広島大学保健管理センター
健康応援シリーズー疾患編ー
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健康応援シリーズー疾患編ー

K1 耳の病気-メニエール病-
2004年発行

メニエール病

 めまい、難聴、耳鳴りの三つを主な症状とする病気です。ただし、時にはその内の一つだけが現れる場合があり、メニエール症候群と呼ばれる場合もあります。

[受診科]耳鼻咽喉科

[原因]  原因は不明ですが、耳の奥の内耳というところに余分なリンパ液がたまることが関係していると考えられています。男性では、30〜40歳代、女性は30〜50歳代にかけて、発病することが多く、精神的ストレスや過労が重なった場合に、めまいの発作がおきることがあります。

[症状]  自分の周囲が大きく回転するようなめまいを感じ、立っていることや歩くことができなくなります。その際、冷や汗や吐き気、嘔吐などの症状を伴います。発作の前に、耳鳴りや耳の閉塞感、難聴などの症状を伴うのが特徴です。これらの症状は、はじめのうちは発作が治まれば回復しますが、何度も発作を繰り返すうちに、しだいに難聴は回復しなくなり、病気が進行していきます。

[治療]  発作が起こった場合には、安静が第一です。からだをしめているようなネクタイやベルトなどはゆるめて、からだを楽にしましょう。たいていの場合、めまいは一過性のことが多く、しばらくするとからだが動かせるようになります。そのような状態になったら、病院を受診しましょう。
 休止期には、めまいの再発予防のために、循環改善剤、血管拡張剤、ビタミン剤などが用いられます。
 発病後数年経っても、症状が改善しない場合には、薬剤を中耳に注入する特殊療法や手術が行われる場合もあります。