Particle Technology Labo.
サイクロンなどによる分級技術の高度化

 サイクロンは構造が簡単で安価に設置できるため,固気及び固液分離装置として広く使用されています.乾式・湿式分級機については,数ミクロンから数十ミクロンまでの分級が中心でありましたが,近年,高性能・高精度化が要求されています.そこで,サイクロン各部装置の改良とミストサイクロンの開発によりサブミクロン領域の分離・分級へと高度化を図っています.
 サイクロンによる分級ムービー(mov形式)

閉回路粉砕分級システムの最適化

 閉回路粉砕分級システムは,粉砕効率が高く,分布幅が狭い製品粒子を得ることができる微粒子プロセスです.粉砕機,分級機それぞれの性能が製品微粒子の粒度分布に与える影響を明らかにすることで,本システムの最適化を行っています.さらに,製品粒子の粒度分布だけでなく,結晶性も制御することで,高機能化・多機能化する微粒子材料に対する要求を満足できるように検討を進めています.

沈降天秤法による粒度分布測定技術の開発

 粒度分布は最も基本的な粒子物性の一つです.この粒度分布を測定する機器は数多く市販されています.しかし,いずれの機器も比較的高額であり,安価で精度の高い測定機の開発が求められています.そこで,液相沈降法の一種である沈降天秤を自動化するとともに,測定部の形状を最適化し,新規なデータ処理法を導入することで安価であっても精度の高いストークス径が測定できる粒度分布測定機を提案しています.

ゼオライト合成による焼却灰の循環再利用

 石炭火力発電所などから排出されるフライアッシュなどの焼却灰は,再利用することが法律で義務づけられています.この焼却灰を水熱処理することでゼオライトを合成し,ダイオキシンの発生抑制剤として循環再利用することを目指して,研究・開発を行っています.また,マイクロ波など新規な加熱法を利用することで,付加価値の高い微粒子材料を焼却灰から合成する手法についても研究しています.

焼却飛灰・家畜骨粉の高プロトン電導性材料への再資源化

 一般廃棄物の焼却飛灰や家畜骨粉の排出量は年々増加しており,新しい再資源化法の 確立が望まれています.そこで,焼却飛灰や家畜骨粉の主成分がCaであることに着目し,これらを高プロトン電導性材料に再資源化することを提案しています.再資源化した高プロトン電導性材料を燃料電池の電導膜に利用し、燃料電池のコスト削減と性能向上を目指し研究しています.


Particle Technology Laboratory, Department of Chemical Engineering
Graduate School of Engineering, Hiroshima University