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教授より

ごあいさつ

 

平成29年2月1日付けで広島大学脳神経内科学の第4代教授として着任いたしました。鬼頭昭三先生により広島の地に点された神経内科の灯は、中村重信先生によって教室として充実と発展を遂げ、松本昌泰先生により脳卒中診療の拡充がなされ飛躍を遂げて参りました。伝統ある教室を引き継ぐ事になり、身の引き締まる思いです。

 

神経内科は脳・脊髄・末梢神経や筋肉が侵され、全身に症状がおよぶ疾患を内科的見地から総合的に診療します。パーキンソン病や脊髄小脳変性症・筋萎縮性側索硬化症といった神経変性疾患、多発性硬化症・重症筋無力症・ギランバレー症候群などの神経免疫疾患、さらに脳卒中、認知症、頭痛といった頻度の多い疾患を含みます。このように神経内科領域の疾患は多岐にわたるため、私たちは患者さんを頭の天辺から爪先までしっかり診療することを基本にしています。また救急医療においても神経内科の関係する病態は多く、それらに対応するためチーム医療を大切にしています。わが国は超高齢社会に突入し私たちが担当する疾患への治療ニーズや重要性が増加しています。これに対応するべく神経内科領域の診断技術の向上・遺伝医学の進歩とともに、新しい治療法が次々に実現されており、今後ますます神経内科診療は発展していくと見込まれています。

 

広島大学脳神経内科学教室は、地域の医療に貢献するとともに、広島大学から世界に雄飛する人材を育成してきました。大学の使命は臨床・教育・研究をバランスよく行うことです。このバランスがとれるように目配りしながら、「神経疾患の克服」を目標とします。私自身も原爆放射線医科学研究所の川上秀史先生の指導のもと研究に携わることで新たな発見をすることができました。今後も連携・意思疎通をキーワードに、明るくオープンで活気ある教室運営に努め、広島県のみならず日本における神経内科の発展に尽力していきます。出身大学に全く関係なく、神経疾患の克服への情熱をもった方の参加をお待ちしています。

 

 

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