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講義案内
オフィス・アワー
火曜日 10:00〜11:30 木曜日 13:30〜14:30
昨年度の私の講義を受講した人へ
次の講義の受講生は答案を返却しますので上記のオフィス・アワーに研究室に来て下さい。
「ベーシック・フランス語 II」「フランス語訳読法演習 II」
また「出版文化論」と「フランス文学研究」のレポートを返却を希望する人は
コメントを付けてお返ししますのでメール等でランデブーを取って下さい。
2004年度に私が担当する講義
「フランス語訳読法演習」(前・後期火曜日7/8時限 2年生)
読み・書き・話し・聞くの4技能を高度にバランスよく習得して、フランス語で自由にコミュニケーションできる総合的能力を養成する。この目標を達成するため週4コマの授業が連動して展開される。第3セメスターにおけるその授業は「フランス語聴解法演習I」、「総合コミュニケーション・フランス語IA」、「フランス語口頭表現法演習I」、「フランス語訳読法演習I」からなる。
総合的なフランス語能力の効果的な習得のために開発されたビデオ教材を用いて体系的な授業を行う。また随時フランス語教育用コンピュータソフトによる学習支援活動を行う。週4コマのうちの2コマの授業は、外国語教育用コンピュータルーム・LLで行われる。テクストはGuy Capelle他, Reflets , Hachette, 1993.
「フランス文学研究」(後期木曜日3/4時限 2年生以上)
宗教改革という大きな変化の中で自らの生き方を探った三人の人物の作品を分析し、16世紀のフランス文学と社会との関係を考察する。取り上げる人物は『ガルガンチュワ〜パンタグリュエル物語』のフランソワ・ラブレー、「突然の回心」から急進的な宗教改革者となったジャン・カルヴァン、自分のシャトーの塔にこもって終生『エッセー』を書き綴ったミッシェル・ド・モンテーニュの三人が中心となるが、時代・領域を越えて論じる対象を更に広げていき、このフランス・ルネサンス文学の面白さ論じていきたい。
「フランス文学演習」(前期木曜日3/4時限 3年生以上)
フランスのマンガBande dessin仔e (B.D.)として最も知られている(実はベルギーなのであるが)『タンタンの冒険』を読んで、そこに現れた東洋(特に日本)の見方を考察する。
『タンタンの冒険』シリーズは1929年にベルギーの新聞記者だったHerge (Gerorges REMI)によって誕生した。ご存じのようにミルMilou(「スノーウィ」は外国名なので日本語版でも「ミル」と呼ぶべきですね)という犬をつれた新聞記者タンタンTintinの冒険物語である。第一作の『タンタンのソビエト旅行』から1986年に未完のまま出版された『タンタンとアルファール』Tintin et lユAlph-Artまで24冊を数える。先頃のフランスのニュース(TV5)によると、『タンタンの冒険』は世界の50ヶ国以上で翻訳され、総部数は2億冊、フランス語版だけでも1億2千万部に及ぶという。最も売れているのは日本語訳されていない『タンタン アメリカへ』Tintin en Amerique、第二位はこれまた邦訳のない『タンタンのコンゴ探検』Tintin au Congo、そして第三位が『月世界探検』であるらしい。
今回の講義では東洋の現れ方ということで『青い蓮』Le Lotus bleuを取り上げる。物語の舞台は1930年代の中国大陸で、日本が侵略を始める歴史的事件がプロットの中にうまく組み込まれた傑作である。フランス語のB.D.は慣れていないと読みこなすことが難しいが、これを半期かけて読み終え、作者Hergeそして同時代のフランスとベルギーが日本や中国をどのように見ていたのかを考察する。従って講義科目は「フランス文学演習」となってはいるが、この講義は「フランス文学論」と「表象文化論」、そして「フランス文化論」の三点を頂点とする三角形の中心に位置すると考えていただきたい。おしまい!
B.D.だけでは物足りないという人のためにフランス語読解力のウォームアップとして、毎回『ル・モンド』Le Mondeの第1面を読む。講義の前の週に取り上げられた面白そうな記事を選んで、事前に配布する。講義はこれらの教材(B.D.と『ル・モンド』の記事)を予め分担することなくその場で指名して訳してもらうので、毎回相当な予習が必要とされるので参加する学生は覚悟してもらいたい。その昔『涙なしのフランス語』Le francais sans larmesという参考書があったが、この講義は涙の連続である。
5セメ3年生向けですが、我はと思わん方はどなたでも受講できます。
「出版文化論」(後期水曜日3/4時限 3年生以上)
この講義はテクストとそれを取り巻く世界との関わり、即ち広い意味での「出版」を研究の対象とする。昨年までの講義では、「本」と「読むこと」を軸に行ってきたが、今年度は「テクストとは何か」というテーマで「出版文化」の歴史を考察していく。
講義では主に西ヨーロッパを対象として次のような各テーマを順次論じて考察を進めていくが、必要に応じて学生諸君にも発表をしてもらう。
・そもそもテクストとは
・ 声のテクスト?
・ 何に書くか
・巻物から冊子へ
・写字生と修道院
・テクストを読む(音読と黙読)
・活版印刷
・宗教改革
・出版規制
・啓蒙時代
・公教育と図書館
・貸本屋と読書クラブ
・大量生産のテクスト
・インターネットと電子本のテクスト
「ヨーロッパ社会研究」(ヨーロッパ民俗文化史)(前期金曜日7/8時限 大学院前期)
地中海周辺を対象とした声の文化から文字の文化、更に巻子本から冊子本、そして活版印刷まで諸問題をアナール派以降の研究を利用して考察する。
「ヨーロッパ社会研究」(ヨーロッパ民俗文化史演習)(後期金曜日7/8時限 大学院後期)
西ヨーロッパの広い意味での書物の文化史、即ち書くことと読むことをめぐる社会史的・文化史的意味を仏語、伊語、英語または日本語文献を読みながら探る。
その他に「ベーシックフランス語」などを担当します。