|
2007年 広島大学土木会会報 ■ 会長挨拶 ■ 〜 土木会の財務改革について 〜 広島大学土木会会長 杉恵 頼寧
広島大学土木会は、昭和54年に再建され、これまで会員の皆様の協力のもとに様々な活動を続けてきました。その活動の財源は、土木会会費および広告掲載収入に依存しています。会費は、現在3,000円/年で、5年分15,000円を一括して、前払いしてもらっています。ところが、最近若い世代の納入率が悪く、また広告掲載件数が大幅に減少して、土木会の財務状況は次第に悪化し、平成14年度頃から実質的に赤字状態になっています。 それが、これまで一般にあまり顕在化してこなかったのは、それまで蓄積されてきた余剰金(黒字)が、繰越金として年度初めの収入に繰り込まれ、決算において名目上赤字にならなかったためです。ところが、平成18年度の決算では、実質的に過去最大の約130万円の赤字を出し、平成19年度への繰越金は約170万円に大きく減少しました。このままで行くと、あと2年程度でこれまでの蓄積を使い切り、これまで毎年発行してきた土木会会報・名簿がいずれ発行不可能になります。 土木会事務局はこの事態を早くから認識しており、会費納入率を高めるために、各卒業年度の評議員に会費未納者リストを毎年手渡し、会費納入の協力を依頼してきました。それと同時に支出をできるだけ抑えるように努力し、現在では、ゴルフ大会や囲碁大会等の援助金を全面的に廃止するまでになっています。それにもかかわらず、会費収入は毎年増えるどころか、逆に減少し、財務状況は危機的状態になっています。 そこで、事務局は、今年度改めて会費収入減少の要因を分析したところ、5年に1度の納入であることもあって、納入を忘れている人の多いことがわかりました。そこで、平成19年6月、会費未納者全員に、土木会の財務状況を訴える文章とともに、未納金額を記した振替え用紙を別途封書でお送りしました。これに対して多くの方々から反応があり、これまで(8月末現在)100人余の会員から、合計約180万円余りの会費振込みがありました。ご協力していただいた皆様方に感謝申し上げます。 一方、広告掲載収入は平成8年度250万円あったのが、平成18年度には8社、40万円に大きく減少していますので、改めて40社ほど選び、広告掲載を個々の企業に直接依頼することにしました。今までのところ、比較的好意的な回答が寄せられており、今年度は、広告収入も増えるものと期待しています。その窓口になっていただいた、各社の会員の方々にも感謝申し上げます。 これに合わせて、支出をさらに抑える努力もしています。これまで手のつけられなかった土木会会報・名簿のコスト削減に取り組み、会報編集委員会の協力の下に、名簿の掲載を簡略化し、ページ数を大幅に削減することにしました。これによって、名簿掲載の様式が大きく変わり、若干見にくくなるかもしれませんが、経費削減の折、ご容赦願いたいと思います。 また、会報はこれまで、会費納入、未納入にかかわらず、会員全員に配布してきましたが、もはや、そのような余裕がありませんので、長期にわたって会費を滞納している方には、今年度から一時配布を停止することを考えています。これらの努力によって、平成19年度の決算では、繰越金を除いた収支バランスで十分黒字になるものと期待しています。 会費納入方法も、これまで改革委員会で長い間検討されてきた「金融機関からの口座振替(自動振込み)方式」を、平成21年度から実施できるよう、事務手続きを進めていくことにしています。これによって、会費の納入忘れがなくなり、安定した会費収入が期待されるとともに、支払いが毎年ではありますが3,000円になることにより、従来の振込み(15,000円/5年 )に比べて、負担感が若干小さくなることが期待されます。 今後の課題としては、若い世代に、さらに土木会の意義を理解してもらうことが必要で、土木会に関心を持ってもらうよう努力していきたいと考えています。その一つとして、会報の内容をさらに充実させ、若い世代にも興味が持てるよう見直して行くことを、会報編集委員会にお願いしています。この点に関して皆様方からご意見、提案等がありましたら、事務局に寄せていただけるようお願いします。 (終) |
|