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2011年夏
昨年の夏の甲子園は広陵高校がスカッと1回戦で負けました。今年の夏は如水館高校が健闘してベスト8まで残り、延長、逆転サヨナラという高校野球ならではの興奮を与えてくれました。もうひとつ広島大学の夏の風物詩としてオープンキャンパスがあります。
オープンキャンパスとは学校への入学を希望・考慮している者に対して、施設内を公開する入学促進イベントの一種です。受験生の確保を目的として1990年ごろからはじまり、ミスマッチの少ない学生を入学させたいという意図から現在は多くの大学で開かれるようになりました。キャンパスツアー、発生学実験、救急医学体験講習会、受験相談などが行われます。私はここ数年受験相談を担当しています。ふるさと枠推薦入試、AO入試、前期日程と後期日程の一般入試の違いなどを説明すると同時に受験生のお悩みなども伺うという役回りです。学生にいろいろと大学のことを説明しないといけないのでこちらも「我々は何者か」と勉強するのですが、今回は広島大学の理念5原則を学習しました。1.平和を希求する精神、2.新たなる知の創造、3.豊かな人間性を培う教育、4.地域社会・国際社会との共存、5.絶えざる自己変革です。
現在、広島大学眼科学教室の目指すゴールの一つは広島の患者さんに世界で最高の眼科医療を提供する事です。そのためには専門外来を準備するだけではなく、多くの若い眼科医が努力を続ける体制を作る事と考えています。広島大学眼科における専門外来は徐々に育ってまいりました。次のステップはその専門性を持ったエキスパートを自己増殖させて、大学病院以外にも普及させる事、つまり若い医師の教育体制を確立する事、および、若い先生たちが世界のトップに追いつくだけでなく、そこから一歩先に進むために頑張ってもらえるようにサポートする事と思っています。医師としてあるべき姿は、専門医を取得してそれで終わりではありません。常に自己改革を必要としています。ひたすら昔の教えを守る診察習慣病に気付いてください。診察習慣病は生活習慣病と同じく自覚症状がないためにその修正は容易ではありません。診察習慣病に打ち勝つには自分は何がしたいのか、どこへ行くのか良く考えるのが一つの方法でしょう。これが新たなる知の創造、絶えざる自己変革につながります。まさしく学問は最高の遊びである。
もう一つの夏の行事として臨床眼科学会、手術学会のシンポジウム、インストラクションコースのオーガナイザーの言葉やシラバスの作成があります。短い間に書くとどうしても良く似た文章になることに気付きました。そうです。この巻頭言もニューズレターの巻頭言とそっくりです。豊かな人間性を培う必要がありそうです。
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