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原子力発電(Nuclear Power Generation)

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トリウム原発

原発の賛否

 エネルギー資源(Enery Resource)の中で政治的に最も大きな問題を有するのが原子力発電(Nuclear Power)である。ウラニウム〔Uranium:質量数(Mass Number)235を持つ同位体(Isotope)のみ〕核分裂反応(Nuclear Fission)を用いるために、核兵器(Nuclear Weapon:原爆、Atomic Bomb)との関連での軍事技術と分離できない点が多いためと、放射能(Radioactivity)のためである。
 2010年1月現在で、世界の運転中と建設・計画中原発は432基(約3.9億kW)と140基(1.4億kW)であり、同じく日本の運転中と建設・計画中原発は54基(約0.5億kW)と15基(0.2億kW)である。日本は米国とフランスに次ぐ、世界第3位の発電設備を有する。
 ウラニウム資源の埋蔵量は特に多い訳ではないが、プルトニウム(Plutonium)という核分裂性(Fissile)物質を発生させる方法によれば高速増殖炉、Breeder Reactor)、理論上はウラン資源の約60倍のエネルギーを生み出すことができると言われているために資源量において魅力があるとされている(ただし、ウラン238の埋蔵量分から生成できるプルトニウムによるエネルギー量は石炭によるエネルギー量程度であるという見積りや、プルトニウムの生成速度は限られているために自由に必要なエネルギーを使える訳ではないことや、プルトニウム自体が持つ欠点等を考慮すれば、プルトニウムはエネルギー資源としての価値はそれほど大きくないという意見もある)
 しかし、大きな問題は利用に伴う放射性廃棄物(Radioactive Waste)に関するものである。放射性廃棄物を人工的に処理する技術は存在しない。従って、隔離して放射能が低下するのを待つしかないため、その隔離方法と場所が問題となっている。日本などでは、リサイクル・システム核燃料サイクル、Nuclear Fuel Cycle)を確立させようとしているが、どの程度まで可能かどうかは未知数である。
 原子力発電所については、地震(Earthquake)などによる自然災害(Natural Disaster)の影響や、人為的な誤動作等に伴う事故(Accident)や、テロ(Terrorism)などによる事故などが懸念されている。また、住民感情として近くに原発を建設することに対する拒否反応が強いため、将来計画(更新や新設)の実行も簡単ではなく、エネルギー利用計画上も大きな問題を抱えている〔反対の理由は様々であり、例え必要性を認めてもNIMBY(Nimby、Not In My Back Yard−私の裏庭はおことわり、迷惑施設、嫌悪施設、忌避施設)として避けられる〕
 近年は、地球温暖化(Global Warming)の主要な原因物質である二酸化炭素(Carbon Dioxide)を運転中は発生しないということで原子力発電のメリットが謳われている。しかし、2011年3月に発生した東日本大震災(東北関東大震災)による福島原発事故の放射能漏洩問題により、反原発の気運が上昇している。

原子力政策

2011

【2011】

5重の壁

2011

【2011】

核燃料サイクル

1998|−|2001|−|2011

【2011】

【2001】

【1998】

再処理

2000|−|2011

【2011】

【2000】

放射性廃棄物

1992|−|2011

【2011】

【1992】

ホウ素

2011

【2011】

トリウム原発

2011

※通常の原子力発電では核燃料としてウラン235U)を使用しているが、トリウム232Thを利用することもできる〔ただし、中性子を吸収させて生成させた核分裂性のウラン233233Uを燃料とする〕。インドがその例である。

【2011】

原発の賛否

2011

※日本は第二次世界大戦後に、米国の政策に同調して、国策として原子力の平和利用(原発)を推進することになった。推進者の代表は、読売新聞初代社主であった故正力氏と政治家(自民党)の中曽根氏とされている。そのため、国および原発関連企業等は当然賛成派である。現在の原発の推進(賛成)理由は、エネルギーの安定供給地球温暖化対策とされている。原発の賛否(賛成/反対)の理由は複雑であるが、長所/短所という点から見てみる。

【2011】


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