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大小2種類の粒子の同時計測

図 8.4: 大小2種類の粒子の同時計測
\begin{figure}\begin{center}
\psfig{file=images/fig-8.4.eps,width=100mm}\end{center}\end{figure}

画面内の2種類の直径の異なる粒子の個数を同時に計測する問題に提案手法を 適用した。データとしては無作為に生成した2種類の粒子を含む画像を用いた。図 8.4に入力画像の例を示す。40枚の画像を学習データとして、重回帰 分析により最適な結合係数 $A$$25 \times 2$ 次元)を計算した。この場合、教 師信号としては、 $\mbox{\boldmath$z$} = (\mbox{大きい粒子の個数},\mbox{小さい粒子の個数})
^T$ を用いた。係数 $A$ を用いて粒子数を推定すると、例えば、画像 (a) に対して $\mbox{\boldmath$y$}=(4.10,5.88)^T$、画像 (b) に対して $\mbox{\boldmath$y$}=(3.09,0.888)^T$、画像 (c) に 対して $\mbox{\boldmath$y$}=(1.97,3.02)^T$ であった。量子化ノイズにもかかわらず、十分よい 結果が得られている。



Takio Kurita 平成14年7月3日