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『二つの高原ホテル』
   ついに「ありがとう断食セミナー」が、西日本でも開かれることになりました。場所は新幹線福山駅から、バスで一時間ほど北上した吉備高原にある神石(じんせき)高原ホテルです。
 お申込みは、すでにホームページ上で受け付けていますが、見渡す限りの丘陵地帯にある最高級ホテルです。とくに敷地内にある一万坪の日本庭園は見ものです。前泊すれば、本格的なゴルフや芝コートのテニスも楽しめます。断食中のSOHO禅も、その庭園にある純和風建築のお茶席で実践します。こんな理想的な環境が与えられるなんて、私自身、想像もしなかったことです。
 全国各地の「風の集い」会場も、とても雰囲気の良いところばかりなので、自分でも不思議に思いますが、やはり「ありがとう」の言霊が、おのずと「気」の良い場所を引き寄せてくれるのかもしれません。
 今回も、不思議なご縁が一つ一つ繋がって行き、最終的に神石高原ホテルに決まったのです。その経緯を詳しく書くと一編の短編小説になりそうですが、結論部分だけ言うと、数年前に、「観音曼荼羅」の額装をして永照院に届けてくださった表具屋さんが、今回、ありがとう断食セミナーを積極的に受け入れてくださったホテルの担当者の方と同一人物だったということが、後になって判明したのです。しかも、このことが、最後の最後になって判明した時、彼も私も、数年を経て再びの廻りあわせに大変驚いたのでした。
 実は最初の交渉のため、永照院からホテルに向かう途中、ずっと太陽の横に鮮やかな彩雲が見えていました。珍しい現象だなあと、車窓から眺めていたのですが、これは観音菩薩のお導きだと決めつけるのは非科学的かもしれませんが、やっぱり心情的にはそうとしか思えません。
 奇しくも「ありがとう断食セミナー」は、静岡県の御殿場高原ホテル「時之栖」と、広島県の神石高原ホテルという二つの高原リゾートホテルで開催されることになりました。年に四回は御殿場で、二回は神石高原町で開催する計画でいますので、こぞってご参加ください。
 6月6日発売の『日経おとなのOFF』や7月中旬発売の雑誌『ダーナ』にも、「ありがとう断食セミナー」のことが紹介されています。そのうち英語版の『TIME』や『NEWSWEEK』にも、肥満撲滅運動の一環として、世界各地で開催されている「ありがとう断食セミナー」が特集される日がやって来るかもしれません。
 私の人生では、時々、夢みたいな話が冗談のように実現することがあるので、これも存外、現実になるかもしれませんね。(2012・6・6)



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「秀嶺軒」


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