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鉱床学とは(Economic Geology)

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 地下(Underground、Subsurface)の資源(Resource)となる物質を多く含む岩石(Rock)を鉱石(Ore)と呼ぶ。鉱石が集まった場所を鉱床(Ore Deposit、Mineral Deposit)と呼ぶ。鉱床について、それらの資源となる物質が濃集したメカニズム(Concentration Mechanism)を解明するための学問が鉱床学(Economic Geology、Ore Geology)である。従って、資源の探査(Exploration)や採掘(Mining)のためには必須の学問であり、また資源となる物質の性質等も明らかにする学問であるから選鉱(Dressing)や製錬(Smelting)にとっても重要である。ただし、化石燃料(Fossil Fuel)関係では、単なる鉱床学という名称は一般的に用いられないようである。
 資源となる物質が濃集するには、液体状態(Liquid State)が最も効率が良い。鉱石異常な岩石(Abnormal Rock)であるが、岩石の一種であるから、岩石の成因(でき方)(Rock Genesis)に類似させて考えれば、液体状態は『マグマ(Magma)』と『熱水(Heated Water、Hot Water、Hydrothermal)』である。これらは、火成作用(Igneous Activity)に伴って生成する。マグマの場合、普通の岩石を形成するのはケイ酸質(Siliceous)のマグマ本体であるが、鉱石を形成するのは水を主とする揮発成分(Volatile Constituent)の多いマグマである。一方、熱水の場合、このようなマグマに含まれていた水も存在するが、一般的にはマグマの熱によって熱水〔または場合によっては水蒸気(Water Vapor)も〕となった地下水(Groundwater)の循環(Cycle)によって鉱石が形成される場合が多い。熱水〔地表付近では温泉水(Hot Spring Water)とも呼ばれる〕は地下の岩石に含まれる物質を循環の間に溶かし込む。そして、地表部の低温低圧条件下で、鉱石となるような物質を沈殿させる(Precipitate)。地下の割れ目(Fracture)などが熱水の通路(Passage)として適しているために、そのような場所に鉱石を沈殿させることが多い。いわゆる、鉱脈鉱床(Vein-type Deposit)である。目立った通路が無く、散点的に広範囲に存在すれば、広染鉱床(Disseminated Deposit)となる。
 鉱床は、このように形状(Form)で分類されることもあるが、普通には鉱種(Ore-type)元素(Element)〕に分類される(Classify)ことの方が多い。例えば、金鉱床(Gold Deposit)とか、鉄鉱床(Iron Deposit)とか、銅鉱床(Copper Deposit)とかである。これは、研究者が特定の鉱種を対象に研究することが多いためである。
 また、鉱床学は英語ではEconomic Geology(直訳すれば経済地質学)とされていることからも判るように、資源の開発(Exploitation)において経済的に採算がとれるかどうかが重要である。
 なお、実際の開発(Development)のための学問は資源工学(Resource Engineering)などと呼ぶ。

広渡文利 先生 2007年7月(脳出血)ご逝去(享年82歳)
関根良弘 先生 2004年5月     ご逝去(享年80歳)■見る→
立見辰雄 先生 1997年10月(肺炎)ご逝去(享年81歳)■
■片山信夫 先生 1997年3月(腎不全)ご逝去(享年87歳)■
■吉村豊文 先生 1990年       ご逝去(享年85歳)

渡辺武男 先生 1986年12月    ご逝去(享年79歳)

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