WELCOME
TO KAKE-LA! <KAKEHASHI LABORATORY>
健康情報学 ＜梯研究室＞
健康水準に作用する情報を求めて：
人間集団の健康水準をより高めるため、コンピュータを道具として活用しながら、氾濫するデータの中からほんとうに意味のある情報を探し出そうとしています。
＜図： 健康は人々の願い（名物 宮島の「しゃもじ」から）＞
■研究内容：
- 生態学的アプローチによる健康現象の数理モデルの作成・解析・シミュレーション（感染症の流行など）
- 保健統計データの収集と分析（国内データ、国際データ）
- 地域の健康水準の評価や保健施策の効果分析
など。
■おもな研究成果：
○主要論文：
- Kakehashi M(2000) Validity of simple
pair formation model for HIV spread with realistic parameter setting,
Mathematical Population Studies, 8(3): 279-292. ［男女がカップルを形成する形の人口動態モデルを作成し、HIV感染者の増加率が実際に近くなる条件下で、日本におけるHIV/AIDSの流行を予測した。］
- Kakehashi M(1998) A mathematical analysis
of the spread of HIV/AIDS in Japan. IMA Journal of Mathematics applied
in Medicine and Biology, 15: 299-311. ［男女がカップルを形成する形の人口動態モデルを作成し、日本におけるHIV/AIDSの流行を予測した。］
- Austin DJ, Kakehashi M and Anderson RM(1997) The transmission
dynamics of antibiotic-resistant bacteria: the relationship between
resistance in commensal organisms and antibiotic consumption. Proceedings
of Royal Society London Series B, 264: 1629-1638. ［抗生剤の使用と薬剤耐性菌の出現について、生態学的な視点から分析した。］
- Kakehashi M(1996) Populations and
Infectious Diseases: Dynamics and evolution. Researches on Population
Ecology, 38: 203-210. ［感染症の病原体とホスト集団の動態と進化について、数理モデルを使用し分析した。］
ほか
○主要著書・訳書：
- Kakehashi, M. Mathematical models and
analyses of the spread of HIV/AIDS. In Geng JP and Xu DZ eds. Theoretical
Epidemiology of Infectious Diseases, Tranfor Publishing, 2001.
- 中筋房夫編 個体群動態と害虫防除（分担執筆）冬樹社 1987．
- メイナード＝スミス 進化とゲーム理論（寺本 英・梯 正之共訳）産業図書 1985．
■スタッフ紹介：
- 教授 梯 正之（KAKEHASHI Masayuki）
- 専門分野 健康情報学、理論疫学
- ホームページ http://home.hiroshima-u.ac.jp/kakehashi
■問い合わせ先（梯／かけはし）：
- 電話 082-257-5350（直通） 082-257-5340（保健学科事務室）
- ＦＡＸ 082-257-5350（直通） 082-257-5344（保健学科事務室）
- E-mail kakehashi<あっと>hiroshima-u.ac.jp
- 〒734-8551 広島市南区霞１丁目２−３