ニッポンの底力
出版社:講談社 価格:880円
日本はいま、経済的に綱渡り状態にあります。なのに、選挙のたびに「国民のために」と絶叫する政治家たちは、被災地から遠く離れた東京で「作業服を着る」ジェスチャーは見せたものの、相変わらず緋毛氈が敷かれた国会議事堂の中で、「お前が悪い」と罵声を浴びせあっています。(略)フクシマを「折り返し点」として、日本だけでなく人類文明そのものが大きく方向転換をする可能性すらあります。(略)そういう文明の「折り返し点」に真っ先に立たされた日本には、大きな使命があります。大げさに聞こえるかもしれませんが、それが比較文明学者でもある私の確信なのです。――<「はじめに」より>