトウダラやホッケの寄生虫を研究しています。寄生虫の研究方法など,水産増殖学研究室の大学院生や学部学生と多くの意見交換をしました。また,魚類の寄生虫検査を体験し,ランチョンセミナーにも参加したほか,広大なキャンパスを散策するなど,充実した時間を過ごしました。研究室への再訪をいつでも歓迎します。


2008年6月13日水産増殖学研究室が担当する学部2年生を対象とした生物学実験のなかで,クロダイの外部形態の観察および解剖を指導しました。海野徹也先生の指導のもと,エンリケ君や高山 翔君,志摩周作君ら,大学院生も助手として大いに活躍しました。この授業は,今月一杯続きます。


2008年6月11日大学院生の神尾祐輔君高山 翔君,学部4年生の皆川 駿君が,広島湾でクロダイの卵分布調査を行いました。本調査は昨年度から実施されており,クロダイの産卵期に合わせて毎週,調査を行っています。今後はネットで表層から採集した魚卵から,免疫学的手法を用いてクロダイ卵を選び出し,広島湾におけるクロダイの卵分布図を作成します


2008年6月6日奈良女子大学共生科学研究センター佐藤拓哉さんが水産増殖学研究室を訪問しました。「Parasite meditates energy flow across food webs: evidence from river-forest interface」という特別講義を英語でしてくださり,新たな視点からの寄生虫研究の可能性と方向性を教えていただきました。ハリガネムシとカマドウマ,渓流魚の間には,とても大きな未知の世界があることを知りました。講義後,研究室の院生・学生とも親しく会話してくださり,彼らにはとても充実した時間となりました。


2008年6月1日岡山県立倉敷天城高校2年生5名(足立君,田中君,赤澤さん,大森さん,平野さん)の訪問を受けました。高校の授業で,寄生性カイアシ類の1種,イカリムシを研究をするために,長澤和也先生にいろいろと質問をするために来室したものです。イカリムシの生活史や研究方法など,様々なことが話されました。また,大学院生の松田春菜さんからも講義を受けました


2008年5月31日大学院生の福重聖子さん佐伯 悠君,学部4年生の佐藤秀樹君遠部 碧さんが,長澤和也先生とともに,福山市の千塚池ブルーギルの採集を試みました。しかし,この池のブルーギルはかなり以前に姿を消したとのことで,採集できませんでした。一方,同市の芦田川下流域で採集したところ,多くのブルーギルを入手でき,標本として固定しました


2008年5月30日大学院生の神尾祐輔君鍬崎賢三君,学部4年生の佐藤秀樹君遠部 碧さんが,呉市蒲刈島の大地蔵港バルを採集しました。その際,採集地付近の清掃活動をし,多くのゴミを集めました。この行為に対して,地域の人たちから感謝され,飲み物などを差し入れて頂きました。ありがとうございました。今後も,この活動を続けていきたいと思います。


2008年5月22日4年生の佐藤秀樹君が研究フィールドである黒瀬川の支流,松板川コイ科魚類の採集を行いました。しかし,研究対象にしているオイカワ属の個体数が著しく少なく,採集が思うようにできませんでした。上流部で河川工事が行なわれており,その影響があるのかも知れません


2008年5月22日竹原市にある「ハチの干潟」で保護活動をされている岡田和樹さんが来室されました。岡田さんは,「ハチの干潟調査隊」の代表として,干潟の保護と研究活動に精力的に取り組まれています。今回の訪問は,ハチの干潟で採集されたイカリナマコの寄生・共生生物長澤和也先生と観察するためでした。長澤先生にとっては,多くが未知の生物で,岡田さんから多くを学ぶ機会となりました。


2008年4月26〜27日愛媛県南部の御荘湾で,水野晃秀さん片平浩孝君長澤和也先生は,ウナギの資源研究と寄生虫研究を本格的に始めました。そして,御荘湾に流入する蓮乗寺川僧都川の様子も見て回りました。ウナギの資源研究は,社会人で博士課程後期の院生である水野さんが行っています。また今春,博士課程前期に入学した片平君が寄生虫を研究しています。この調査は,地元漁師の高森 進さんの協力と,愛媛県から特別採捕許可証を得て実施しています。


