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学部学生・卒業研究

 広島大学生物生産学部では,卒業研究のために,学部学生は3年生後期(10月以降)に各研究室に所属します。

  学生は,当該分野の研究をいち早く始めることができるため,研究の進展を期待でき,様々な問題点をみずから見出すとともに,研究成果を積極的に取りまとめる能力を身につけることができます。

 
 
水産増殖学研究室では,卒業研究を通して,みずから行動する積極性を一層高める同時に,外国人留学生との交流や英語論文の読解等により,国際感覚を養う教育を行います

 
フィールド・ワークの経験が豊富で,国際的に多くの経験を持つ教員が,厳しくも丁寧な指導を行います。我こそは思う人は,是非,水産増殖学研究室での卒業研究にチャレンジし,おのれを高めてください。将来,研究者を目指す学生には,有意義な経験ができると思います

 
特に,魚類や無脊椎動物,寄生虫の標本を地元の広島県をはじめ,瀬戸内海や中国地方を中心とする西日本で,みずから採集することが多いので,フィールドに積極的に出て研究を行いたい人を歓迎します。もし大学院に進学する場合には,フィールドは国内の多くの場所に広がります。

 一方,みずから採集した寄生虫は,種名を決定するために
顕微鏡観察が必要です。研究室には,日本のみならず諸外国で採集された標本も多数あります。野外調査が苦手で,室内でじっくりと研究したい人には,寄生虫の多様性・分類研究は好適なテーマかも知れません。琉球列島を含む西日本産魚類だけでも,まだ数千種以上の寄生虫が新たに発見されると私たちは推測しています。未知の寄生虫を一緒に研究し,世界に向けて,新たな知見をともに発信していく学生が私たちの仲間に加わってくれることを期待しています。

 
海水魚や淡水魚の寄生虫に興味がある人は,是非,研究室に来て,4年生や大学院生,教員の話を聞いてみてください
。来室時間に制限はありませんので,都合の良いときに来てください。研究室の方針については,【研究と教育】のページを参照してください。

 
なお,学部学生であっても,高いレベルの卒業研究と成果を求めますので,しっかりとした研究生活を送ることができる学生が望ましいです。

 

近年の卒業研究

 長澤和也先生のもとで,卒業研究を行った学生とテーマは,以下の通りです。

【2015年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
渡邊 彩香
瀬戸内海産マルアジに寄生するナミオウオノエの形態学的研究  大分県

【2014年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
青戸 祐介 広島県産二枚貝に寄生するProctoeces属吸虫の分類 広島県
 伊藤 光平 西日本産トカゲエソ属魚類の寄生虫,特にカイアシ類の分類学的研究 広島県 

【2013年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
工藤 史貴 Taxonomy of the caligid genus Lepeophtheirus (Copepoda) parasitic on fishes in the Seto Inland Sea, Japan 京都府

【2012年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
新田 理人 Taxonomy of monogeneans parasitic on freshwater fishes from western Japan 広島県

【2010年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
福山 嵩典 ナマズに寄生する単生類の分類学的研究 滋賀県

【2009年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
桑原 寛之 オオクチバスに寄生する単生類およびその出現の季節性に関する研究 愛媛県

【2008年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
遠部 碧 Ecology of Neoergaslius japonicus (Copepoda: Ergasilidae) parasitic on centrarchid fishes in Japan 広島県
佐藤 秀樹 広島県産淡水魚の寄生虫とその生態に関する研究 群馬県

【2006年度】

氏 名 卒業論文題目 出身県
大津 聖三 瀬戸内海産メバルの生物指標としての寄生虫に関する研究  広島県
多賀 あゆみ 外来魚ブルーギルの外部寄生虫とその季節変化に関する研究 滋賀県
竹本 浩之 広島湾産クロダイの寄生虫相に関する研究 岡山県


卒業研究に基づく学会発表

青戸祐介 (2014): マガキに寄生するProctoeces属吸虫の分類.第2回寄生虫生物学セミナー,広島大学,2014年9月.

