宋代史研究会研究報告集

Research Report of the Song History Research Group

 

 これまで7冊の報告集を発行してまいりました。

 

 発行所:株式会社 汲古書院

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研究報告集掲載論文一覧

  ※論文は目次順。編集委員については50音順。

第1集 『宋代の社会と文化』

発刊の辞

T 政治と経済

 石田勇作「唐・五代における村落支配の変容」

 友永 植「唐・五代三班使臣考──宋朝武班官僚研究 その(一)──」

 高橋芳郎「宋代の抗租と公権力」

U 人間と社会

 伊原 弘「江南における都市形態の変遷──宋平江図解析作業──」

 近藤一成「知杭州蘇軾の救荒策──宋代文人官僚政策考──」

 松本浩一「葬礼・祭礼にみる宋代宗教史の一傾向」

V 思想と芸術

 磯部 彰「大唐三蔵西天取経伝説の形成──唐・五代における玄奘三蔵の神秘化をめぐって──」

 土田健次郎「伊川易伝の思想」

 嶋田英誠「伝趙伯■「万松金闕図巻」について」 (■=馬+肅)

あとがき

☆1983年6月発行、4,800円

 編集委員:石田勇作・伊原 弘・近藤一成・嶋田英誠・津田芳郎・土田健次郎

第2集 『宋代の社会と宗教』

序言

T 思想と宗教

 市来津由彦「朱熹の「雑学弁」とその周辺」

 石井修道「宏智正覚と天童如浄」

 金井徳幸「宋代浙西の村社と土神──宋代郷村社会の宗教構造──」

U 法と制度

 古垣光一「宋代の官僚数について──真宗朝中期以降の人事行政上の新問題──」

 海老名俊樹「宋代の凌遅処死について」

V 人間と生活

 水野正明「宋代における喫茶の普及について」

 石田 肇「南宋明州の高氏一族について──高■・高文虎・高似孫のこと──」 (■=門のなかに亢)

 伊原 弘「宋代の士大夫覚え書──あらたな問題の展開のために──」

 Edward L. Davis “ARMS AND THE TAO: Hero Cult and Empire in Traditional China.”

あとがき

☆1985年10月発行、6,000円

 編集委員:石田勇作・伊藤宏明・伊原 弘・小林義廣・近藤一成・津田芳郎・土田健次郎・長谷川誠夫

第3集 『宋代の政治と社会』

序言

島居一康「宋代の上供米と均輸法」

小林義廣「宋代の「諭俗文」」

石川重雄「宋代勅差住持制小考──高麗寺尚書省牒碑を手がかりに──」

長谷川誠夫「『嶺外代答』の著者、周去非の仕歴について」

Joseph P. McDermott, “At the Circumference: Land Tenure in Sung K’ueichou.”

中国宋代研究文献目録(1983−1986)

中国宋史研究会会員表

あとがき

☆1988年5月発行、5,200円

 編集委員:石田勇作・伊藤宏明・伊原 弘・小林義廣・近藤一成・土田健次郎・長谷川誠夫

第4集 『宋代の知識人──思想・制度・地域社会──』

序言

T 思想の構造

 土田健次郎「王安石における学の構造」

 吾妻重二「重層的な知──朱熹窮理論の位相」

 市来津由彦「南宋朱陸論再考──浙東陸門袁燮を中心として──」

U制度とその運用

 平田茂樹「元祐時代の政治について──選挙論議を手掛かりにして──」

 石川重雄「宋元時代における接待・施水庵の展開──僧侶の遊行と民衆教化活動──」

V 知識伝播の様態

 遠藤隆俊「宋代蘇州の范氏義荘について──同族的土地所有の一側面──」

 小島 毅「福建南部の名族と朱子学の普及」

 金井徳幸「南宋の祠廟と賜額について──釈文■と劉克荘の視点──」 (■=王+向)

 森田憲司「『事林広記』の諸版本について──国内所蔵の諸本を中心に──」

☆1993年1月発行、8,000円

 編集委員:市来津由彦・小島 毅・土田健次郎

 

