奄美大島において2010年10月19日から20日にかけての集中豪雨とその後の10月28日から29日にかけての台風による大雨は同島に大水害を引き起こした.この大水害による濁流は河川から海へと流出しサンゴ礁に大きなダメージを与えた.しかし,その実態は目視やダイバー調査では限界があり,実際には実態調査が非常に困難であるという.本研究では,広域的に濁流やサンゴ礁の状況を把握できるリモートセンシング工学の立場から衛星画像や現地調査等による水害後における濁流によるサンゴ礁被害の情報公開システムの開発を試みることが目的である.
2010/12/9
二か月前に豪雨災害があったのを思いおこさせる海岸の濁り(根瀬部)
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2011/10/11
豪雨サンゴ被害調査地域(トビラ島周辺)手前が濁っていることが分かるだろう.
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2011/10/11
豪雨サンゴ被害調査地に流れる小川.ここから濁流が流れ出したと推定される. |
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2011/10/12
豪雨災害があったのを忘れさせるような青い海(大浜海浜公園) |
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