伊藤光平 (2014): トカゲエソに寄生するSarcotaces属カイアシ類の分類.第2回寄生虫生物学セミナー,広島大学,2014年9月.

工藤史貴 (2013): 瀬戸内海産魚類に寄生するウオジラミ科カイアシ類の分類.第1回寄生虫生物学セミナー,神戸大学,2013年9月.

工藤史貴 (2013): コブダイに寄生するウオジラミ科カイアシ類の同定.第7回水生生物勉強会,京都大学フィールド科学教育研究センター,京都府,2013年7月.

新田理人 (2013): 西日本産ヨシノボリ類とそれに寄生する単生類.水族寄生虫談話会,東京大学,2013年3月.

新田理人 (2012): 淡水魚に寄生する単生類.第6回水生生物勉強会,小豆島,2012年7月.

新田理人・長澤和也 (2012): ドンコの“共食い”を利用した寄生虫のしたたかな生存戦略.第23回魚類生態研究会,東広島市,2012年2月.

・Nagasawa, K. and M. Obe (2011): Seasonal occurrence and host-associations of Neoergasilus japonicus (Copepoda: Ergasilidae) infecting bluegill (Lepomis macrochirus) in a reservoir in a temperate region of Japan. 第11回国際カイアシ類会議, メキシコ,メリダ市,2011年7月.

Obe, M., A. Taga, T. Umino, and K. Nagasawa (2008): Infection with Neoeragsilus japonicus (Copepoda: Ergasilidae) on bluegill Lepomis macrochirus, a freshwater fish of North American origin, in Japan. 第10回国際カイアシ類会議, タイ,パタヤ市,2008年7月.

遠部 碧・海野徹也・長澤和也 (2008): 外来魚ブルーギルにおけるカイアシ類ヤマトニセエラジラミの寄生部位平成20年度日本水産学会中国・四国支部大会,広島市,2008年11月.

佐藤秀樹・海野徹也・長澤和也 (2008): 黒瀬川産カワムツの寄生虫:感染状況の地域的変異とその要因.平成20年度日本水産学会中国・四国支部大会,広島市,2008年11月.

・Nagasawa, K., S. Ohtsu, and T. Umino (2007): Diffferences in abundance of metazoan ectoparasites on three sympatric, color-morphotypes of the black rockfish Sebastes inermis in Japanese waters. 第7回国際魚類寄生虫シンポジウム,イタリア,ビテルボ市,2007年9月.

・長澤和也・大津聖三・海野徹也 (2007): 瀬戸内海産メバルの同所的3型とその寄生虫.第18回魚類生態研究会,宇部市,2007年2月.

長澤和也・大津聖三・海野徹也 (2007): 瀬戸内海産メバル3型における外部寄生虫の感染状況.平成19年度日本水産学会大会,東京都,2007年3月.


・井上亜希子・多賀あゆみ・海野徹也・長澤和也 (2007): 外来魚ブルーギルにおけるイカリムシの寄生状況と頭部形態の変異.平成19年度日本生物地理学会大会,東京都,2007年4月.

佐藤秀樹・海野徹也・長澤和也 (2007): 魚類寄生虫の個体数を決定する要因(予報):同所的オイカワ属3種(オイカワ,カワムツ,ヌマムツ)の腸内寄生虫を例として.平成19年度日本水産学会中国・四国支部大会,東広島市,2007年12月.

竹本浩之・海野徹也・長澤和也 (2007): 広島湾産クロダイの外部寄生虫相と主要寄生虫の季節変動.平成19年度日本水産学会中国・四国支部大会,東広島市,2007年12月.

・長澤和也・柳 慎治・海野徹也 (2006): 魚類の生物標識としての寄生虫−河川放流された琵琶湖産アユへの活用を提案.平成18年度日本水産学会中国・四国支部大会,広島市,2006年10月.


大津聖三・海野徹也長澤和也 (2006): 瀬戸内海産メバル3型における寄生虫の感染状況の違い.平成18年度日本水産学会中国・四国支部大会,広島市,2006年10月.