ステップ1 ステレオペア画像の表示

 1)ステレオペアの左右の画像(RGB画像)ファイルを準備

 2)Photoshopの立ち上げ

 3)ステレオペア画像のファイルをPhotoshopのウインドウ内に左右に並べて開く


ステップ2 左側の画像の準備

 1)左側の画像のチャンネルウインドを表示(メニューバー:ウィンドウ→チャンネル)

 2)表示されたチャンネルウィンドウの赤Rだけを変更可能する(R目玉マーク→選択状態)

 3)表示された画像をすべて選択(選択範囲→すべてを選択(CTRL+A))し,コピーする(編集→コピー(CTRL+C))


ステップ3 右側の画像の準備

 1)右側の画像のチャンネルウインドウの表示(メニューバー:ウインド→チャンネルでチャンネル)

 2)表示されたチャンネルウィンドウの赤Rだけを変更可能する(R目玉マーク→選択状態)

 3)表示された画像をすべて選択(選択範囲→すべてを選択(CTRL+A))し,削除する(deleteまたはbackspace))


ステップ4 アナグリフ画像の完成

 1)すでにコピーされている左側の画像を,右側の画像の消去されたRチャンネルに貼り付ける(メニューバー:編集→貼り付け(CTRL+V))

 2)表示されている右側の画像のチャンネルウィンドウのRGBすべてのチャンネルを表示する((チャンネルウインドでRGB目玉マークをクリック)


ステップ5 アナグリフ画像の調整

 1)赤青メガネで画像をみる(立体視可能なら完成)

 2)立体視が困難な場合は,赤画像を移動して位置を調整する(赤のみ選択状態にして,移動させる)

 3)色調や明暗の調整が必要な場合は,Photoshopのメニューバー:イメージ機能を使い,赤青メガネで画面を見ながら調整する


※重なっている範囲のみ,切り抜く(長方形選択ツールで選択 イメージ>切り抜き)などして,

 調整ください。

慣れると簡単!
作成が最も早い!
しかも,きれい!
ディスプレイでの判読にもOK!
画面上で拡大・縮小も自在!
切り抜いて移動も可能!

Adobe Photoshopでアナグリフをつくる!!

カラー写真でも,モノクロ写真でもOK

(モノクロ写真の場合は最初にRGBに変換してください) 

          イメージ>モード>RGBカラー

アナグリフ作成の専用ソフトもあります。(いずれも,Windows用,フリーウエア)

Anaglyph Maker

ステレオフォトメーカー 

2008.1.8掲載開始

2008.11.10追記

2009.10.20一部改訂

(中田高氏協力)

・赤青メガネは,自作も可能ですが,「立体写真STEREOeYe」で購入も可能です(1個80円)

・空中写真は,「航空写真画像情報所在検索・案内システム」で探すことができます。


学校教育で利用できる地形のアナグリフ画像」 もご参考ください。

「ニュートンムック 立体で見たい地球の必見スポット」(ニュートンプレス) も書店等でご覧ください。

   ISBN4-315-51779-8(作成協力:後藤秀昭)


後藤秀昭・佐藤崇徳(2003):アナグリフ画像による地形実体像の共有と地理教育での利用.福島地理論集,no46,PP.61〜66.   (アナグリフを地理で利用をはじめた頃に書きました)


地理学習用のアナグリフ教材」 沼津高専の佐藤さんによってつくられています。

アナグリフについて