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『夢実現念仏』
  年明けの風の集いでは、感謝念仏に加えて、新しい念仏が始まります。それをとりあえず、「夢実現念仏」と呼ぶことにしますが、凄くパワフルな念仏です。
 やり方は、感謝念仏と何ら変わりませんが、「夢実現念仏」では自分の夢が完全に叶った光景をありありと想像し、それを引き寄せるようにして、「アリガト」を称えるのです。
 「お金を儲けたい」ではなく、もう十分にお金が儲かった自分が悠々自適、楽しそうに暮らしている光景を想像するのです。そして困っている人を助けたり、有意義な事業に投資したりして、余ったお金を社会還元していることも想像してください。
 「病気を克服したい」でもなく、もう病気など忘却の彼方にあって、自分が元気いっぱいに働いている光景を想像します。その働く姿が、具体的であればあるほどよいのです。そして大声で「アリガト」を称えながら、その光景を自分のほうに引き寄せます。
 あまり関係がしっくりしていない家族や職場の同僚がおられたなら、その人と楽しげに、和気あいあいと語りあっている場面を想像してください。二人でにこにこと笑いながら、食事をしている姿も思い起こしてください。そして、「アリガト」と称えるのです。
 旅をしたい人は、憧れの国を旅している自分を、恋人がほしい人は、恋人と熱く抱き合っている自分を、受験生は、見事入試に合格して志望校のキャンパスで嬉々として学んでいる自分を想像してください。それを、「アリガト」の力で、思い切り自分の側に引き寄せます。
 これからの風の集いでは、前半の十五分を感謝念仏、後半の十五分を「夢実現念仏」の実践をします。きっと参加者の中から、積年の夢がまたたく間に実現したという報告が次々とやってくるでしょう。
 「夢実現念仏」は、もちろん一人でもできますが、大勢の人間が集まり、共に発声するエネルギーの中で、やったほうが効果は大です。ぜひ、そのことを風の集いで実感して頂きたいと思います。
 なお、「夢実現念仏」で見事に「歳末ジャンボ宝くじ」を当てた方がおれらましたなら、ぜひともその一部を『法然の涙』映画製作費としてご寄付くださるよう、今からお願いしておきます。(2011・12・12)
  

「撮影:香港の友人」