(要旨)核エネルギーは、人類にとって「第三の火」となる運命にあります。不幸にして戦争の道具として開発されたということはありますが、石油資源の枯渇にともなって、今世紀中には人類の文化を支える主流となるでしょう。そうした事態をふまえて、ヒロシマを再認識する必要を感じています。上手く話せないかもしれませんが、足りないところは皆さんの想像力でおぎなって下さい。当日、「原子爆弾の仕組みと被害」という資料をお配りします。
講師・作家紹介:1928(昭和3)年、広島県生まれ。東京大学哲学科卒。『安芸文学』同人、日本平和学会会員。1945(昭和20)年、旧制広島高校を休学中、被爆地から60キロ北にある古里千代田町で原子雲を見る。『重い車』1963年『群像』の新人賞受賞。主な著作『ヒロシマの証言』(1963年)『ヒロシマを語る十冊の本』正・続(1980、1981)『子どもたちの見たヒロシマ』(1982年)『鴎外をめぐる女たち』(1992年)『ヒロシマの歩んだ道』(1996年)ほか。