院生室だより

平成30年度(2018年度)

EARCOME8 感想

EARCOME8に参加された方々の感想です。


今回が国際学会初参加となりました.研究発表はできませんでしたが,アイトラッキングを活用した学習者の問題解決過程の分析研究や,自身の研究分野の最先端を肌で感じることができたと思っております.しかしながら,やはり発表してこその学会だなというのが正直な感想です.ドクターの先輩や同期の発表する姿を見ていると,とても活き活きと輝いて見えます.とはいえ,今回発表できなかったという事実は変わりませんから,切磋琢磨できる研究仲間が身近にいるということを再確認できた良い機会だと捉え直し,追いつけ追い越せ精神で研究に精進して参ります.

他方,ポスター発表やバンケットの中では,アジアを中心とする世界の方とお話しをさせていただき,とても充実した時間を過ごすことができました.もっと英語が話せれば...と思うことばかりでしたので,「語学力」も同時に鍛えていければと思います.滞在期間中には,他大学の先生方はじめ,OBの先輩にもお世話になりました.この場を借りて改めて感謝いたします.

博士課程前期2年 石川 雅章


57()11()5日間,台湾のTICC(台湾国際会議中心)で行われたEARCOME8(第8回東アジア地域数学教育学会)に参加してきた。まずその暑さに歓迎され,じわっと汗が滲み出る中,ホテルへと向かった。ホテルの看板は上に見えているのに,入り口がどこにあるか分からないため,しばらく歩いたが何とか到着。フロントには日本語が話せる担当の方がいて助かった。荷物を預けるとすぐに会場へと足を運んだ。会場の隣には,タイペイ101と呼ばれる高層タワーがあり,エレベーターが超ハイスピードで91階の展望台まで運んでくれた。台湾の料理は多少クセがある味付けもあったが,個人的にはどれも美味しかった。(口に合わないメンバーもいたが・・・)ただ,どこで麻婆豆腐を頼んでも日本とは比べ物にならない辛さであり,ここでもじわっと汗が滲み出る洗礼を受けた。
 本題の学会については,東アジアといいながらもオーストラリアやアメリカ,ドイツ,イギリスなど多くの地域からの参加が見られ,様々な国での広範囲にわたる数学教育の内容に触れることができた。日本とは異なる視点や状況の中で,大変刺激をうける講演や発表を聞くことができた。テーマとしてフレキシブルというキーワードがあったため,発表内容もフレキシブルというワードが多く用いられていたが,研究領域の違いからかその意味自体がフレキシブルに用いられていた。特に印象に残ったのは,数学教育の手法としてDT(Digital Technology)を用いるもの(数学的概念を用いることや数学的に思考することに重点を置き,DTを利用して処理などを行う授業スタイル),マンガを用いて思考する取組,MGAMathematics Grounding Activity)という活動を基盤とした数学への取組など面白いものが多々あった。ワーキンググループでは,携帯電話のアプリ開発をしているメンバーが,実際にGPSを利用してTICC周辺に数学的な問題を作成しており,グループに分かれて協働して解いて回るというものもあった。スペシャルシェアリンググループでは,研究者と実践者の意見の相違から研修プログラム等がうまく機能しない国々の実態を事例として,どうすれば良いかを協議した。授業の在り方に対する研究や取組は,世界中で数多くのものが存在することを実感できる刺激的な学会であった。
 さらに今回は,初めての英語での発表を行った。タイトルは”A cross-tools Pirie-Kieren model for visualizing the process of mathematical understanding”で,論文もスライドもすべて英語で作成した。これは自分にとって大変ハードルが高く,準備に大変な時間がかかった。Proceedingsにも掲載していただき,頑張った分だけ大きな経験ができたと感じている。発表自体は,会場の皆さんが温かく見守ってくださり(特に日本の方々は応援にきてくださり),笑いもとることができたので良かった。しかし,質疑応答には答えられなかった部分も多く,指導教官の小山先生が助け舟を出してくださった。発表の時に聴衆の顔が見えないほど緊張していたのだと後で思ったが,とにかくやりきった後のお酒は美味しく,その後のことは詳しく覚えていない。ありがとうEARCOME8のスタッフの皆さん!そして台湾!!共に参加した日本の皆さん!!!本当に良い経験をさせて頂き,ありがとうございますm(_ _)m

博士課程前期2年 中村 剛

新入生自己紹介

平成30年度に新しく入学した博士課程前期メンバーの自己紹介です。

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学した井上真誠(いのうえ まさと)と申します。
卒業論文では「ホモロジー群とBrouwerの不動点定理」という題目で研究をしました。現在は、代数的位相幾何学、特にbi orderable groups(両順序をもつ群)と3次元多様体の基本群との関係性についての研究をしています。
人生の中で、数学の研究をする時間が多く取れる期間はこの大学院の2年間が最後かもしれないので、少しでも良い研究成果を残せるよう精一杯取り組んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。

