平成22年度計画の全体的な実施状況について
当初の計画どおり、本センターの設置目的にもとづき、ほぼ順調に進められた。
1.優秀な留学生の確保
(1)説明会の実施
- 本センターにおいて、9月に理学研究科化学専攻が説明会を実施
- 5月と6月に夏期日本語研修、12月に冬期日本語研修の説明会を実施。
- 中国国内で開催された北京大学日本文化祭(5月)、北京国際教育博覧会(6月)、「広島県内大学等海外PR事業」(6月)、中国教育国際展覧会(10月)等に参加。
(2)入学試験の実施
- 8月、生物圏科学研究科がテレビ会議システムを使った
- 9月、文学研究科博士課程前期試験を受けるための日本語能力試験を実施。志願者数43名、合格者数21名。
- 11月、文学研究科、理学研究科化学専攻及び数理分子専攻がそれぞれ博士課程前期の入学試験を実施。文学研究科の志願者数21名、合格者数21名。理学研究科化学専攻の志願者数2名、合格者数2名。理学研究科数理分子専攻の志願者数7名、合格者数3名。
- 12月、理学研究科数理分子生命学専攻がテレビ会議システムを使った国費留学生申請に関わる面接を実施。
2.研究者相互の共同研究・研究者交流の支援
(1)紀要等の刊行
- 本センターの紀要である『北研學刊』第7号を準備中。
- 6月に開催した「日本語作文スピーチコンテスト」優秀作文を収録した『中日友好の架け橋2010』を印刷中。
(2)シンポジウムの開催
- 7月、銀河学院で開催された「日本漢詩」日中シンポジウムを後援。
(3)センター客員研究員意見交換会
3.日本事情の紹介と情報発信
(1)日本文化の紹介
- 11月、華道草月流、田中紘子師範による華道教室を開催。首都師範大学の教員や学生など80名以上が参加。
(2)日本語・日本文化講座の開催
- 本学教員による首都師範大学の学生への日本語・日本文化講座を開催。今年度当該講座担当教員は、佐藤利行北京研究センター長・教授と佐藤暢治北京研究センター准教授、花房卓爾国際センター助教、本田義央文学研究科助教。
- 北京滞在時には、佐藤利行北京研究センター長・教授と佐藤暢治北京研究センター准教授が首都師範大学の大学院生等に研究指導を行う。
(3)原爆資料の常設展示
- 6月より広島平和記念資料館より貸与された原爆資料を常設展示
4.広島大学からの留学支援
- 海外語学研修プログラムとして、8月に3週間、首都師範大学で「第4回広島大学夏期中国語研修」を開講。X名(学生X名と職員3名)が参加。初級と中級2クラス編成で首都師範大学の教師陣による中国語の授業を受けた。
5.テレビ会議システムを利用した授業
・首都師範大学の大学院に対して佐藤利行北京研究センター長・教授が定期的に授業を実施。
・首都師範大学学部生向けに、週一回佐藤暢治北京研究センター准教授が授業を実施。
6.帰国留学生への支援
- 北京を中心とした帰国留学生の名簿を作成した。当該帰国留学生に北京研究センター発行のニューズレター等を送付。
- 12月、中国の元日本留学生の会年末総会に参加。
7.留学希望者の学歴調査
8.交流事業の橋渡し
- 国家体育総局とサンフレッチェ広島・広島県サッカー協会との交流事業
平成22年度計画での特色ある取組についての実施状況
1.日本語作文スピーチコンテスト
- 「第5回日本語作文スピーチコンテスト」を6月26日に開催。「平和」というテーマのもと、中国各地の大学から約600編の応募作文があり、優秀作文の執筆者5名が6月に開催されたスピーチコンテストで作文を披露。最優秀賞には厦門大学と福建師範大学と貴州大学の学生を選出。参加大学には、北京センター長賞として厦門大学、にしき堂特別賞として華中師範大学、銀河特別賞として広西大学、奨励賞として貴州大学と北方民族大学と韓山師範学院を選出。
平成23年度以降に向けての改善事項
- 必ずしも本センターの改善ではないが、国際戦略のなかで全学的に取り組まなければならない事項。
1.優秀な留学生の確保
- 中国から優秀な留学生を確保するためにも、北京研究センター入試の拡張を考えていく必要がある。また、北京研究センターで開催されている説明会についても、たんなる説明会で終わるのではなく、入試・入学までをも視野に入れた方策を考えていく必要がある。
2.同窓会活動の支援
- 中国国内での本学の戦略を考えれば、帰国留学生が果たす役割は大きい。本学が他大学に比べ中国各地で活動しやすい要因のひとつには、帰国留学生の存在がある。本学は、中国での基盤をより確固なものとするためにも、「広島大学中国校友会」の活動をさらに支援する必要がある。
その他特記事項
1.「希平会」での活動
- 「希平会」とは、中国に進出している日本の高等教育、学術機関の交流組織であり、2ヶ月ごとに開催されている。この「希和会」の会長を、本センターのセンター長である佐藤利行教授が務めており、本センターが中国における日本の高等教育、学術機関で果たしている役割は大きい。
2.「広島県内大学等海外PR事業」
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