
2011年度 研究概要
画像診断領域では、最新のマルチスライスCT・3テスラMRI・デジタルX線写真・PET-CTなどを駆使した多彩な臨床研究を行っています。また、低線量のX線被曝の生物学的影響の研究、画像工学的な見地からCT・MRIを中心とする新たな画像診断法の開発等にも着手しています。IVRでは、肝癌治療におけるIVRの問題点の探求・改善の研究を中心に行っています。
本研究室は、広島大学原爆放射線医科学研究所、シカゴ大学、広島市立大学、熊本大学、東芝メディカル、日立メディコ等の国内外の大学や企業の研究所とも積極的に共同研究を展開しています。
研究は、教授および講師の指導のもと、大学院生を中心に和気あいあいとした雰囲気の中で活発に行われており、リサーチカンファレンスも定期的に開催しています。
現在の主な研究プロジェクトとしては以下のものがあります。
Body Imaging

胎児CTにおける骨格系の3D画像。
胎児CTは、骨格系異常が疑われる胎児の骨塩沈着の程度・骨格系の全体像の把握に有用です。
| (1) | 胎児CT診断におけるX線被曝低減の研究 |
|---|---|
| (2) | 胎児の骨格系異常のCT診断に関する研究 |
| (3) | 肝特異性造影剤(Gd-EOB)を使用したMRI画像に対する抗癌剤の影響に関する研究 |
| (4) | PET-CTにおける肺腫瘍鑑別に対するコンピュータ支援診断の開発 |
| (5) | CT urographyによる尿路上皮腫瘍の検出に関する研究 |
| (6) | CTによる骨髄腫、骨粗しょう症等の骨量の定量解析に関する研究 |
| (7) | ヨード造影剤の至適投与法に関する研究 |
| (8) | 超低線量CTの開発 |
| (9) | CTや血管造影等における低線量被曝の生物学的影響に関する研究 |
| (10) | Multienergy Energy CT (Photon counting CT)による病変定量のための基礎的研究 |
| (11) | 造影剤腎症の臨床的検討 |


転移性肝腫瘍のEOB-MRI像(左)とダイナミックCT像(右)。
ダイナミックCTでは腫瘍は描出出来ていませんが、EOB-MRIでは腫瘍(矢印)が明瞭に描出されています。
Neuro-imaging and Head and Neck imaging
| (1) | MRIの拡散テンソル画像による末梢神経病変の評価 |
|---|---|
| (2) | 高速MRIを用いた眼病変の診断 |
| (3) | 11Cフルマゼニル-PETによる側頭葉てんかんの焦点の同定に関する研究 |
| (4) | MRIによる小児下垂体病変の定量的研究 |
| (5) | MRIによる特発性正常圧水頭症の病態解析に関する研究 |

正常者の11Cフルマゼニル-PETの画像
解剖学的詳細を知るためにMRI画像と重ね合わせた画像。
11Cフルマゼニル-PETでは、てんかん焦点の正確な把握が可能です。

白内障の術後の高分解能T2強調像。
1は眼内レンズ、2は虹彩、3は毛様体です。
Interventional Radiology
| (1) | マイクロカテーテルを用いた肝リザーバー留置術の研究 |
|---|---|
| (2) | 肝外血管から栄養された肝癌に対するカテーテル治療の研究 |
| (3) | 肝癌に対するUltra-selective TACEの研究 |
| (4) | 大動脈瘤に対するステントによる治療に関する研究 |


腹部大動脈瘤に対してステントを挿入した症例。
左はステント挿入前の大動脈造影。右はステント挿入後の大動脈造影。
























