ナンキンハゼのろうそく
ナンキンハゼという木が大学の中にあります。
秋になると実をつけます。この実は、白くて硬い殻を持っています。実から油を取り出して、ろうそく(「和ろうそく」と紹介されていることがあります。)を作ることができるそうです。
そこで、年末年始の休みを利用して、油の取り出し方について情報収集し、油を取り出すことに挑戦しました。その過程と方法を説明します。
なお、写真の下に説明を付け加えています。質問等あれば、メールや掲示板で。わかる範囲でお答えします。


1、ナンキンハゼの実です。これを採ってきました。だいたい片手で盛れる位の量です。
100円ショップで買ってきた入れ物に入れています。
数週間、封筒の中で眠っていました。というより、ほったらかしでした。


2、殻が固いので、ニッパーで割っていきます。一つ一つやっていきますが、結構時間がかかるものです。手が油まみれになります。かぶれることもあるらしいので注意してください。
殻は固く、白い。中は黒い皮に包まれている感じ。(→雰囲気は栗を連想)


3、100円ショップのゴマすりを使用しました。
使用時には、すりつぶすところのネジを緩めています。大きな粒を通すことができるようにするためです。


4、これくらいにすりつぶしました。


5、蒸します。
すりつぶした実をガーゼで包み、蒸します。片手なべに湯を沸かし、茶こし器のようなものに乗せています。これを空き缶の上下を切り取ったものに乗せ、なべのふたをします。これで、10分から15分蒸しました。
説明が難しいなー。やるときには、何とか工夫してください。

空き缶を利用しているのは、茶こし器を載せて、十分に水蒸気を当てられるようにしたかったためです。
わがアパートには、蒸し器というものがなかったため、このようにしました。


6、絞る!手が油まみれ!独特のにおいが漂います。


7、完成!


火をつけたときの様子です。
芯は、ティッシュペーパーをよったものを使いました。その芯のまわりに作成したロウをつけました。そして、火をつけました。

火をつけたときの動画は、また、後日アップします。


僕のホームページのトップへ