秋の花

その1     




名称:カワラナデシコ
分布:本州〜九州
撮影場所:岡山県蒜山高原
撮影日時:2006年7月8日

 日本美人を形容する言葉で大和撫子という言葉があるが、そこでいうナデシコとはこの花。自然のものとは思えない整った美しさであるが、立派な在来種。秋の七草を呼ばれるが、実際は夏によく見られる。
 良く似たカーネーションとは近縁な間柄。

広大での生息 △








名称:キキョウ
分布:北海道〜九州
撮影場所:広島県戸河内町深入山
撮影日時:2006年9月3日

 植物に詳しくない人でも、キキョウを知っている人は多いと思う。それほど独創的で他に類を見ない。
 深入山は定期的な火入れを行なっているために、一面草原である。秋、草原に花達が咲き乱れる中、ひと際目に付くキキョウの花は登山者達の足を止めさせ、時に彼らを花泥棒にさせる魅力を放つ。

広大での生息 △








名称:オミナエシ
分布:日本全土
撮影場所:広島県戸河内町深入山
撮影日時:2006年9月3日

 漢字で「女郎花」と書くけれど、語源ははっきりしない。日当たりの良い山野の草地に生える多年草で、決して珍しい花ではない。
 オミナエシが変わっているところは、花色が黄色なだけでなく、花に繋がっている箇所から10cmほどの茎も黄色を呈することである。花色が茎を染めてしまったかの様にも見える。

広大での生息 ○









名称:クズ
分布:日本全土
撮影場所:岡山県津山市
撮影日時:2006年8月25日

 クズはマメ科のつる性植物で、どこにでも適応する順応性と爆発的な増殖力からやっかいな雑草として有名。ただし、”クズ”という名前は決してそこから連想されるようなものではなく、昔の地名(国栖:奈良県)からきている。
 とはいえ、この植物の成長力は凄まじく、林を上から覆い尽くし、さらにそれを枯らしてしまうというのだから恐ろしい。ところで、日本では今、様々な外来種が問題になっているけれど、日本の在来種であるクズもアメリカで猛威を振るっているらしい。

広大での生息 ○






名称:サケバヒヨドリ
分布:本州(関東地方西南部以西)〜九州
撮影場所:広島県東広島市鏡山ブールバール
撮影日時2005年10月27日

 本来、ここに来る秋の七草はフジバカマなのですが、この植物はレットデータブックに載るほど珍しいく手持ちの写真がありません。そこでフジバカマにとても近縁なサケバヒヨドリを紹介します。
 あまり見栄えするとは言えないけれど、姿勢良く伸びた茎、控えめな淡紅色の花は落ち着いた雰囲気。

広大での生息 ○







名称:ヤマハギ
分布:北海道〜九州
撮影場所:広島県東広島市鏡山ブールバール
撮影日時:2005年10月27日

 秋の七”草”といわれる中で萩だけは厳密に言うと”草”ではなく小低木つまり”木”という括りに入ってしまう。だからどうだと言う訳ではないのですが。
 ところで、植物は、茎を木質化させ非常に巨大になる”木”と柔らかい茎で大きくなれない”草”に分けることができる。しかし分類学的には同じ科の中でも”木”があったり”草”があったりする。わかりやすい例にイチゴ(草)とサクラ(木)がある(どちらもバラ科)。

広大での生息 ○







名称:ススキ
分布:日本全土
撮影場所:広島県向原町
撮影日時:2006年10月22日

 秋の七草はただ美しく見栄えが良い花だけと言う訳でなく実にバリエーション豊かな花が選ばれていると思う。そんな中でも極めつけは、このススキ。色鮮やかな顕花植物とは全く違う魅力がある。ススキの銀色の穂が群れて風に揺られる風景は秋の風物詩。

広大での生息 ○






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