地下生物圏の広がりと重要性
− 地球最大の生物圏 −


地下生物圏の「厚さ」については多少の上下はあるにせよ、おおむね、5キロメートルくらいだろうと考えられる。
だとすると、海洋生物圏の厚さが平均3.8キロ、陸上生物圏の厚さなどせいぜい0.1キロだろうから、地下生物圏の容積の巨大さが分かる。

ここでは空隙率のことは考えていない。単に、固体地球の表層数キロメートルのかなりの部分が地下生物圏だということである。

また、ある試算によると、地球における微生物(細菌・古細菌)バイオマスのうち、 90%以上が地下生物圏に存在するとも言われている。
(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 95, 6578-6583)

いわゆる地球環境(地球‘表層’環境)には微生物のはたらきが大きな影響を及ぼすと言われているが、
もしそうなら、その下部構造である地下生物圏(=地球最大の生物圏)のはたらきはどの程度重要なのだろうか?