2008年4月22日広島大学構内にあるぶどう池で,遠部 碧さんは,寄生性カイアシ類の1種,ヤマトニセエラジラミの生態を研究しています。今回,新たな試みとして,ぶどう池に生簀を設置してキンギョを収容し,ヤマトニセエラジラミがキンギョにどのように感染するのかを明らかにする実験を始めました。ニセエラジラミ科カイアシ類の生態解明への,新たな挑戦です。


2008年4月20日,山口県平生町の瀬戸内海沿岸で,松田春菜さん長澤和也先生が,ハスノハカシパンに寄生する巻貝,トクナガヤドリニナに関する調査を行いました。この海域には,ハスノカシパンが高密度に生息していて,トクナガヤドリニナの生態研究には絶好の場所です。松田さんは,この海域と周辺で,2005年から3年間にわたって調査を行ってきました。その研究成果の一部が,最近,日本貝類学会の英文誌に掲載されました。

Matsuda, H., T. Hamano, K.-I. Yamamoto, and S. Hori (2008): Ecological study of Hypermastus tokunagai (Gastropoda: Eulimidae), parasitic on the sand dollar Scaphechinus mirabilis (Echinoidea: Irregularia). Venus, 66: 203-214.


2008年4月15日,瀬戸内海の小島,下蒲刈島(広島県呉市)で,神尾祐輔君が中心となって,研究室に新たに入ってきたメンバーとともに,メバルの採集を行いました。また今回初めて,上野大輔君鍬崎賢三君素潜りでメバルの水中観察を試みました 。他の参加者は,松田春菜さんスミャットさん片平浩孝君佐藤秀樹君長澤和也先生でした。


2008年4月11日,新年度恒例の花見を行いました。広島大学構内,満開の桜の樹の下で,春の暖かい陽を浴びて,水産増殖学研究室の室員のみならず,水族生理学研究室水族病理学研究室の先生や学生とも親しく歓談し,キャッチボールやサッカーなどもして,親交を深めました。水産増殖研究室からは,以下の19名が参加しました。

参加者:長澤和也先生海野徹也先生(教員);エンリケ君,ハさん(D3);上野大輔君(D2);ヨネさん,松田春菜さん(D1);神尾祐輔君,奥田 優君(M2);スミャットさん福重聖子さん,片平浩孝君,鍬崎賢三君,佐伯 悠君,志摩周作君,高山 翔君(M1);藤田辰徳君,佐藤秀樹君,山本香菜子さん(U4)


2008年4月6日広島県中央部を流れる太田川の支流,筒賀川でアマゴの浮袋に寄生するマスウキブクロセンチュウSalvelinema salmonicolaの中間宿主を探す調査を行いました。長澤和也先生は,かつて筒賀川のアマゴからこの線虫を得て報告しましたが,その生活環が不明なことから,今回の調査となったものです。中間宿主はヨコエビ類と考えられますので,水中に沈んでいる枯葉に住むヨコエビ類を集中的に採集しました。今後,研究室でヨコエビ類を解剖して,幼虫の有無を調べる予定です。


2008年4月3日,広島大学大学院生物圏科学研究科の入学式が行われました。水産増殖学研究室には,博士課程前期(修士コース)に7名,同後期(博士コース)に3名,合計10名の大学院生が新メンバーとして加わりました。充実した生活を送り,意義のある研究成果を出すことを期待しています。各人の研究テーマは,「大学院生・学位取得者」のページをご覧ください。

 《博士課程前期》:
Su Myat,福重 聖子,片平 浩孝,鍬崎 賢三,佐伯 悠,志摩 周作,高山 翔

 《博士課程後期》:
Ione Madinabeitia,松田春菜,水野晃秀