第三類について

私たちの身のまわりを眺めてみましょう。学校でも,家庭でも,自然界にあるすべてのものは原子の集合から出来ています。原子は結合することによって分子となり,集合体,さらには,物質を生じます。

20世紀には,天然から産出する原油,鉱石などの原料を化学あるいは生物の力で変換させ,優れた性質をもつ物質を作り出すことに成功しました。これにより,私たちの生活は格段に豊かになりました。

21世紀には,さらに地球主義,人間主義に基づく新しい科学技術の発展が不可避であるとされています。すなわち,地球環境に調和し,より高度な機能をもつ物質,材料の開発が社会的に要請されています。資源の乏しい日本にとっては,優秀な先端技術の創造と,それを基礎にした工業の開発・発展とが,世界に伍して生きる道になると思います。これからの若い人たちが,この分野で積極的に活躍することが期待されています。 広島大学工学部第三類はこのような意欲的な若い人を育てることを目的としています。

広島大学工学部では他の大学に先駆けて「類制度」を取り入れています。これは,従来の学科のうち,いくつかの関連する学科を統合したもので,学科制の狭い枠にとらわれない幅広い基礎学力と自立研究能力を身につけることを目的にしています。

第三類の教育(カリキュラム)について