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HUES 5.0

last update 2007.3.20

機体コンセプト

HUES 5.0 は、前年度の機体であるHUES 4.0 に修復、マイナーチェンジを施したものです。HUES 5.0 では、新機構の搭載よりもテストフライトや機体修復といった運用形態の確立に重点が置かれたため、変更点は必要最小限のものとなっています。
以下に数少ない変更点を示します。

  • 2枚あった垂直尾翼を1枚に削減

このように改良点の絞り込みを行ったため、非常に短い製作期間で機体が完成し、当初の目的であったテストフライトを十分な回数実施することができました。

機体主要目

全体
全長 8.85 (m) 機体重量 52.1 (kg)
全高 3.32 (m) パイロット重量 57.0 (kg)
設計速度 7.2 (m/s) 全備重量 109.1 (kg)
必要パワー 140×2 (W) 重心位置 34.8 MAC
プロペラ
プロペラ直径 2.54 (m) 翼型 FX63-137
プロペラ回転数 160 (rpm) ブレード数 2枚
主翼
翼幅 30.3 (m) 平均空力翼弦長 1.013 (m)
翼面積 30.702 (m2) 翼面荷重 3.33 (kgf/m2)
翼型 FX76-MP140,DAE11-21-31 取り付け迎角 5.0 (deg.)
アスペクト比 29.91
水平尾翼 垂直尾翼
翼幅 2.90 (m) 翼幅 2.71 (m)
翼面積 1.94 (m2) 翼面積 1.59 (m2)
翼型 NACA0009 翼型 NACA0009
操舵角 ±10 (deg.) 操舵角 ±15 (deg.)
(備考) 単胴双発(プロペラ×2) シャフトドライブ機構 フライ・バイ・ワイヤー

機体の特徴

HUES 4.0 から大きな変更は無いものの、テストフライトで胴体主桁を折損し、その修復により大幅な重量増加がありました。設計では機体重量が約52kgとなっていますが、実際は60kgほどの重量があります。しかし、テストフライトで200mほどの距離を安定して飛行することが確認されています。

また、前述したようにテストフライトの実施形態を確立することが HUES 5.0 の大きな目標の一つでしたが、計5回のテストフライトを行い、その目標は十分に達成されたと考えます。

しかし、第30回鳥人間コンテストでは、度重なるテストフライトによる繰り返し荷重で主翼翼間接合部の接着剤が剥離するという事故に見舞われました。これは、独自のアルミフランジ方式の欠点を浮き彫りにし、盲目的な技術採用の危険性を再認識させる出来事となりました。