第5集 『宋代の規範と習俗』

序言

T 規範と秩序

 川村 康「宋代復仇考」

 平田茂樹「『哲宗実録』編纂始末考」

 小島 毅「朱子の克己復礼解釈」

U 地域と支配

 柳田節子「宋代郷原体例考」

 青木 敦「ポスト・ワルラスからのアプローチ──要素賦存・労働力配分・時代区分論──」

 金子泰晴「荊湖地方における岳飛の軍費調達──南宋湖広総領所前史──」

V 文芸と習俗

 宇野直人「歴代七夕詩の変容と柳永の「二郎神」詞」

 大塚秀高「瘟神の物語──宋江の字はなぜ公明なのか──」

 岡本不二明「宋代話本「陳巡検梅嶺失妻記」の再検討」

☆1995年10月発行、7,000円

 編集委員:青木 敦・石川重雄・金子泰晴・川村 康・戸田裕司・平田茂樹

 

 

第6集 『宋代社会のネットワーク』

序言

T 視点と課題

 平田茂樹「宋代の朋党形成の契機について」

 小島 毅「思想伝達媒体としての書物──朱子学の「文化の歴史学」序説──」

 遠藤隆俊「宋代における「同族ネットワーク」の形成──范仲淹と范仲温──」

 川村 康「宋代「法共同体」初考」

 金子泰晴「宋代流通史におけるネットワーク論の効用──市場・商人・情報──」

U ネットワークの諸相

 久保田和男「宋代に於ける制勅の伝達について──元豊改制以前を中心として──」

 岡 元司「南宋期科挙の試官をめぐる地域性──浙東出身者の位置づけを中心に──」

 浅見洋二「距離と想像──中国における詩とメディア、メディアとしての詩──」

 高津 孝「東坡の芸術論と場の性格」

 市来津由彦「朱熹・呂祖謙講学試論」

 須江 隆「福建■田の方氏と祥応廟」 (■=くさかんむり+甫)

 古林森廣「宋代における長江舟航の実態」

☆1998年3月発行、12,000円

 編集委員:遠藤隆俊・金子泰晴・川村 康・小島 毅・戸田裕司・平田茂樹

 

第7集 『宋代人の認識──相互性と日常空間──』

◇ここ数年で本格化した「地域社会」研究に対する宋代史研究会の提言は、「宋代及びその後の時代の人たちが、現代のわれわれが地域と呼称する領域分野をどう認識していたのかを解明すること」である。宋代に生きる人々の中から特定の固定空間を抽出するのではなく、彼らが自分の周囲をどう「認識」していたか、それぞれの人物に寄り添う背景をも取り込んで、そうした全体像としての「空間」を描き出す試みである。 
 宋代人が認識した流動的で複雑な性質を帯びた「場」としての日常空間と、多くを精神的「つながり」によりながら確固として干渉しつつ共生する相互性の二面で捉えた各分野からの言及は、括られる地域概念の柔軟性そのものをも提示する。
◆総論より
 史料と真剣に対峙した時、その史料に色濃く刻印されている「日常空間」を浮き彫りにし、しかも、それらがどこにおいてもさまざまな思惑や視線が絡み合った複合体として構成されているという事実を論証することこそが、われわれの目的である。

(総論)
 岡 元司・勝山 稔・小島 毅・須江 隆・早坂俊廣「相互性と日常空間−「地域」という起点から−」

1 日常空間の諸相
 須江 隆「祠廟の記録が語る「地域」観」
 前村佳幸「烏青鎮の内部構造──宋代江南市鎮社会分析」
 鈴木陽一「浙東の神々と地域文化──伍子胥、防風、錢鏐」
 勝山 稔「白話小説に現れた「近隣」という地域について──都市における婚姻環境の変化を手掛かりとして──」
 緒方賢一「家訓に見る宋代士人の日常倫理」

2 相互性の諸相
 早坂俊廣「「■学」・場所の物語」  (■=矛+攵+女)
 田中正樹「蘇氏蜀学考──出版から見た蘇学の流行について──」
 市来津由彦「地域に生きる士人と朱熹思想──朱熹五、六十代の門人、交遊者達──」
 岡 元司「南宋期の地域社会における知の能力形成と家庭環境──水心文集墓誌銘の分析から──」

☆2001年3月発行、9,000円

 編集委員:岡 元司・勝山 稔・小島 毅・須江 隆・早坂俊廣

 

 

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