すばる望遠鏡訪問見学

 東広島商工会議所の皆さんと7名で「すばる望遠鏡」を見学してきました。

 すばる望遠鏡は、ハワイ島マウナケア山頂(標高4,200m )にある大型光学
赤外線望遠鏡で、反射鏡の有効口径が8.2mという世界トップクラスの天体望
遠鏡です。すばる望遠鏡は、国立天文台ハワイ観測所に1997年4月1日に設
置されました。

 2003年11月4日(火)、唐牛 宏(かろうじひろし)所長以下スタッフの皆さん
のご案内でマウナケア山頂へ向かいました。下界はひどい雨で、ハワイにして
は寒い日でしたが、中間点にある研究者宿泊所あたりから雲が切れて快晴と
なりました。

 山頂ではさすがに酸素が60%というだけあって、参加者全員何らかの酸欠
症状を呈していましたが、大したことはなく、無事見学を終えて下山しました。

 丁度幸運なことに、この日は反射鏡清掃の日に当たっており、8.2mの反射鏡
を直接見るチャンスに恵まれました。反射鏡にはドライアイスを使った清掃機が
取り付けてあり、ドライアイスを直接吹きかけて反射鏡を磨いていました。

 すばる望遠鏡を格納しているドームをでると、まわりには世界中の研究機関が
競って設置した巨大望遠鏡や電波望遠鏡があり、火山の山頂らしい荒涼とした
景色と相まって壮観でした。