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加齢(Aging)によって脳機能(Brain Function)も低下するが、病的(Diseased)な低下を示す場合は認知症(Dementia)であることが多い。ボケ(いわゆる正常人の)と呼ばれていた症状との区別は見かけ上は困難な場合も多い。しかし、現在では脳内診断機器〔X線CT(コンピュータ断層撮影、Computed
Tomography)やMRI(核磁気共鳴画像法、Magnetic
Resonance Imaging)など〕の発達やその他の診断手法(Diagnosis Technique)の発達によって、確実に診断できるようになっている。 病的な場合は痴呆症(ちほうしょう)と呼ばれていたが、印象が悪いので、現在は認知症(にんちしょう)と呼ぶことになっている。 原因は多様であるが、認知症(病名ではない)を示す病名の代表的なものがアルツハイマー病(Alzheimer's Disease、AD、Alzheimer Disease、Senile Dementia of the Alzheimer Type、Alzheimer's)である。この病気の原因も確定していない。この病気に限らず、認知症を示すどの病気も現在は不治(Incurable)の病である(いくつかの病気については症状を緩和あるいは悪化させないための薬剤は開発されつつある)。従って、根拠のない民間療法(Folk Medicine)も多く行われている。 高齢になるほど認知症の罹患率(Morbidity Rate)は高くなり、80代では2桁となるとも言われている。しかし、ボケとの区別が見かけ上困難な場合も多いことから、実際の罹患率はさらに高いと推定されている。近年は、若年性の(Youth)認知症も知られている。 認知症の場合、最も問題なのは介護(Nursing)の側と言われている。患者本人は、自覚がない場合が多く、その介護の側に大変な労力(および経済力)が必要となる。多くは娘(女性)が支えており、その過労(Overwork)のために悲惨な事件も頻発している(全般的には、老々介護や夫婦共認知症の場合などで最も問題が多い)。国も介護保険(Long Term Care Insurance)や介護制度(Nursing System)や介護施設(Nursing Facilities)などの面で支援策(Assistance Measures)を打ち出しているが、諸問題を解決する見通しには至っていない。 |
| アルツハイマー病 |
![]() 食品医学研究所(HP/2011/6)による『認知症は地中海式の食事としょうが(ウコン)や赤ワイン(赤ぶどう果汁)で防げます!』(20110/4)から |
![]() 大脳皮質の著しい萎縮 アルツハイマー病では、脳全体(特に側頭葉や頭頂葉)が萎縮して(小さくなって)いきます。成人では通常1,400g前後ある脳の重さが、発症後10年位たつと800〜900g以下に減ってしまいます。正常な脳と比べてみると、大脳が小さくなっていることがわかります。 ワールドプランニング「痴呆性疾患の画像診断シリーズ(1) アルツハイマー型痴呆」(1997)より |
![]() 老人班、神経原繊維変化がみられる アルツハイマー病の脳内では、神経細胞と神経細胞の間に老人斑(シミのようなもの)や神経細胞の中に神経原線維変化(糸くずのようなもの)がみられます。そして老人斑や神経原線維変化の増加に伴い、神経細胞が減っていきます。 「Bodian 染色 平井俊策氏提供」 神経伝達物質の異常は、痴ほう症の発現に深く関与しているものと考えられます。アルツハイマー病では、いろいろな神経伝達物質の減少がみられますが、特に、初期に記憶の働きに関わる神経伝達物質アセチルコリンの減少が明らかにされています。 アルツハイマー病において減少する神経伝達物質 |
![]() 脳の血管が詰まったり破れたりします。 脳血管障害による認知症の原因としては、脳梗塞の多発によるものが大部分(70〜80%)を占めます。脳血管障害により脳の血流量や代謝量が減少し、その程度や範囲は認知症の程度と関係します。 ワールドプランニング「痴呆性疾患の画像診断シリーズ(2) 脳血管性痴呆」(1997)より |
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| 北多摩北部保健医療圏ネットワーク(HP/2011/6)による『認知症ホームページ』の『Archive for the '認知症とは何か' Category 認知症は身近な問題』から | |
![]() 通常の老人の脳(左)とアルツハイマー型認知症患者の脳(右)。解剖学的な特徴の違いが示してある。アルツハイマー型認知症患者は大脳皮質、海馬の萎縮、および脳室の拡大が見られるようになる。 ウィキペディア(HP/2011/6)による『アルツハイマー型認知症』から |
![]() アルツハイマー病の経過 |
![]() 中核症状とは 『認知症の中核症状と周辺症状』から |
| doctor_k(HP)による『認知症・アルツハイマー病を理解する』から | |
| 介護保険法 |
| 認知症患者数 |
![]() 前半5年(1990-1994)と後半5年(1995-1999)の比較 小阪(HP/2011/6)による『認知症をよく知り適切な治療を〜アルツハイマー病とレビー小体型認知症を中心に〜』(2007/5)から |
![]() 認知症の高齢者の推移 厚生省「1994年、痴呆性老人対策に関する検討会報告」より |
![]() 認知症の高齢者の年齢階層別出現率 平成4年2月老計第29号、老健14号「老人保健福祉計画策定に当たっての痴呆老人の把握方法等について」より |
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自立度III:日常生活に支障をきたすような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。 厚生労働省ホームページより ![]() 将来推計 (注)カッコ内は65歳以上人口比(%)。 老人保健福祉法制研究会編「高齢者の尊厳を支える介護」より |
![]() アルツハイマー病の比率は著しく増加している 「平成7年度 東京都社会福祉基礎調査・高齢者の生活実態」より |
| 北多摩北部保健医療圏ネットワーク(HP/2011/6)による『認知症ホームページ』の『Archive for the '認知症とは何か' Category 認知症は身近な問題』から | |
![]() 認知症フォーラム.com(HP/2011/6)による『認知症って、どんな病気ですか?』から |
![]() 我が国の認知症患者数の推移および将来推計 ![]() 我が国の認知症患者の年齢階層別出現率 ![]() 我が国の認知症の原因別割合の推移 〔doctor_k@nifty.com氏による認知症・アルツハイマー病を理解するから〕 |