2002年9月25日
September, 9月


8月の終わりになるとテレビのコマーシャルは一斉に「Back To School Sale」、つまり新学期のための売り出しの宣伝に切り替わり、子供たちは渋々学校へ。
あれほどにぎわったFalmouthのビーチなども急激に人はいなくなり、かわりにビーチには週末ごとのStormで運ばれてくる海草などが汚く残っているだけ。さすがのアメリカ人もバカンスはおしまいという雰囲気です。研究所にも新しい院生なども増えてきました。

さて日本ではまだ9月は夏休みでしょう。学会の季節でもあります。大学院の入試は早まる傾向があるようですが9月にあるとことも多いようです。

なんと言っても9月といえば昨年の同時テロの1周年。こちらではSeptember 11thのAnniversaryということで、その前後はテレビは多くの特集番組をやっていました。最近ではイラクへの攻撃やなんやらとまた焦臭い話題が上ってきていますが、できれば平和に日々過ぎて行ってほしいと思っているのは平和ボケした日本人の言うことでしょうか?

9月末で私の留学も半年が過ぎようとしています。相変わらずひどい英語で自分でもなにを言っているのかよくわからないような会話を繰り返していますが、でも

・買い物や食事にもなれてきて、ほしい物は買えますし、探せないときは店員さんに聞けるようになりました。
・レストランでの支払いの時にドキドキすることもなくなりました。
・車でボストンへ日本食を買い出しに行くことも覚えました。
・電気代や電話代などを支払うときのチェックもさらさらと流暢に書けるようになりました。
・郵便局や銀行での所用もスムースにこなせるようになりました。

さすがに6ヶ月も過ごせばなれてくるのだなと思っています。

それにしても慣れないのは英語。先にも書いたとおりへたくそなまま。
特に語彙が増えません。その中でもしゃべるのに使っている単語の種類はほとんど変化なし・・・。なんとかなりませんかね....

仕事は一酸化炭素の光化学的発生から、二酸化炭素の光化学的発生にシフトしました。二酸化炭素の光化学的発生のグラントがあたり、そちらの仕事の立ち上げが忙しくなりました。
それにしても感じることは海洋中の光化学の研究に関してアメリカはかなり進んでいる!!日本では我々のグループや大田先生のグループのみといったようところですが、こちらでは何せこの分野の研究者がい多い。私のボスを初めとしたZの人々、MopperやMiller、さらには第二世代のBloughやKeiber兄弟などなど。またそれぞれのグループには多くのポスドクや院生がいます。さらにはこれらの研究者は結構みんな顔見知りという感じで情報交換も盛んなようです。
これらの一角にくい込もうと意気込んでやってきましたが、なかなか世の中は広く、大変なようです。

いずれにしても、がんばらなくてはいけません・・・




2002年09月25日




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