●趣旨
中四国地方は、戦後の国内の光学天文学を牽引した国立天文台
1.88m望遠鏡を擁するものの、大学における天文学研究の拠点と
呼べるものは、一部の例外を除いて長く存在していない。しかし
近年では、岡山大、岡山理科大、広島大、山口大、下関市立大、
香川大、愛媛大、高知工科大、米子工業高専など、多くの高等教
育機関に天文学研究に関わる講座・研究室が誕生し、学部や大学
院においても天文学教育が広く行われている。各グループの研究
分野も、理論や、電波〜ガンマ線の観測、天文学史など多岐に亘
っている。
一方、公共天文台や科学館、プラネタリウムなども点在し、それ
ぞれ特徴のある天文普及活動が行われているほか、教員、市民単
位での工夫ある天文教育の実例も報告されている。これらを総合
すると、中四国地方における天文学研究の・教育普及のリソース
は豊富であると言えよう。
そこで、本ワークショップでは、個々の機関や地域での天文学
研究・教育の現況および課題を広く紹介して頂き、大学間連携に
よる相互単位取得可能な講義・実習プログラムの創設、あるいは
小中高と文化施設・公共団体あるいは大学との連携による科学関
心度を高める新しい試みなどについて議論したいと考えている。
世話人
川端弘治、植村誠、山下卓也、大杉節 (広島大学宇宙科学センター)、
林武広 (広島大学教育学研究科)、
松村雅文 (香川大学教育学部)、
松尾厚(山口県立山口博物館)