Nobuo Itoh and Noriaki Shimizu. (1998)
"DNA replication-dependent Intranuclear Relocation of Double Minute Chromatin."

Journal of Cell Science
(IF=7.250), Vol. 111, p3275-3285. PubMed
(概要)DMの細胞周期進行に伴う間期細胞核内での動態を検討した。FISH法と、画像解析を用いた統計的手法により、DMは、G1期には核周辺部に位置する傾向が強く、S期にDNA合成が始まるとともに、すみやかに核内部へと移行することを示した。G1期に核周辺部に位置することは、DMが細胞分裂期に特異な分配様式を示すことに起因することがこの後の研究で明らかになる。また、DNA合成にともなってクロマチンが核内部で動くか否かは活発な議論の対象となっており、そのような研究に影響を与えた。