今日の3本目、『女の子ものがたり』 を観ました。 この映画が3本目で良かった…。 この映画に関しては、ものすごく感情が高ぶってしまっているので、書いていることが普段以上にわかりにくいと思います。 ごめんなさい、最初に謝っておきます。
なっちゃん、きいちゃん、みさちゃん、3人の少女時代を演じている女の子たちがすごくキラキラしていて、すごくまぶしくて、彼女たちを観ているだけで何度もうるうるしてしまいました。 「私にもあんな頃があったのかなー」 なんて思ったりして。 センチメンタル過剰です。 映画のクライマックスで、高校時代になっちゃんが掘っ立て小屋の壁にずっと描いていた絵の前で、大人になったなっちゃんときいちゃんが "人生最大のケンカ" をするシーンがあるのですが、そこからはずっと泣きっぱなしでした、私。 旦那さんに暴力をふるわれていつも顔にあざを作っているきいちゃんが、なっちゃんを 「自分は私たち (みさちゃんもきいちゃんと似た境遇) とは違うと思ってるんでしょ!」 と罵るのですが、実際なっちゃんにも少しだけそういう思いがあるので、完全に否定はできないんですよね。 そして取っ組み合いのケンカになるのですが、見ていて 「あれ? きいちゃんは本気で言っているわけではないのでは? もしかして、きいちゃん自身、自分があまり幸せではないことに気づいていて、"なっちゃんだけは自分たちみたいにならないで" っていう気持ちを込めて言ってるんじゃないかな?」 って思ったんです。 きいちゃんがなっちゃんに 「この町から出て行け! そしてもう2度と戻ってくるな!」 と吐き捨てて、なっちゃんがその場を立ち去るのですが、その後きいちゃんがすごく愛しいものを見るような目でなっちゃんが描いた絵を見つめるんです。 それを見て、「やっぱり…」 と思いました。 きいちゃんは、なっちゃんの背中を押してくれたんだ。 数年後久しぶりに帰郷したなっちゃん、でもきいちゃんはすでに病気で亡くなっていて、なっちゃんは一周忌の時にそれを知ったけど、漫画の締め切りがあるから帰郷することができなくて…。 きいちゃんのお母さんの 「ずっとなっちゃんの活躍を喜んでいた」 というセリフが切なかった。 そして、自分の娘をナツコと名づけて 「なっちゃん」 と呼んでいたきいちゃん、そのなっちゃんに、友達のなっちゃんが描いた絵を自慢そうに見せていたきいちゃん…。 もう本当に涙が止まらなくて、大変でした。 今までうるっときたり、つつつーっと涙が出たことはあるのですが、映画館でここまで滝のように涙を流しながら観た映画は、これが初めてです。 涙が止まらないことに、自分でビックリしました。 今これを書きながら思い出して、また滝です。 泣きすぎて、目が痛いです。 エンドロールの間に涙を乾かそう…と思ったのですが、あれこれ思い出してダメでした。 すんごい鼻声でパンフレットを買い、真っ赤な目で帰りました。
現役の女の子より、かつて女の子だった人たち (私も含めて) に観てほしい映画です。
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