-

HiPeC-IIは、"現地主導性(Indigenous-Initiative)"に基づく「切れ目のない」平和構築支援の方法論を確立することを目的としています。
そのために、実務と研究のインタラクティブな交流を深める3種類の研究活動を組織しています。
HiPeC-IIの研究の三本柱
HiPeC-II では、「平和構築研究会(Peacebuilding Research Seminar)」、「ピースプロセス交流ワークショップ(Peace Process Exchange Workshop)」、「平和構築研究プロジェクト(Peacebuilding Research Project)」という多彩な内容をもった"研究の3 本の柱"を軸に、アグレッシブな研究活動を進めます。
HiPeC-IIの事業推進構造図

1)平和構築研究会
~研究活動の成果の共有・深化のために~
HiPeC-IIが定期的に主催する平和構築研究会は、「ハイペック研究会」と「ハイペック学内研究会」の2つに分かれています。前者は連携パートナーと平和構築の研究・実務に携わっている専門的な研究者を招いて知見を交換するもの、後者は海外の研究者を含め、幅広く発表者を招いて平和研究について討議するものです。
○連携パートナーによる実践に、プロジェクトやワークショップの研究経過・成果を加えて平和構築支援の方法的体系化を行います。
○和平プロセスが逆転せずに進展する条件や、平和構築を促進する条件の明確化・理論化を追求します。
○連携パートナーと研究プロジェクトの相互乗入れを行い、それぞれの得意分野(政治、地域研究、援助など)を生かします。
○実践・理論・応用の三要素を融合する総合的研究体制を構築し、切れ目のない平和構築支援の理論的基盤とします。

「ハイペック研究会(HiRS)」は、「ハイペック学内研究会(HiHS)」と並んで「平和構築研究会」を構成するオープンな研究会です。年数回開催され、連携パートナーと大学研究者による開かれた討議の場として学際的な交流を促進します。
第23回「ネパールの平和構築」(2010.7.23)
第24回「平和構築をめぐる民族と国家」(2010.9.17)
第25回「平和構築と国際支援環境」(2010.11.10)
第26回「フィリピン・ミンダナオの地域社会と平和構築」(2011.1.28)
第27回「平和構築の現地主導性と国際平和拠点への道」(2011.5.23)
第28回「ミンダナオ和平の障害と解決への課題」(2011.7.29)
第29回「イラクの紛争後復興に対する国際支援とその将来の展望」(2011.12.8)
「ハイペック学内研究会(HiHS)」は、「ハイペック研究会(HiRS)」と並んで「平和構築研究会」を構成するオープンな研究会です。年数回開催され、学内だけでなく、学外からも広くゲストスピーカーを招いて学際的な交流を促進します。
第12回「広島大学における平和研究」(2010.5.30)
第13回「宗教と国際関係」(2010.6.24)
第14回「紛争解決と平和構築の理論と実践」(2010.10.22)
第15回「ネパール:紛争から和平プロセスへ」(2010.10.25)
第16回「核兵器のない世界への展望」(2010.12.8)
第17回「フィリピンにおける紛争と平和構築」(2010.12.13)
第18回「パキスタンの教育問題と平和構築」(2010.12.22)
第19回「アフガニスタンの平和のために」(2011.1.24)
第20回「現代日本の平和博物館研究・試論-理念、展示、前史からの検討-」
(2011.5.14)
第21回「ビンラディン殺害後の米国の南アジア政策」
(2011.6.10)
第22回「南アジアにおける地域紛争と平和構築」(2011.6.18)
第23回「ネパール民主主義を読み解く」(2011.7.1)
第24回「ソマリアでの投降兵に対する支援をめぐる、国際社会の取り組みと課題」(2011.7.21)
第25回「開発と地域社会をめぐるエージェンシー」(2011.10.8)
第26回「南アジア世界からエンゲイジド・ブッディズム(社会参加仏教)を考える」(2011.11.25)
第27回「37年間の交渉の末に・・・ムスリム・ミンダナオの平和はいつ訪れるのか?」(2011.12.22)
第28回「現代インドにおける暴力の予防-モハーラ・コミッティによる予防活動への実証分析-」(2012.3.9)
2)ピースプロセス交流ワークショップ
~ヒロシマを「アジアのジュネーブ」に~
紛争(後)地域の平和構築関係者を招いて、和平・平和構築プロセス経験の交換を行うワークショップを、事業初年度と最終年度に開催します。
○ 複数の紛争(後) 地域から、政府側・反政府側双方の紛争当事者と、和平を促進する現地の市民社会関係者を招きます。
○ 他地域での応用を可能とするよう、和平プロセスが逆転せずに進展する条件や、平和構築を促進する条件を明確化・理論化します。
○ 現地主導で和平プロセスの促進と逆転阻止を可能とするために、市民社会が果たしうる役割を探求します。
○ 平和の象徴・ヒロシマが醸し出す対話促進環境を最大限に生かし、「アジアのジュネーブ」を作り出す第一歩を目指します。
第1回ワークショップ(2011年3月7・8日)
3)平和構築研究プロジェクト
~大学による実践的平和研究~

紛争(後)地域に教員・研究員を短・中期間派遣し、和平・復興過程への参与を通じた実践的平和研究を行います。
○ 政治改革、経済改革、社会改革の各過程における問題点を明らかにし、「現地主導」によるそれらの克服の可能性を探究します。
○ 現地の大学・研究機関・実務機関等と協力して現地事務所を開設することにより、定着性の高い研究を可能とします。
○ 連携先との協力を通じて事務所を現地化・常設化し、平和構築研究ネットワークのサブ・ハブ化を目指します。
(平成22 年)2008 年5 月に王制を廃止して内戦からの復興過程に入ったネパールを対象に、和平定着・連邦制構築過程への学問的視点からの参与を通じた研究プロジェクトを立ち上げました。広島大学大学院国際協力研究科と2000 年に部局間協定を結んでいるトリブバン大学ネパールアジア研究所に事務所を開設し、事業関係教員や平和構築活動の実務経験がある研究員を中期間派遣しています。
(平成23 年)ネパール事務所を現地化・常設化するほか、フィリピンのミンダナオにも現地事務所を開設し、これらを通じた研究プロジェクトを立ち上げます。
(平成24 年)ミンダナオ事務所も現地化・常設化し、平和構築の「現地主導性」を高めるための能力開発を進めます。
*HiPeC海外オフィス*
ネパール・オフィス(NP office)
フィリピン・オフィス(PH Office) 
>先頭へジャンプ
>ホームへ戻る