研究プロジェクト

研究計画(2015-2019年)

1.研究活動

(1)研究会の開催

「南アジアの空間構造と開発問題」研究会を、年6回のペースで開催する。2つの研究分野のテーマである①空間構造、②開発問題について、バランスよく取り上げるようにする。

(2)研究成果の取りまとめ

各個人のテーマにもとづき、研究成果を取りまとめるのは当然であるが、それ以外に、研究グループ全員が関わるコアフィールド(共通の研究地域)を設定し、それらの地域に関わる研究成果を統合し動態地誌を追求する。これにより、地域的総合化、地域問題の摘出、問題解決のシナリオといった課題にも対応できることになる。候補地域は、大都市ではデリーやアフマダーバード、農村では、そうした大都市圏内の農村および国土周辺部のインドヒマラヤの山岳州である。

(3)研究成果の発表

毎年1回程度、関連学会の大会等において、シンポジウムや特集形式により研究成果を発表する。日本南アジア学会、日本地理学会、地理科学学会、経済地理学会等が候補となる。また、公開セミナーや国際ワークショップを随時開催する。

毎年1冊、拠点としての報告論文集「広島大学現代インド研究—空間と社会」を刊行する。また、拠点のウェブサイトで電子媒体による英文ジャーナル「Journal of Urban and Regional Studies on Contemporary India」を毎年刊行する。そして、拠点独自の書物を、最終年度までに1〜2冊刊行する。

2.空間情報データベースの構築とデジタルアトラスの作成

本拠点ではセンサス等の諸統計資料を収集し、社会経済データベースを作成する。特にVillage(村)単位など、小地域データに力点を置き、大都市圏や農村地域の空間構造を解明する。地理情報システム(GIS)により主題図を作成し、デジタルアトラスとして公表する。また、『藤原健蔵インドフィールド写真コレクション』の整備を継続し、他の研究者による写真資料も併せてアーカイブとして充実させる。

3.現地調査の実施

以下の目的のために現地調査を実施する。

  1. インドに関する空間情報データベース構築のための統計資料の入手
  2. 研究分担者・協力者によるインド・南アジアにおけるフィールドワークの実施
  3. 海外の大学・研究機関との研究交流

4.若手研究者の育成

教育面においては、本事業で行う現代インドに特化した共同セミナーに協力し、次世代研究者の育成を図る。また、南アジアを主なフィールドとする広島大学の博士課程リーディングプログラム「たおやかで平和な共生社会創生プログラム」に協力し、若手研究者の育成を図る。