広島大学文書館設立10周年記念公開パネルディスカッション「これからの大学文書館」

 広島大学文書館は、7月8日に設立10周年記念公開パネルディスカッション「これからの大学文書館」を東広島キャンパスの学士会館で開催いたしました。

 小池聖一文書館長、浅原利正広島大学長の挨拶に続き、前内閣府副大臣(公文書管理担当)寺田稔衆議院議員、国立公文書館加藤丈夫館長、広島県立文書館八津川和義館長が祝辞を述べました。

 基調講演「大学文書館像の再構築-広島大学文書館10年の歩みを通じて-」は、小池館長がこれまでの成果と展望、法人文書の一元的管理を担う機関アーカイブズ機能を説明し、研究、教育、地域貢献等を連携したトータルアーカイブズの構築を課題としていることを報告しました。

 討議では、筑波大学大濱徹也名誉教授、桃山学院史料室西口忠氏、大東文化大学武田知己教授が日本の公文書館や学内文書収集の現状、情報分析能力を備えた人材の必要性などを議論し、単なる史資料の保存庫ではなく組織に働きかけ活性化させる器として機能すべき新たな文書館像を提言しました。

 大学教職員、一般市民など約120名が参加し、文書館顧問の元広島市長平岡敬氏が閉会の挨拶を述べ締めくくりました。広島大学及び文書館への期待の高まりを感じさせる行事でした。なお、本行事は全国大学史資料協議会西日本部会の研究会としても位置づけられ、翌9日は施設見学会を実施いたしました。


 小池聖一館長による基調講演


 パネルディスカッションの様子(左から大濱氏、西口氏、武田氏、小池館長)

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