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食道癌術後合併症に術前化学放射線療法が与える影響についての検討

当院で原発性食道癌の手術を受けられた方へのお知らせ

 当院で2003 年1月~2011月12月に食道癌手術を受けられた方を対象として疫学研究を行っています。
 食道癌の術後合併症に対する術前化学放射線治療の影響を評価する研究です。
 食道癌において術前化学放射線療法が予後を改善することが報告されています。しかし、開胸開腹を伴う食道切除術に限定して、術前化学放射線療法が食道切除術後合併症に及ぼす影響を調べた報告はありません。これについて検証する意義は大きいと考えられます。

研究の意義・目的

 「TS-1 胃癌術後補助化学療法比較試験」(以下、ACTS-GC 試験)におきましては、1,059名もの患者さんにご参加・ご協力いただいた結果、胃がん術後補助化学療法としてのTS-1投与は、安全にして有効であり、Stage Ⅱ、Ⅲの胃がん手術後の標準的な治療と考えられるようになりました。
 しかしながら、TS-1投与群における3年無再発生存率は72.2%であり、一部の患者さんには無効であったことがわかります。また、胃がんと診断され治癒切除が行われ、結果的にStageⅡ、Ⅲであった患者さんの再発のしやすさやTS-1による効果の違いがあらかじめ予測できれば、患者さんにより安全で有効な治療法をご提案できると考えられます。
 ACTS-GCバイオマーカー研究では、ACTS-GC試験に参加された患者さんが手術を受けたときに作製された標本を用いて腫瘍に発現している遺伝子の状態およびRNA やタンパク質の発現(以下、バイオマーカー)を調べ、再発のしやすさやTS-1 の効果との関係を調べることを目的としています。
 この研究の結果、将来手術後に病理標本を調べることで、個々の患者さんに適したより安全で有効な治療法を選択できるようになることを期待しています。
 この研究は、胃癌学会の倫理委員会および大鵬薬品工業株式会社の倫理委員会において、この研究を実施することが医学の進歩に役立つか、患者さまが不利益を被らないか、研究に協力する医療施設から試料の提供を受けて研究に利用することが妥当かなど、研究内容の科学性、倫理性について審査され承認を受けております。さらに各医療機関の審査委員会でも同様な審査が行われ、承認を受けた機関に限り、この研究に参加しています。 研究参加医療機関名は、各医療機関の審査委員会で承認を受けた機関から順次公開する予定です。
 この研究は2009 年6 月に開始し、2011 年3 月に終了する予定です。

研究で使用させていただく診療情報

  • 1、性別,年齢などの基本的な情報
  • 2、血液所見やCTなどの検査に関する情報
  • 3、手術所見や切除組織に関する情報
  • 4、術後治療や再発,生存に関する情報

個人情報について

※お名前・生年月日・住所などの個人情報に関わるデータは一切使用いたしません。

※この研究は広島大学の倫理審査委員会の審査・承認を得ております。
※説明を希望される方は下記にご連絡ください。
※本研究に資料を提供したくない場合はお申し出下さい。お申し出頂いても今後の診療等に不利益が生じることはありません。

連絡先 広島大学原爆放射線医科学研究所腫瘍外科
助教 浜井 洋一

〒734-8551 広島市南区霞1-2-3 総合研究棟
Tel: 082-257-5869 Fax: 082-256-7109
E-mail: genge@hiroshima-u.ac.jp
広島大学腫瘍外科フェイスブック メディア掲載情報 第93回中国四国外科学会総会、第23回中国四国内視鏡外科研究会

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