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祝 ICANのノーベル平和賞受賞と授賞式における被爆者のスピーチ

 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞を祝福するとともに、12月10日のオスロでの授賞式で、被爆者が参加し、スピーチすることを大変喜んでいます。核兵器の非人道性があらゆる世界で共有されることを願っています。                                                                                                                    
                                       2017年10月30日                                

「核兵器禁止条約」採択を歓迎します


広島大学平和科学研究センターは、この度の「核兵器禁止条約」採択を歓迎します。
同時に、その採択の実現に努力し続けた原爆被爆者に敬意を表します。

ヒロシマ・ナガサキの悲願である「核なき世界」への着実な第一歩です。
これからの課題は少なくありませんが、「核なき世界」の実現に向けて、平和科学研究センターも学術の世界で貢献していきます。

                                        2017年7月9日
                               平和科学研究センター長 川野徳幸 

センター長からのメッセージ

 Only One”で“No. 1”の研究施設を目指して

                     広島大学平和科学研究センター長
                               川野 徳幸

 このたび4月1日付で平和科学研究センター長を拝命いたしました。よろしくお願いいたします。
 ご承知のように、本学は「平和を希求する精神」を基本理念の第一に掲げ、その具現化に努めています。その一翼を担う研究機関がここ平和科学研究センター(平和科研)です。昭和50年に発足した平和科研には、これまで積み上げてきた経験と実績があります。それらの上に、また新たな実績を積み上げていかなければなりません。「ヒロシマ」の理念を基軸としながらも、よりグローバルで普遍的な「平和」を追求し、その実現に努力したいと思っております。特に、二つの研究領域の拡充・深化に傾注し、それらの骨格をしっかりと形成したいと考えています。
 その一つは、「ヒロシマ」の理念を基盤とした平和研究です。たとえば、原爆・被ばくに関わる研究、核兵器廃絶・軍縮に関する国際関係などです。いうならば、「ヒロシマ」の思想である「核なき世界」に関連する研究領域です。他方の研究領域は、グローバルイシューに関する平和研究です。たとえば、今日的に緊急性の高いテーマの一つである難民問題、移民問題などが挙げられます。それ以外では、平和学における「構造的暴力」に関わる途上国の諸問題(貧困、平和構築など)、あるいは環境問題等が挙げられます。敢えて命名するならば、「ヒロシマ平和研究」、「グローバル平和研究」ということになります。これら二つの看板をメインに、平和科研は今後、研究に邁進したいと考えています。この二つの研究領域に関しては、゛Only One” で ゛No. 1” であることを目指します。研究に関しては、先行研究を後追いするような研究のスタイルは採りません。これら領域に関しては、常にトップランナーでありたいと思います。トップランナーの先には、関連研究はあっても先行研究はそう多くないはずです。゛Only One” で ゛No. 1” を追求した先には、「ヒロシマ発平和学」なる研究分野の確立があると確信しています。そのために、平和科研教職員一同、粉骨砕身努力いたします。
 「核なき世界」の理念を基盤とする「ヒロシマ」の思想は、原爆被爆者の悲惨な原爆体験とそれに基づく反核兵器への信念、そしてその実現に向けた不断の努力によって、形成されました。核兵器禁止条約に対する日本政府の立ち位置が如何にあろうと、原爆被爆者が壇上で自身の体験を語ると拍手喝采を受け、多くの人の心を揺さぶります。そういった、原爆被爆者と彼らの原体験に「ヒロシマ」は支えられているのです。同時に、そういった、いわば「恩恵」を、そう遠くない将来に「ヒロシマ」は失うことになります。その前に、これからの「ヒロシマ」のあり方、その役割をアカデミズムの中でしっかり議論していきたいと思います。それも、被爆地広島に立脚する私たち平和科学研究センターの使命の一つだと考えています。
 関係各位におかれましては、今後とも、ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
                              
                                         2017年4月

副センター長からのメッセージ

            ご挨拶             

                 広島大学平和科学研究センター副センター長
                                片柳 真理

 2017年7月10日付で副センター長を拝命しました、片柳真理です。
国連の平和維持や国際機関での平和構築の実務経験をもとに、現在平和構築に関する研究を進めています。広島大学に着任して3年半、広島は常に平和を議論している地であると感じます。紛争経験国から来る研修生と話をすると、まず広島が原爆によって壊滅的打撃を受けながらも、大きく発展している姿に心打たれるようです。縁あってこの地で平和構築の教育・研究に携わるようになった以上、私自身、広島の復興についても平和構築論の視点から見直してみたいと考えています。と同時に、川野センター長のメッセージにもありますように、「グローバル平和研究」として、国際的な紛争と平和の問題についても研究を進め、現在拡大しつつある国際的な研究ネットワークの中で議論し、成果発信をしていきたいと思います。
 川野センター長の目指す「ヒロシマ発平和学」の確立に向けて、微力ながら力を尽くしたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                          2017年7月



Institute for Peace Science, Hiroshima University
広島大学平和科学研究センター
平和科学研究センター

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