広島大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

(正式名称)
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科
展開医科学専攻病態制御医科学講座
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学研究室

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広島大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
〒734−8551 広島市南区霞1−2−3
Tel  082-257-5252

 jibi@hiroshima-u.ac.jp

一般の方、患者の皆様へ

ここでは、広島大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科の診療内容、病気や治療についてわかりやすくご説明いたします。

 

頭頸部は、顔面頭蓋から頸部にかけての部位をいいます。一般的にその範囲であっても、通常、脳や脊髄、眼窩内などは除きます。頭頸部にできる良性・悪性の腫瘍を頭頸部腫瘍と言います。
具体的には、耳、鼻、口、のど、顔面、頚部などにできる腫瘍のことです。これらの部位は容貌だけでなく音声、呼吸、嚥下(えんげ、飲み込むこと)などの重要な機能があります。さらに視覚、嗅覚、味覚、聴覚、平衡覚、触覚といった重要な感覚器がこの領域に存在します。したがって良性・悪性に関わらず、 腫瘍によって、またその治療のための手術で機能が損なわれることがあります。そのため治療に当たってはこれらの機能、とりわけ音声、呼吸、嚥下機能に配慮する事が重要で、機能温存治療を目指しています。
しかしながら病気の進行によりこれらの機能を犠牲とするような治療が必要になる場合も少なくありません。
早期発見、早期治療が重要であることは言うまでもありませんが、その為には気になる症状がある場合に放っておかないことです。以下のような症状がある場合には専門医の診察を受けられることをお勧めします。

<症状>
声の嗄れがなかなか治らない
舌や口腔に悪化する口内炎や潰瘍、できものがある
食事の通りが悪い、嚥下時違和感がある
首が腫れてきた
鼻血が続く
治療していてもなかなか治らない耳の痛み、出血がある
血痰が出る
呼吸困難があるが、肺が原因ではないようだ
喉の痛みがなかなか治らない


頭頸部癌は、頭頸部領域に発生した悪性腫瘍です。この領域の悪性腫瘍の特徴は
1)聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚などの感覚器を含み、視覚機能にも近接している。
2)呼吸、発声、摂食、嚥下などに密接に関係している
3)組織に余裕がない
4)露出部(衣服で覆われない部分)が多い
5)比較的放射線感受性が高い腫瘍が多い、などがあげられます。
 このような特徴があるため悪性腫瘍治療で最も大切な根治性とQOL(生活の質)の保持をバランスよく保つことが難しいのです。我々はこの難しい課題に対し、手術、放射線治療、化学療法を適切に組み合わせることにより治療効果を高め、機能を温存ようと考え、実践しています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科で治療する頭頸部癌は具体的には次のようなものがあります。
耳:聴器癌
鼻・副鼻腔:鼻腔癌、上顎癌
口腔:舌癌、口腔底癌
咽頭:上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌
喉頭:喉頭癌
頸部:甲状腺癌、原発不明癌
唾液腺:耳下腺癌、顎下腺癌