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角膜移植について

角膜とは

眼球表面の中央部に位置し、横径約12mm、縦径11mm、厚さ約1mmのドーム状の透明な膜です。角膜の表面は涙液でうるおされ、涙液側から順に角膜上皮層、角膜実質層、角膜内皮層に分類されます。角膜の透明性は、角膜表面の涙液、角膜構成成分の規則正しい配列、角膜上皮および角膜内皮による角膜内水分調節によって維持されています。角膜になんらかの傷害が起きたとき、場合によっては角膜の透明性が損なわれ混濁を残します。

角膜の役割

  1. 眼球内へ光を通す
  2. 光を屈折する
  3. 眼球壁を形成する

角膜移植手術適応

角膜の役割が損なわれ、内科的治療で治すことができない時
具体的には

  1. 角膜が混濁したとき
    (例)角膜実質炎 水疱性角膜症 角膜ジストロフィーなど
  2. 角膜が光を正しく屈折しないとき
    (例)円錐角膜など
  3. 角膜が穿孔したとき
    (例)外傷や潰瘍の穿孔など

角膜移植手術術式

全層角膜移植
角膜上皮、実質、内皮の全層をドナー角膜に置き換える
表層角膜移植
角膜上皮、実質のほぼ全層をドナーの角膜に置き換える
輪部移植術
角膜上皮形成術 ドナー角膜周辺部を移植する

術後療法

術後は移植角膜の生着および機能回復の経過観察が長期に渡って必要です。
免疫抑制および感染症予防を主とした薬物療法(点眼、内服、点滴)が行われます。

予後

移植前の疾患により異なりますが、一般に角膜移植は他の臓器移植にくらべて移植片の生着率は良好です。

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