Noriaki Shimizu, Nobuo Itoh, Hiroyasu Utiyama and Geoffrey M. Wahl. (1998)
"Selective Entrapment of Extrachromosomally Amplified DNA by Nuclear Budding and Micronucleation during S-phase."
The Journal of Cell Biology
(IF = 12.023), 140, 1307 - 1320. PubMed(概要)論文9に続き、DMを選択的に取り込んで形成される微小核の形成機構を検討した。その結果そのような微小核は、DNA合成を阻害する薬剤を低濃度で処理した際に誘導を受けること、および、がん抑制遺伝子産物p53が機能しないと強く誘導されるようになることが示された。さらに、微小核は従来細胞分裂終了直後に形成されると考えられてきたが、DNA合成期に核出芽様の構造を介して形成される機構も存在することを示した。