峠三吉没後50年にむけて

 

 来年(2003年)はヒロシマの詩人・峠三吉が亡くなって50年をむかえます。

 生前唯一遺した詩集『原爆詩集』は、1950年、朝鮮戦争で再び原爆が使用される危機感が高まるなかで、核戦争の犯罪性を告発し、平和を願う人びとへのメッセージとして編まれたものです。今日まで多くの人に愛読されてきましたが、アフガン戦争やパレスチナの悲劇が深まる現在、彼が紡ぎだした言葉は「不戦」の理念をわれわれに強く訴えています。

 峠三吉は、詩人としてだけではなく、戦後の混乱期の文化運動・平和運動・被爆者運動など、実に多面的な活動を担った人であり、没後50年をむかえる今、改めて峠三吉とその時代のエネルギーと精神を継承していきたいと考え、「没後50年企画」を計画しました。

 現在、広島市には残念ながら「文学館」はありません。峠三吉のほか原民喜・正田篠枝などの貴重な資料の多くが市立中央図書館に保管されたままですが、公開・研究する場はなく、関係者は心を痛めるばかりです。

 今回「没後50年企画」を取り組むなかで、多面的な峠三吉像を浮かびあがらすことはもちろんのこと、貴重な資料の有効活用、さらには文学館の実現も求め、活動していきたいと考えています。

 ご支援・ご協力よろしくおねがいします。

 

*今後の活動内容

   碑前祭(2003年3月9日 平和公園・詩碑前)

   シンポジウム(2003年3月9日 碑前祭の後)

   文学資料展(要望に応じて巡回展)

   峠三吉の半生を描いた『河』の構成劇など

   記念出版

  

  なお、活動の基金として一口3,000円を広く市民に訴える

 

*呼びかけ人(50音順・広島市、その近郊の方々にとどめました)

伊藤真理子  海老根勲(共同代表)  亀岡恭二  北村均  好村冨士彦  古浦千穂子 四国五郎  寺島洋一  成定薫  深川宗俊  福谷昭二  御庄博実(共同代表)  水島裕雅(共同代表)

事務局・池田正彦 久野成章(会計 中薗久恵)

 

*峠三吉没後50年の会

広島市中区本川2丁目1-29−301

TEL/FAX 082-291-7615

Eメール m-ike@do8.enjoy.ne.jp