博士課程前期1年 井上 真誠                  

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学した上野奨悟(うえの しょうご)と申します。卒業論文では寺垣内先生の指導のもと「空間グラフと結び目」という題材で卒業論文を書きました。大学院ではともに進学した同じゼミの四人とともに幾何学についてより深い知識を学んでいこうと思います。

大学院という研究が出来る環境の中で時間を無駄にしないよう日々研究に励み、学び続ける教員となれるような基盤を作っていきたいと思います。
寺垣内先生をはじめ、多くの方々にお世話になると思います。よろしくお願いします。

博士課程前期1年 上野 奨悟                        

はじめまして。広島大学教育学部第一類初等教育教員養成コースから進学いたしました、迫田彩(さこた あや)と申します。卒業論文では、小学校における算数専科教員の重要性を考える中で、算数の楽しさついて探っていきました。大学院では、数学の楽しさを軸として、学校教育やその後の生涯学習の在り方について研究をしていきたいと思っています。
難しいながらも数学をもっと知り、もっと学んだ先に感じるであろう数学の良さを、将来教師になった時に生徒に伝えられることが出来たならどんなに良いことだろうと思っています。これからの2年間、多くの壁にぶつかることがあると思いますが、考えることから逃げずに向き合っていきたいです。
指導教員の影山先生をはじめ、たくさんの方々にお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願いいたします。

博士課程前期1年 迫田 彩                      

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学した玉井秀典(たまい ひでのり)と申します。卒業論文では「群表示による結び目群の計算」という題目で、結び目の群のWeight elementをWirtiger表示によって計算しました。大学院では、現在の研究を引き続き行い、結び目理論に関する専門的な知識も身に付けていきたいと思っています。
好きなだけ研究や学習に取り組める貴重な2年間を有効に活用し、知識面のみならず、人間性も成長できるように努力致します。
指導教員の寺垣内先生をはじめ、大学院の先輩方や同期の方、様々な人にお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願い致します。

博士課程前期1年 玉井 秀典                           

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学した長江優衣(ながえゆい)と申します。
卒業論文では、リクールの物語論に基づき「数学授業の物語論的考察」をテーマに研究しました。今後は数学教育におけるコミュニケーションについての考察を深めていきたいと思っています。
この二年間は、自分が教壇に立ったときに生かすことのできるよう研究に没頭していきたいです。先生方、先輩方、同期のみなさまにお世話になりますが、感謝の気持ちを忘れず精一杯頑張ります。よろしくお願いします。

博士課程前期1年 長江 優衣                           

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学しました、福島誠宜(ふくしま とものり)と申します。
卒業研究では、Besselの微分方程式とその解の表示についてまとめました。そこから微分方程式について興味を持ち始め、今後は双曲型偏微分方程式について研究していきたいと考えています。
この大学院での2年間を色濃いものとできるように日々研究に励み、学んだことを生徒に還元していけるような教師になりたいと思います。
研究にあたって池畠先生をはじめ多くの先生方、先輩方にお世話になると思いますが、謙虚さを忘れず日々精進していきます。よろしくお願いいたします。

博士課程前期1年 福島 誠宜

はじめまして、広島大学教育学部初等教育教員養成コースから本研究科に進学しました、松尾勇希(まつお ゆうき)と申します。
学部時代には、「数学的な思考力・表現力を育成する算数科授業の考察」という題目で卒業論文を書きました。大学院では、高等学校数学科における統合的・発展的な思考力を育成する指導方法に関する研究を行いたいと考えています。この研究を通して、将来自分が教壇に立って、生徒に数学を教える際のベースとなる考えを持ちたいと考えています。
これから2年間、指導教員の影山先生をはじめ、多くの方にお世話になると思います。謙虚な姿勢を忘れずに、努力していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

博士課程前期1年 松尾 勇希                           

はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから教育学研究科に進学しました、吉安 海斗(よしやす かいと)と申します。
学部時代は、「結び目の多項式不変量について」という題材で卒業論文を書きました。大学院では、3次元多様体の基本群に関する研究をしています。大学院生としてのこの貴重な2年間で、研究成果を出し、自分自身あらゆる面で成長できるよう精一杯取り組んで参ります。
これから寺垣内先生をはじめ多くの先生方や先輩方にお世話になると思います。ご指導のほど、よろしくお願い致します。

博士課程前期1年 吉安 海斗                           

はじめまして。平成30年度大学院派遣研修の機会をいただき勉強させていただくことになりました山本啓太(やまもと けいた)です。これまで9年間数学教員として教壇に立ってきました。
知的好奇心の強い現役大学院生に負けないように,積極的に研究生活を送っていきたいと考えています。ここで学んだ理論と実践とを繋げることで数学教育の発展に少しでも寄与したいと考えています。この1年が本当に貴重な時間であること常に自覚し,多くのことを学んで現場に戻りたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

博士課程前期1年 山本 啓太                          

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