とりあえずWindows95/98/NTが走るマシンでHDDが100MB強
空いていたら相当な年代物でも線画の地図を作ることができます.
Windows 2000 / ME でも走りますが,設定がこのホームページの記述とは
異なる場合があります.README.GMTファイルで確認してください.
●CPU: PC/AT互換(DOS/V)パソコン PentiumII 300MHz〜
Windows95/98/NTが走るマシンなら100MHzでも動きます.
PowerMacG3 300MHz + VirtualPC でも働きます,ただし体感速度 70MHz.
Memory は 64MB で十分.
HDDは最低500MB.できれば10GBくらい.
プログラム・海岸線データは100MB.
標高データ,段彩・陰影出力がかさばる(1つ30〜200MB)
これさえあれば十分GMTできます.
でも,人に見せるきれいな地図を作り,日本語も入れたいときは
Adobe Illustratorを使うのがいちばん簡単です.できればMacintoshで使ってください.
◎CPU: PowerMacintosh/PowerBook 200MHz/256MB〜, OS9.0.4
Adobe Illustratorを使うならやっぱりMacintosh.ゲージツです.
PostScriptデータ・フォントの管理と出力に優れています.
◎周辺機器.
━リムーバブルメディア(640MB MO, JAZZなど),CD-R, CD-RW
100MBバイト超のデータや作品の保存には不可欠.これからはUSB.
━PostScriptプリンタ
高速・高品質出力は不可欠.高価ですがネットワークで共有すればかえって安い.
Non-PostScriptインクジェットは安価でカラー出力に便利ですが線画の画質は悲しい.
━Ethernetハブ・ケーブル
データの転送と出力を快適に.
◎市販ソフト[PostScriptデータの作成・編集・出力を一貫して行う]
━ドロー:Adobe Illustrator 9.0
(その他の多くのドローソフトはPostScriptの読み書きが苦手です.)
━ラスタ:Adobe Photoshop 6.0
段彩・陰影図のラスターデータを加工するのに重宝します.
━DTP:Adobe PageMaker 6.5
きれいな図ができたら,迷わずDTP.PDF, HTMLも作れます.
(上記Adobe三種の神器をまとめたPublishing Kitがお買い得.でも高い.)
━Mac-Windows間のデータ交換:dit PC MacLan など
★PostScript (PS) とは何か?★
パソコンからプリンタに印刷命令を伝えるためのプログラム言語.プリンタで印刷されるページごとに用紙の一端を基準として文字列の位置とフォント,図形のベクトル情報などがテキストでPostScriptファイルに記述される.プリンタは内蔵されたプログラムによってこのファイルを解釈し,ビットマップに変換して印刷する.解釈のためのプログラムはPostScriptのバージョン(レベル)が同じであれば,機種によらず同一で,印刷精度はプリンタの解像度に支配される.商業印刷用の高解像度出力に用いるデータを,一般のパソコンで容易に作成し出力できるためDTP等の標準仕様となっている.GMTの出力はすべてPostScript言語を用いて行われる.
PostScriptプリンタ用のドライバをインストールしたパソコン(プリンタは必ずしも必要ない)では,印刷コマンドでファイル出力を指定するとHDDにPostScriptファイルが出力される(Windowsでは .prn ファイル).このファイルをテキストエディタで開けば,PostScript を読むことができる.編集もできる.1ページだけならIllustratorで加工もできる.PostScriptは複数のページを一つのファイルに連続して記述できるが,EPSは1ページに含まれるデータだけを記載する.
★ついでに,EPS とは何か?★
パソコン上のグラフィックソフトやワープロに図形・画像を取り入れて編集する場合,印刷用紙の上ではなくレイアウトの一要素としてPostScriptデータを扱う必要がある.このとき,図形・画像のサイズ情報と必要に応じて画面で表示するためのビットマップ(プレビュー)を添付したPostScriptファイルが用いられる,これをEncapsulated PostScript (EPS) ファイルと呼ぶ.EPSファイルの中身はPostScriptなので,PostScriptプリンタで印刷する限り各種ソフトに配置しても印刷品質に影響はない.
GMTをパソコンで使う場合EPS出力をデフォルトにする.このEPSにはプレビューがないため,PostScriptを搭載しないプリンタでは印刷できない.しかし,次で紹介するGSViewでプレビューを追加することによって,多くのアプリケーション(ワープロ・データベース・DTP)にGMTで作った地図を配置して,手近なプリンタで出力することができる.例えば,Microsoft Wordは,挿入>図のコマンドでEPSを取り込むことができる.