親密な対人関係に関するアンケート 結果報告
作成日 2004年11月12日
<調査担当者>広島大学 総合科学部 山本絵理
親密な対人関係に関するアンケートにご協力いただき,ありがとうございました。一部ではありますが調査結果について,報告させていただきます。
| ○アンケートの目的 | ||
| 今回の調査の目的は,親密な対人関係を対人ネットワークとしてとらえ,個人の性差観及び,性役割態度は対人ネットワークの性差観及び性役割態度に影響されるのではないかという疑問を明らかにすることでした。 |
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| ○結果 | ||
| 第1回目調査時期:2004年5月,調査対象者:154名(男性61名,女性93名),平均年齢:18.9歳 第2回目調査時期:2004年7月,調査対象者:146名(男性56名,女性90名),平均年齢:19.1歳 |
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| ・ジェンダーに関する個人得点について | ||
| <平等主義的性役割態度スケール短縮版> 性役割について男女平等を信じる程度を測定しました。第1回目調査と第2回目調査で平均値に変化はほとんど見られませんが,男性よりも女性の方が性役割に対して平等的な考え方を持つ傾向にあるといえます。
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| <性差観スケール> さまざまな事柄や状況を性別に関連づけて認知する枠組みを測定しました。第1回目調査よりも第2回目調査の方が,男性と女性とは違うと認知する傾向が強いといえます。また,女性よりも男性の方が男性と女性とは違うと認知する傾向が強いといえます。
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| ・個人の持つネットワーク構造の変容について | ||
ネットワークの中での同性の人数が減少し,異性の人数が増加していました。男女共通して,近距離人数が増加し遠距離人数が減少していました。ネットワーク構造が変化したことが示唆されました。
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| ・ネットワークのジェンダーの変容 | ||
| <ネットワーク性役割> 『その方は,男には男の役割,女には女の役割があるという考えに賛成だと思いますか?』という項目に反対1〜賛成4で回答していただきました。全体として第1回目調査よりも第2回目調査の方が自分の周りの人たちは性役割を肯定していると認識していました。男女とも自分の周りの女性の人たちの方が,自分の周りの男性の人たちよりも性役割を否定していると認識していました。
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| <ネットワーク性差観> 『その方は,男と女は身体的な特徴だけでなく性格や気質や考え方も違うという考えに賛成だと思いますか?』という項目に反対1〜賛成4で回答していただきました。特徴的だったのは,女性回答者において,自分の周りの女性人たちは第1回目調査よりも第2回目調査の方が男性と女性は違うと思っていると認識していたことです。
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| ・個人の性差観とネットワーク性差観との関連 | ||
| 個人の性差観がネットワークの持つ性差観に影響を及ぼしていました。また特徴的な点として,女性回答者の性差観は自分の周りの男性ネットワークの性差観と同じ方向に変化していることが分かりました。 |
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| ○展望 今後はネットワークの中で行われているコミュニケーションの種類と個人の性差観および性役割態度,ネットワーク性差観および性役割態度との関連について分析,考察していきたいと考えています。この結果に疑問,質問などありましたら,以下の連絡先にご連絡ください。 |
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| <連絡先>担当者メールアドレスu1345132@hiroshima-u.ac.jp(担当:山本) 今後,よりよい研究になりますように努めてまいります。アンケートへのみなさんのご協力,本当にありがとうございました。 |