広島大学における環境・防災関連ワークショップのお知らせ(2009/8/12掲載)
第1回 地域の環境・災害観測のための低高度空撮・応急橋開発技術
利活用に関するワークショップ
趣旨:最近,地球温暖化に関連して,地域の生態系の急激な環境変化や異常気象などによる災害等が大きな社会問題となっています.一方,このような環境変化や災害が発生した場合に大きな役割を果たすのが,衛星や航空機などを活用した空撮技術や応急橋の開発です.特に最近の低高度の空撮技術は目覚ましく,ラジコン(無人)飛行機に特殊なカメラを装着するなどして,比較的安価でかつ安全に飛行できる体制が整いつつあります.また,最近の相次ぐ土砂災害等において,応急橋(モバイルブリッジ)への期待も高まっています.このような背景から,広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻の若手教員の有志は,最新の技術を駆使して,地域の環境・災害観測・技術開発に役立てようとこのワークショップを企画しました.なお,この企画は広島大学より「平成21年度広島大学研究支援金(大型資金獲得支援型)」,「サタケ研究助成(海外研究者招聘)」「学生おもしろ企画」助成,を受けて,実現可能となりました.
日時: 2009年8月31日(月)13:30−18:00
2009年9月 1日(火) 9:30−12:00
場所:広島大学学士会館2F (東広島キャンパス,サタケメモリアルホールに隣接) 周辺地図はこちら
実施機関:地域の環境・災害観測のための低高度空撮・応急橋開発技術利活用に関するワークショップ実行委員会(代表:広島大学,作野裕司)
共催:日本リモートセンシング学会「問題生態系計測研究会」,「モバイルブリッジ開発」研究会
参加費:無料
プログラム(当日までに,多少変更することはあります):
印刷用プログラム(pdf, 13Kb) (2009.8.26更新)
<8/31(月)>
13:15-13:30 受付(広島大学学士会館2F)
13:30-13:45 本ワークショップ趣旨説明(広島大学,作野)
13:45-14:15 東広島市コラボスクウェアの事業紹介(東広島市産業部,若月主事)
14:15-14:45 MAV &UAVによるモニタリング技術の紹介(ECR,渡辺;広島大学,陸田)
14: 45-15:00 地方都市における自動車利用ポテンシャルの算出(広島大学,桑野)
15: 00 -15:15 「モバイルブリッジ」開発の紹介(広島大学,有尾・田中)
15:15-15:45 休憩
15: 45 -16:45 ポータブル振動センサーを用いた建物の低コスト動的耐震診断手法の開発(広島大学,松本)
16:00-16:30 ヘリ搭載レーザ・地上ビデオによる河川観測技術紹介(広島大学,椿)
16: 30-16:45 「モバイルブリッジ」の現況報告(広島大学,田中・有尾)
16:45-17:30 広島大学における気球を使った環境計測のとりくみ紹介(広島大学,作野)
17:30-17:45 総合討論
<9/1(火)>
9:30- 9:40 開会のあいさつ(広島大学,有尾)
9:40-10:00 おもしろ企画の計画案(広島大学学生,古川・近広)
10:00-11:00 基調講演 "Postbuckled Stability of Aerospace Panels with Torsional Buckling"
(英国Loughborough大学航空工学Andrew Watson)
11:00-11:45 空撮用ラジコンヘリの最新情報について(BIZWORKS,吉田)
11:45-12:00 総合討論・閉会式