HUES 6.0
last update 2007.3.20
機体コンセプト
HUES 6.0 は過去3年間の単胴双発機の製作で得られた経験を基に新規に設計された機体です。長年の課題であった機体の重量削減に取り組み、ペーパープランとなった HUES ver. Speed からも多数のフィードバックが行われました。
以下に主な変更点を示します。
- コクピットフレームを新規に設計
- 翼間接合部をカーボンカンザシ方式に変更
- 主翼のリブをNC切削で製作
- 尾翼取り付けマウントを撤廃
- フレーム接合に自作CFRPジョイントを用いることでの軽量化
3年ぶりの新規設計ということで完成の遅れが懸念されましたが、3月中旬に完成しテストフライトを実施することができました。
機体主要目
| 全体 | |||||
| 全長 | 7.62 | (m) | 機体重量 | 49.7 | (kg) |
| 全高 | 3.37 | (m) | パイロット重量 | 57.0 | (kg) |
| 設計速度 | 6.8 | (m/s) | 全備重量 | 106.7 | (kg) |
| 必要パワー | 140×2 | (W) | 重心位置 | 34.8 | MAC |
| プロペラ | |||||
| プロペラ直径 | 2.54 | (m) | 翼型 | FX63-137 | |
| プロペラ回転数 | 160 | (rpm) | ブレード数 | 2枚 | |
| 主翼 | |||||
| 翼幅 | 27.28 | (m) | 平均空力翼弦長 | 1.049 | (m) |
| 翼面積 | 28.05 | (m2) | 翼面荷重 | 3.8 | (kgf/m2) |
| 翼型 | FX76-MP140 | 取り付け迎角 | 5.0 | (deg.) | |
| アスペクト比 | 26.53 | | |||
| 水平尾翼 | 垂直尾翼 | ||||
| 翼幅 | 3.71 | (m) | 翼幅 | 2.9 | (m) |
| 翼面積 | 1.948 | (m2) | 翼面積 | 1.827 | (m2) |
| 翼型 | NACA0009 | 翼型 | NACA0009 | ||
| 操舵角 | ±10 | (deg.) | 操舵角 | ±15 | (deg.) |
| 容積比 | 0.322 | 容積比 | 0.0134 | ||
| (備考) 単胴双発(プロペラ×2) シャフトドライブ機構 フライ・バイ・ワイヤー | |||||
機体の特徴
前述のとおり HUES 6.0 では、主翼の接合方式にカーボンカンザシ方式を採用していますが、アルミフランジ方式から変更を行う際に主翼主桁を短くせざるを得ず、アスペクト比が低下しました。この低アスペクト比、高負荷という条件を打破するためコクピットフレームの再設計に着手し、HUES 5.0 と比べ10kgの軽量化に成功しました。また、コクピットフレームの接合部に HUES ver. Speed で考案された自作カーボンジョイントを用いることで剛性も向上しています。
主翼の製作においては、リブの製作をNC切削で行っています。リブのNC切削は2005年から実験が行われていましたが、実用化の目処が立ったため採用されました。短時間で高精度なリブを量産することが可能になり、テストフライトで破損しやすい主翼の修復体制の整備が進んだと言えます。
尾翼の取り付けにおいても大きな変更が加えられました。従来のV字型のマウントを排除し、胴体主桁に内蔵されたサーボに尾翼を直接取り付ける構造を採用しています。これにより、有害抵抗を軽減することを可能としています。内蔵するサーボも軽量化することで従来のマウント分の重量削減を達成することができました。